2010年12月6日月曜日

スウェーデンでキムチを作る。


日本人がスウェーデンで韓国キムチを作るのにタイの食材を使う、という話。

キムチが突然食べたくなってしかたがなくなった。
突発的衝動にかられるのはいつものことだが、ちょっとハードルが高いものになぜか魅力を感じるのはなぜだろうと思う。

スウェーデンには韓国人はとっても少ない。(たいがいはアメリカへ行くのかしら?)
数少ない(ってか一人だけの)同じ学校の生徒である韓国人のおばさんに聞くと、一軒だけストックホルムに韓国食材店があるという。
前もって仕入れていた知識の中でもっともキーとなりそうなのが、「アミ」であった。「アミ」というのは、キムチ作りにかかせない小エビの塩辛(塩漬け?)で、これがないなら、エバラ「キモチの素」で作ろうがハラペーニョで作ろうが私にとってはどうでもいいキムチになる。
いそいそ出かけて行くが、やはり高い。一キロのアミで約1500円。ってか一キロもさすがに使わない。

そこで考えた。結局、海鮮の塩漬けならいいわけだろうが、と。
幸い、ストックホルムにはたくさんの中国食料品店がある。何か代用品になるだろうと出かけて行く。
ちなみにその日、学校で中国人に「韓国のキムチという乳酸食品を作りたいのだが、何か変わりになる物はないかしらん?」と聞いてみた。
まあお互いのスウェーデン語のレベルと、キムチの知名度からすると、期待した答えが返ってくるわけないのだが、
結局「中国人は料理にイースト菌は使わないよ♪」という答えに達した。(笑)ひとつ勉強になった。(笑)

乳酸菌って、なかなか説明が難しいですな…。私の推測では、中国の腐豆腐ってんですか?あれが代わりに使えないかなと思っていたんですが、勇気がなく。しかし、それ以上にいいものをその中国食料品店で発見した。それはタイ人が料理に使う「シュリンプペースト」なるものである。原材料を見ると、「エビと塩、以上。」みたいなことになっていたので、購入してみた。25クロノール、約300円程度。ニラも発見、即購入。

翌日は大根を探して、中心街へ出た。売っていそうなマーケットにはなかったが、有名デパートの下に入っているスーパーマーケットで偶然発見!さらに「ナシペアー」と書いてある「頭痛が痛い」的な二十世紀梨ぽいものも購入。キムチに入れたい。半分試しに食べてみたが、甘みがなくて実に残念な梨であった。キムチにはいいかも。

そして今日、いくつかのサイトを参考に、ヤンニョム(キムチの素)を作ってみた。なかなか味もよろしく、「シュリンプペースト、全然使えますって奥さん!!」と勧めたくなったので試しにダーリンに勧めてみたが、やっぱこういう時にこの価値を共有できないもの悲しさを感じます。まあいいや。(笑)

そして今夜一番楽しい「白菜にヤンニョムを混ぜるパーティ」(韓国ではこれをキムジャンと言うらしい)を独りでやった。(笑)全然パーティじゃないが、仕方ない。ぷくっと少しあぶくが出てたので、多分発酵していると思われ。発酵じゃなかったら腐敗なだけの話だが。(笑)

3日程度で様子をみて試食しようと思う。キムチチャーハン食べたいよ〜!!

2010年12月2日木曜日

どこが問題か。

今日やっと、2週間前に発送したというヘミシンクのCDが郵便局に届きましたよ、という通知がきた。
すっかり忘れていたのだが、アメリカから何かを買って送ってもらうと、関税を取られる。

その関税が約4千円(25%)なのには参ったっす。あまりに狼狽して、ついダーリンに口ばしちゃった!秘密にしてたのに!!

その後、小一時間問いつめられるのですがが(笑)、問題は「秘密で何かを買った事」でもなく「CDごときに1万5千円も払うなんてアホか」と。(笑)

一生懸命説明したんですが、やっぱり「信じてない」人には「だまされてる」としか思えないんでしょうね。私としては「だまされたい」わけでありますが…。ダーリンが私が「離脱がんばるよ!」って言ってたの実は全然本気にしてなかった事がわかって、ちょっぴりしょぼん。

でも、話をしているうちに、そのCDは一枚ではなく、セットが2つであること、しかも1セットはCD4枚組であることがわかったとたん…


「まあ、買い過ぎだとは思うけど、CDとしては普通の値段だな」


で、終了。ってか納得したようです。…良かった、分かってくれて。(汗)

1枚のCDがすっごく高いと思ったようです。いえいえ、送料30ドル込みですよ!!

これで安心して「関税たけえ〜〜〜〜〜!!」と叫べるな。よし。(笑)

2010年11月21日日曜日

Jag sjöng och vara Tvålare.(歌った&石けん屋?)


気分的にはほとんど毎日ネットを見てたのであんまり感覚ないんですが、
そうとう空けてましたね、ブログ。忘れられてるな、絶対。
タイトルはスウェーデン語で「私は歌った、そして石けん屋(?)」
〜areというのは、動詞の後につけて「〜屋さん」みたいに職業に使うんですけど、Tvålare(私の造語、石けん+〜屋)って言葉が気に入ってます。ダーリンは今日Bakare(パン焼き屋)、私はTvålare(石けん屋)。いいでしょ。

さて、ダーリンが退院してから約2週間。自宅療養を経て、明日から出勤です。ずっと家にこもって羨ましいな〜なんて思うけど、まだ傷が痛んだり、ちょっと外出するとすぐ疲れて顔色が悪くなるのを見ると心配になります。その分家でパンを焼いたりして、なかなかアクティブに過ごしています。さっすがダーリン!

さて、めっきりクリスマスムードな世の中ですが、私もクリスマスソング作りました♪ダーリンに録音をしてもらいました。
何げに初めてのクリスマスソングです。わお。しかもスウェーデン語!!
これは、毎年スウェーデンのウクレレ仲間達が作っているクリスマスカレンダー(毎日開けてお菓子を食べるカレンダーみたいなやつのウクレレソング版です)に使ってもらうためのもの。きっとこれがなかったら、私も3日でオリジナルソングを作ろうとは思わなかった。ウクレレ仲間に感謝です♪

おとといまで迷ってたけど、年に一度だけのチャンス!と思い立ち、昨日作曲作詞して、今日録音して、明日仕上げ。子供が歌ってるみたいにしてみたんだけど、逆に音痴だって疑われそうな壊れっぷりです。もう少し上手に歌えば良かったな〜。恥ずかしい。簡単なコード、簡単な演奏。でも全然楽しい。楽しいって思えてる自分が嬉しい。これで、いい。クリスマスカレンダーはできたら、ネットで聞けます。またアナウンスしますね、ここで。


さて。最近また石けん作りが再燃しておりまして、クリスマスソングと平行して、石けんをつくりました。
スウェーデン、意外に「お」と思う石けんがないです。みんなボディソープ使ってます。ちょっと凝ってると、めちゃ高いし。

で、写真はさっき切り分けて乾燥中の石けん達。どどめ色(笑)のは緑茶入りです。以前に作ったときのように、酸化して油臭くなりませんように…。

色々調べると、材料をネットで購入してる方が多いみたいなんですが、そこまでこだわりがないし、売る気もないので、
「身近で買える品で作る」をモットーに、スーパーなどで買った油でシンプルな石けんを作りました。

石けんを作りには、苛性ソーダという劇薬が必要らしく、そんなのスウェーデンに売ってんの??と疑ってましたが、ちゃんとした純度のものが街で普通に買えました。手に取って買えたので、なんとなく安心。パーム油などもお店で買えたので、オリーブオイルやひまわり油だけでない、固めの石けんができそうです。なんだ、スウェーデンでもがんばれば買えるじゃん。何でも買い物は日本の方が上と思っていた私としては目から鱗。素敵なデコ型(ちゃんと石けん用!)も見つけたので明日購入予定。当分楽しめそうです、異国の石けん作り。と、ウクレレ。(笑)

2010年11月3日水曜日

ダーリンが入院しちゃった。

先週、市場で買って来た「カンタレール」というきのこを食べたあと、ダーリンが腹痛を訴えました。でもそのとき、私もダーリンも「きのこのせい」とは考えなかったので、「繊細なダーリンがかわいそー」ぐらいにしか思っていませんでした。

そして週末、懲りずにまた同じきのこを買って来て、今度はきのこパスタを作ってウマウマ二人で食べました。
しかし、その夜、ダーリンは異常なほどの腹痛を再び訴えます。

その時、二人して「ああ〜きのこだね」と思っていました。というのも、ダーリンがネットで調べると、このきのこの様に「食べられる種類でも冷蔵庫に入れないで置くと食あたりの原因になる」と書いてあったのを見つけたから。

しかし、翌日になっても痛みは収まらず、しかもきのこにあたった時には必ず起きる「下痢」がまったくない。結局翌日の夜9時になって「病院に行って見よう」ということになりました。

この決断は、今から考えると非常に遅い決断なのですが、しかたありません。

スウェーデンの病院がいつもそうなのかわかりませんが、待つ事待つ事待つ事…。受付から3時間半後、夜中の1時に医者に症状を話すと、その時点で入院決定。私だけ帰されました。その時にようやく私たちは気づきました。「これはきのこにあたったんじゃないぞ。」と。

アホな夫婦です。本当に。でも、ダーリンも聞けばここ30年は医者の世話になっておらず(定期検診以外)、私もまさか



とは思わず、「同じもの食べて私だけピンピンしてるなんて、私の腹ん中にサナダくんでもいるのかしら?」と思ってたほどでした。結果は、胆のうのできた胆石がホイホイいたずらをして、ダーリンを苦しめていたんです。まさに「酒好きの中年太りなおっさん」がなるにふさわしい病気でございまして、一瞬この満場一致ぶりに惚れ惚れしたんですが(笑)ともあれ、入院&手術です。

かわいそうなダーリンは一日中痛みと戦いながら、点滴食で手術を待っています。手術も順番がいつになるかまったく読めず、「今なんの時間??」とずっと思いながら、今日一日病院で、うとうとするダーリンのベッド脇で過ごしました。

しかし、いつもいびきがうるさい!!と言いつつ、いざ独りで寝る時の寂しさと言ったら…。さらに、独りになると、とたんに食がどうでもよくなる私。適当なものでおなかを膨らませてごまかしちゃいます。夫婦仲良く食卓を手作り料理で囲める、平凡で幸せな日々に感謝するべきなのだと心から思います。今度は「きのこ抜き」で。

いまはただ、ダーリンの手術をヤキモキしながら待っているだけです。早く良くなっていつも通りいっぱい嫌みを言ってくれますように。

2010年10月14日木曜日

朝日新聞の投書について。

私は知らなかったのだが、今夏、朝日新聞の投書欄にスウェーデンに住む日本人から「スウェーデンは理想郷じゃない」とかいう投稿が載ったとして、だいぶこの件についてやきもきした方々がいたようである。

ネットで検索してみると、本文も見つかり、なかなか厳しいことをつらつらを書き綴っているようである。
「スウェーデンは日本人が思うほどいいとこじゃない」と思う理由をたくさん書いているのだが、私はこの投書に対して、なんだか他の人とは別の違和感を感じた。

誰がどこで何年暮らし、どのように感じているかなんて私の知った事ではなく、自由に討論すればいいと思う。私の感じた違和感は、別のところにある。


まず、なぜ日本のメディアは周期的に「スウェーデンはいいところ♪」と唱えるのか。それは、政党が練りに練って「消費税」を上げようとしている時だけである。

このブログを読んでいる人が知っているかどうかは知らぬが、スウェーデンは福祉国家として有名で、さらに当時に非常に高い消費税でも有名である。私の見方では実にシンプルで、「スウェーデンみたいに素晴らしい福祉国家にするには、スウェーデンの様に消費税を上げることが不可欠なのですよ、ミナサン!!」とマスコミが政党に頼まれて垂れ流ししているだけなんである。実にシンプル極まりない理由なんである。

この新聞に投書した方を私は知らないけれど、13年スウェーデンに暮らしているということは、この13年間マスコミによってどのように国民が洗脳されてきているのか、またどういう情報操作によって「スウェーデンが理想郷♪」という情報を得ているのかリアルタイムで感じ得ることはできなかったはずだ。


これは推測でしかないが、13年前、その方は他の日本人と同様、特に意識することなく「スウェーデンは理想郷♪」というマスコミからの洗脳イメージをそのまま脳の中にキープし、日本での暮らしに満足したまま渡瑞。そして実際のスウェーデンでの生活の「現実」に苦しみ、そして帰国するごとに、洗脳された日本人の「スウェーデンが理想郷♪」というイメージ攻撃に苦しんで来たのではなかろうか。

これを掲載した朝日新聞の意向は、単に「スウェーデンは理想郷じゃないらしい」と言いたいのではなく、「私たちはマスコミであるけれど、こういう政党からの情報操作にちょっとばっかり反抗してるんですよ。どうよオレたちやっぱすごいでしょ。」という態度を見せたいがため、という見方はできないだろうか。投書欄はこういう意味で実に便利なツールなのである。

ある意味、こういった投書を利用する朝日新聞も同罪なのだが(どこと同罪なのかは自分で考えてね♪)、それにしても、この投稿者がどういった意向でこの記事を投稿したのか聞いてみたいものだ。よっぽど純粋な心の持ち主なのだろう。私のようにうがった見方をしないだけいいともいえるが、その為に長年苦い思いをしてきたのなら、さっさと物事をもっと俯瞰で見ように練習した方がいいと思う。

自分が見たものが、スウェーデンの全てとなぜ言えるのか。なぜ自分を物差しに使えるのか。そういうものの見方しかできない人は、外国で暮らすにはとても辛いと思う。かくいう私もよくスウェーデンは…と文句をたれるが、新聞に投書して自己主張するほどのものでもない。私みたいに柳腰でしなしな受け身で生きているような人間は、適応力があって実にストレスフルだ。ノートの大きさが違うだけで文句たれるくらいでのう。(笑)
それだって、慣れれば今のサイズの方が快適に思えるほどだ。

今、ここで一言言うならば、「スウェーデンはスウェーデン人にとって文句を言いながらも住みやすいところで、日本は日本人にとって文句を言いながらもやっぱり住みやすいところだ」と言いたい。私?どっちも住みやすいですよ。なぜなら私は俯瞰で見られるから。(笑)

自慢がオチなんてイヤらしいですな〜。

2010年10月13日水曜日

Det räcker(Original Swedish song)



自動的にこうしてブログにリンクできるんですね。知らんかった。
とりあえずここもご無沙汰だったので、ゆるい動画をお楽しみください。(笑)

2010年9月21日火曜日

略してきのこ踊り。(笑)


先々週の土曜日、また懲りずにきのこ狩り。
今度は二回目の場所とあって、結構要領よく食べられるきのこを取ることができた。
しかも、本当に微妙なきのこの違いを見分けられるようになった私たちは、「あれって実はイエローマーク(微妙な線のきのこ)ではないか?」と、今までとったきのこの間違いまで発見できるようになっている。

ああ、多分前半の乾燥きのこは食べられないかもなあ。

と言いつつ、またもやカリフラワーきのこを発見!!今度はちゃんと調べてみたが、日本では「ハナビラタケ」と呼ばれ、希少種らしい。
うほっ♪希少種、しかも美味いのが1.2キロも取れてしまった。

ネットの説明とおり、松の木の根元にぐわっと咲いている。正に「ぐわっと」。この種のこのこはなぜか他のきのこにいる虫達がいない。不思議なくらい。もちろんこのきのこを隠れ家に使っていたゲジゲジを4匹も(!!)見つけて腰を抜かしたが、特に食べられた形跡もなく「人間様は虫も食わないきのこを食べる」と陰口をたたかれている気分になった。

その日の夕食はきのこと鶏肉のホワイトシチューという、またまた太りそうに美味いメニューでご機嫌。当分きのこ狩りはやめられそうにない。

次の日曜日、日本人会が盆踊りをやるというので、いそいそと着物を着て出かけた。「いそいそ」とは名ばかりで、着物とは汗をかくための服だと思い知る。体型補正(ずんどうにするため)で汗汗、帯締めで汗汗。

最後には「この腕があと90度曲がったら帯がしっかり止まるんだけどなあああああ!!」的な非常にいらだつ行程を経て、だらしのない着物が完成。ああ。でもしょうがないの。

途中、ダーリンとちょっとケンカして、気分最悪で現地に到着すれば、実はその周りの美術館でのイベントの一環と知る。知ってれば、もっと他のも見たかったのにな…と思いつつ、微妙な「東京音頭」を4回転分を楽しんだ。

今思い起こせば、近所の盆踊りには、「必ず」踊りの美味いおばさんたちがいた。子供のころは浴衣を着るのと屋台で何か買うのが楽しみだったから、必ず盆踊りには足を運び、見よう見真似で踊っていた。

今回の盆踊りは「東京音頭だけ」を4回も踊ったので、いい加減飽きてしまい(ちゃんと踊れないくせに)夜になってYOUTUBEで検索してみた。探せば探すほど、幼い頃の記憶がよみがえり「東京音頭」「大東京音頭」「炭坑節」「まんまる音頭」「オバQ音頭」「どらえモン音頭」あたりをよく踊っていたことを思い出した。

しかも、日曜日の東京音頭の振り付けは、ちょっと間違っていたかもしれない。もちろん振り付けは地域によって違うとおもうので何ともいえないが、待ってる回数(踊らず歩くだけ)が多かったし、上とも前とも言えない微妙な位置の腕がまたサスピシャスマインドな感じで…。

YOUTUBEでかっこいい踊りを見せてくれる「日本民踊」(日本舞踊ではなく)のセンセーが中野にいるらしいので、次回日本に行った時に習ってこようかと思う。たった一人でもちゃんと踊れる人がいれば、その人を見ながら100人は踊れる。近所の盆踊りのおばちゃんたちを今更ながら尊敬しつつ、そのおばちゃんのひとりになりたいと夢見るAYAなのであった…。来年はがんばるよっ!

2010年9月6日月曜日

スウェーデンの森をお散歩&きのこ狩り!




スウェーデンは森がいっぱいあるとこですが、きのこもいっぱいあるとこです。(笑)
先日、こちらの日本人会の主催でキノコ狩りに参加しました。

実は最近学校で日本人を「発見」したのですが、どうも前回同様(?)日本人とそんなに親しくなりたくないようで…。せっかく友達ができるかも!と思ったのに、ぬか喜びでした。

なので、最近マイブームになりつつある「キノコ狩り」をしかも日本人の方々と…!!と思うと、興奮して眠れない子供の頃の遠足を思い出して苦笑い。

当日はそんなにベラベラいっぱい話はしなかったけど、とっても楽しかったです。とりあえず顔見せはできたかな〜という感じ。でもきのこ狩りはもう3回目。ともなると、見る目も肥えて来て、探し方とか、ある程度のチェックとかはできるようになって二人してキノコバスケット山盛りになるまできのこを取りまくりました。

余談ですが、ダーリンは「ポニョ」が少しだけ歌えます。(笑)
「ポーニョポーニョポニョ魚の子〜♪」

魚の子を覚えたダーリンは「きのこ」も木の子だということを説明。
すると、「スヴァンプ(きのこのスウェーデン語)スヴァンプスヴァンプ、スヴァンプ〜のこ〜♪」と歌いだした。ああ、確かに。

さらに…私のママンはさちこというのですが、
「あーやあーやあや、さちこのこ〜♪」だと!!

これには参りました。降参。

というわけできのこ。最後にはとっても美味しいと言われたもじゃもじゃのカリフラワーみたいなきのこも偶然ゲット!これは大層羨ましがられましたよ。なぜかすでに切り取られたあとが。誰かが気持ち悪がって捨ててしまったのでしょうか?確かに見た目は気持ち悪いけど、美味しいと聞けば黙っておいてく訳にいくめえ。

偶然にも他の場所でも見つけたので、あわてて一緒に見つけて譲ってくださった方にも半分になるようお裾分け。っていうか、一緒に見つけた時点でなんで半分こにしなかったのか、未だに後悔。こういう細かいところで浅ましい自分が嫌い。こういうことになると、あとで全部あげてしまったとしても、気持ちが晴れない。人生後悔しかり。

といいつつ、その夜の夕飯はきのこパスタ。そのカリフラワーきのこで。すっごい美味しかった!!ダーリンの腕もさることながら、きのこ本来の美味しさと私の「ちょっと醤油足すと旨味が増すよ」の一言で通常の3倍くらい美味しくなりました。

他のきのこはすべて虫チェックして細かく切り、乾燥きのこと冷凍きのこに分けて保存。冷凍きのこは確実に虫がいないきのこを選び、あやしいきのこは乾燥に回します。きのこが乾燥してくると、虫が外にわらわら出てくるので、それを箸で根気よく取る。虫が苦手な人はきのこ狩りには向いてないですな。

収穫写真を撮るのを忘れたので、乾燥中のきのこと基本のきのこ狩りセットの写真はいかが?


…スウェーデンの森は、陽が差すとまさに妖精が住んでいるような美しさで、私がもう少し痩せてたら、白いワンピースでも着て何かCDのジャケットでも撮りたい気分だったけど、(笑)それはあくまで見た目だけであって、実際は大量の蚊で、とても白いワンピースの気分にはなれない。以前に一応それなりの格好はして行ったんだけど、スパッツの上からも蚊は差しまくり、顔(初めて顔を蚊に刺された)と指先をたくさん差されました。そのかゆさといったら!指輪が痛くて外さざるをえないほど指が腫れていました。

なので、今回は長靴、ジーンズ、長袖、フード、顔を覆うマスク、眼鏡(近視が進んでいます)のパーフェクト怪しい人。髪の毛も何かダニでも着くと嫌なので、まったく外に出さないようにするのがポイント。森に居る時ばかりは、まるで「日差しの強い海外に旅行に来た紫外線が大嫌いな黒ずくめのおばさま」の気分がよくわかる。見た目関係なし。あとで何週間もかゆさが続いて腫れるよりずっとマシ。

来週はまた日本人会のイベントで、着物を着られる機会ができました。これも本当に嬉しい限り。いそいそと着物を出しては眺める毎日です。また時間があったらブログに書きたいです。

2010年8月26日木曜日

幸せ慣れ、に気づいて感謝する。


私のダーリン(はあと)

さて。ちょっと、スウェーデン在住の方のブログとか読んでみると、実に面白くスウェーデンの事を紹介していますね。私も思わず「いいところだな〜行ってみたいな〜」なんてぼーっと考えて「はっ!!ここ行った事あるじゃん!!」などと気づいて驚く事があります。(笑)

意識しているかしてないかわからないけれど、私はこの国スウェーデンに慣れようとしてるからか、
よくよく考えるとそれってとっても日本じゃ非常識と思われることでも、単純に受け止めてしまって日常に取り込んでしまいがちな気がします。

そんなスウェーデンにどっぷりな中でも、最近学校で「はっ」としたこと。

今私は、スウェーデンの移民の為のスウェーデン語学校(SFI)に通っています。レベルはCクラス。まだまだ基本的なところから抜けられません。動詞の活用を覚えたり、病気の種類の名前を勉強したり。以前「インテンシブクラス」という難しいクラスに通っていた時はすでにこのレベルは通過した後なので、「こんなことも分かってないのに次のクラスに行くテストなんて受けられるか!」と、地道に毎日勉強しています。

今のクラスは先生が突然変わったり、毎週新しい生徒が入ってきたりと、なかなか進め方が難しいのですが、きっと生徒自身が「もうこれやったし、最近授業に飽きて来たな〜」と思うようになったら次のステップに行くことを考えればいいのかな?と気軽に考えています。というか、誰も私のレベルが今どこどこで、どのくらいの速度でどこにとどまっていればいいのか、なんて誰も教えてくれません。自分で考え、自分で選択。私は、自分で「もっとゆっくり勉強する」ことを選んだので、満足していますけど。

で、ここからが本題(笑)毎度長くてすみません。

今のクラスには、モロッコから来た人が2人、イラクから2人、ポーランド人が一人、スペイン人が2人、あと時々しか来ない人たちが数人います。このモロッコ人とイラク人はイスラム教徒なんですが、普通に「スェーデンでレストランに入ったことなんてない」とか「100%自炊」とか「お酒はまったく一滴も飲みません」とかさらりと言ってのけます。

何が良くて何が悪いのか、けして比較はできませんが…。スウェーデンに来てスウェーデン料理を食わんで何を食うのか。
彼女らは、ハラルミートと呼ばれる、ナムナムした後殺した肉しか口にできないので、そういうレストランを探せないんだそうで。スウェーデンでは、普通のスーパーマーケットにもハラルミートはもちろん、アラビックな食材がいっぱい売っています。ちょっと小躍りしちゃうような、怪しげな缶詰がいっぱいです。
でも、彼女らは、スウェーデンミートボールはおろか、スウェーデンのおいしいビールも飲まないし、野外レストランでまったり…もしないわけです。

これにはちょっとショックを受けた日本人のAYAさん。そういえば、私、見た目はアジア人だけど、スウェーデン人の旦那がいるせいか、やることはいたって地元民化しています。まるで家猫が自分のことを人間だと思っているかのような…(汗)そんな家猫AYAさんだけに、あんな上手いものを食わないでスウェーデンに居て何が楽しいのか?と、ものすごいギャップを感じるわけです。

しかも、前のクラスのインド人のアスミダ同様、男性は一切家事をしないので、料理もお掃除も選択も全て女性がやるそうで…。人間「慣れた」ことから離れることに苦痛を感じるらしいので、何でも「慣れれば」、それがちょっと大変なことであっても本人にしてみれば、楽でぬるま湯なのかもしれません。特に宗教がらみは、そこからはみ出さない事が安心と豊かな人生とに直結しているので半端じゃありませんしね。あくまでどれが良くてどれが悪い、は比較できないし。

私なんか、基本ダーリンの方が料理が好きだし得意なんで、私が日本食を作る以外、ほとんどダーリンが料理します。時々お外に食べにもいくし。さらに先日念願の食器洗浄機を買ってしまったので、もうお皿を洗う手間もありません。じゃあ一体AYAさん何してる訳?というと、私は「自分であることをキープしている」って感じですか。(笑)ああ、完全甘えの思考ですな。

私たちは多分子供を作らないので(親はハーフのかわいい赤ちゃんを期待してますが…)自分たちの時間を自分たちに使えます。私としてはヘミシンクをもう少しマスターして、あっちの世界でもう少し役に立つことをしたいとは思っているのですが…。

今、今後どういう仕事をしようか、考えています。ダーリンは仕事をすることを目的にしなくていいと言ってくれたので、血眼で仕事を探さなくていいのでほっとしています。私は自分が恵まれていることを分かっているし、だがしかしだからといって、それを引け目に思う必要もないと思っています。多分スウェーデンでコピーライターは難しいかと思います。少なくとも私のスキルでは…(汗)となると、逆に考えれば、私はスウェーデンでもう一度「職業選択の自由あははん♪」を味わえるわけです。

ここで、願望成就のコツを駆使して「自分ではとても具体的に想像しえないけど、自分がやってて楽しくて充実感の味わえる仕事につけて幸せだな〜ありがとう!!」と毎日感謝しなくては。
幸せに慣れていることに毎日気づいて感謝する、という事ですな。

ああ、ちょっと今日は支離滅裂。

2010年8月25日水曜日

シュールストラミング祭り。


先週の木曜日、こちらでは「シュールストラミング」の今年の缶詰の解禁日でした。
しかし私たちとダーリンの友達の三人で祭りをしたのは前日の水曜日。(ああ、もう一週間前になってしまった)

ダーリンのウクレレ友達、マルケスさんは大のシュールストラミング好き。
今回は彼の指南にしたがって、正しいシュールストラミングの召し方で楽しみました。
今回はフィレ(すでに開いてあって骨も取ってある状態のもの)とホール(頭だけ取った、骨付きで開いていないもの)の缶を2缶用意しました。普通に近場のスーパーで売っています。

さて、私としては開ける時に「ぎゃーっ!!」とか言いながら鼻をつまんで公園をかけずり回る図を想像してたんだけど、
まったく想像と違って、紳士的な食べ方でございました。さすがカチャカチャの国。(笑)

まずは開け方ですが、むやみにガツッと開けたりしないんです。がっかりなんです。
シンクに水を溜め、その中で静かに缶を開けていきます。

中身の水(ああ、こういう言葉を一言で何と言うのかを忘れ始めている)を溜めた水と一緒に流し、バルコニーに移動。

マルケスさんがこだわった、ポターティス(彼こだわりのポテです)と、スウェーデンでは一般的な薄い乾パンでいただきました。
まず乾パンにたっぷりバターを塗り、細かく刻んだシュールストラミングを乗せます。さらにポターティスとみじん切りの赤タマネギを均等に乗せ、「グレードフィル(サワークリームの一種)」はお好みで。最後に刻んだパセリをちょこっと乗せてかぶりつきます。美しくもり立てた乾パンを片手にしてご満悦のマルケスさんです。(エプロン付き)


もちろん、食べる時には「シュナップス」と言うポテトの蒸留酒を一気飲み。(口の中がカーってなります)
この日はそんなに暑くなかったので、短くなり始めた夜をロウソクの炎でちょっとロマンチックに演出しつつバルコニーで過ごしました。

肝心の味の方ですが…私的には「ちょっとしょっぱいかな〜」くらいが不満で、味の方はかなりいけました。臭いより味はまろやかでした。全部の食材が口の中でミックスされて、なんとも言えない旨味の洪水!!う〜ん、スウェーデンに来てよかった…とまた思いました。よかったよかった。私の味覚がとってもワールドワイド対応で。

でも2缶は三人にはちょっと多くて、少し残してしまいました。(ポテトも食べるしね)でも残したシュールストラミングは、通常のゴミ捨て場に捨てられません。缶もリサイクルできません。(臭くて)なんと、ビニール二重包みにして、道ばたのゴミ捨て場に捨ててました、うちのダーリンってば!!皆どうしてるのかなーって思ってたんですが「皆こうしてるよ」って言うし…。だまされたかな?

ともあれ、貴重な「シュールストラミングバージン」、大いに盛り上がりましたでございました。

このシュールストラミング、後日談があるのですが、翌日もバルコニーで普通に夕飯を食べていたら、どこからともなく恐ろしい臭いが…
なんと近所の方々が解禁日に野外パーティをしていたのでした。ちゃんとボールに水を張って缶を開けていたのですが、やっぱり臭いはするよね〜。遥か彼方から流れ来るシュールストラミングに思いをはせ、そそくさと家に入った二人なのでした。でも今はこのシュールストラミング、昨年のはもうすでに半額で売ってます。とりあえずダーリンと、夏の間に(外でお食事できる時期に)もう一回食べたいねという結論に合意しております。

その国の食べ物が口に合う人間でよかった♪多分これ、一種の特技です。

2010年8月15日日曜日

ウクレレを結婚祝いに。

も〜やることがいっぱいありすぎて、てんてこ舞いとはこのことだ、などと日本語の復習をしつつ今日に至ります。

無事結婚式を例の「スウェーデンボリ(ボルグ)」のサマーハウスでやりまして、私は先週から「アヤ-フジモリ-レヒティネン」になりました。本名はここで一回しか書かないので、心得ておくように。(笑)

イギリスから帰ってきたら、まるまる横に大きくなってまして、ぴったりサイズのはずのウェディングドレスが、なぜかパツパツになってまして。なんとか入りましたが、今後は本気で減量がテーマです。

火曜日に両親が帰り、その後、イギリス人のお友達がスウェーデンに旅行に来ているというので、皆で集まり酒を飲み、翌日は定例のウクレレキャバレーというオープンマイクに参加しました。狂った様に飲んでウクレレ弾いてました、皆さん。で、土曜日は二日酔いのため寝て過ごし、今日に至ります。

で、スウェーデンのお友達のスヴェン(Sven)さんという方が、私たちにウクレレをプレゼントしてくれました!彼はアマティアのウクレレビルダーですが、スウェーデン周りの友達で、彼のウクレレを持っていない人はいません。そのくらいスヴェンさんのウクレレは、こちらで有名です。

そのスヴェンさんが、贈っていただいたウクレレでビデオを撮ったようです。お子さん(女の子:5歳)のスウェーデン語さえまだ何言ってるか分かりませんが(ラストに「指でハート型が出来たよ!」とか言っているようです)とても微笑ましいビデオ、紹介させてください。


スウェディッシュアッシュ、というのがどの木なのかよくわからないのですが、よく鳴るウクレレです。サウンドホールがハート型なので、もう70%くらいは私のものになると確信していますが(笑)、時間があればこのウクレレでビデオを撮りたいと思っています。

日本はうだるような暑さのようですね。こちらは涼しい風が吹いていて、秋の訪れを感じています。でも過ごしやすい。
夜はバルコニーで、ろうそくの火とともにまったりワイン…なんて感じで。
今までは夜も明るかったので、ろうそくは出番がなかったのですが、これからが本番!一番ロマンティックなムードになれる季節です。ムフッ。

また時間が出来次第、ホーレスレーでの楽しかったウクレレフェスのレポートをしたいです。

2010年8月1日日曜日

ヨーロッパに飽きてきました。


金曜日に長い旅から戻って参りました。元気で忙しくしています。
今回、デンマーク→ドイツ→オランダ→イギリスに渡りのホーレスレーという小さな町のキャンプ場で開かれたウクレレフェスティバルに参加。そこで三日キャンプした後、スウェーデンまで戻って参りました。写真はデンマークのコペンハーゲンです。

疲れた…けど、面白かったです。色んな体験をして。キャンプも楽しかったし、ウクレレフェスもめちゃ楽しかったし、道中の様々なトラブル&アクシデントも楽しく対処しました。(笑)

3キロ太ったけど、あれを食べられるんだったら3キロぐらい苦労してダイエットしてもいいです、ってなくらいのおいしいドイツ料理も堪能しました。
偶然に通った小さな町のパブ件B&Bみたいなとこだったんだけど、そこでは感動的に美味しかった、何もかもが。また後日詳しくレポートしたいです。

ひとつだけあえて今日言うとするならば、あれはアムステルダムでの出来事。私たちにとってアムステルダムという大きな街はいろんな意味で困惑して、あんまりいい印象がなかったんだけど、それはランチの時でした。


どこでランチを取ろうか探しまわったけど、あまりめぼしいところがなくて、結局ホテルの近くの特にどおってことのないカフェに入った。今は夏だから外に座るのが素敵なんだけど、名物のパンケーキ(写真のはハワイ。トッピングがハムとパイナップルです)を食べていたら、しばらくして中年の女性二人が隣の席に座ったのね。するといきなりタバコのプカプカ攻撃。

ああ、海外ではしらんけどこういう時、隣の人が食べてたら「タバコ吸ってもいいですか?」とか聞くよなあ。特に煙が顔にかかりまくったダーリンは当然不機嫌に。なんてやつらだ!!プンプン!と怒ってた。しばらくしたら、今度はそのカフェで飼ってるらしいネコがノコノコどこからかやってきて、近くの椅子にどでんと座った。

かわいいな〜と思いつつ、その猫にカメラを向けていたら、その中年女性二人組が猫に気づいて「しっしっ!!」と追っ払うではないか!!なんて人たち!私が写真を撮ってるのが見えないの??ああ、黒い背中が写っていやがる。


「自己中心な女どもは、どこにもいるのな。」


とここまで考えてハタと気づく。

この中年二人組、ダーリンに聞くとノルウェー人だそうだ。(ノルウェー語だったらしいので)この二人にとっては、タバコをすうことは当たり前なこと、好きな事。でも私はその煙がくるのが嫌。そして。私にとって猫が来ることは当たり前で好ましいことだけど、この二人にとっては嫌なこと。

ただ、それだけなのだ。一見すると、嫌みなノルウェー人をダブルパンチで嫌ってしまいそうだが、単にこの二人と私とは嗜好が(思考ともいうべきか)が違うだけなのだ。と気づく。

そう思うと、もしかしてノルウェー人にとって「にゃんこ、おいで〜」なんて言ってる私は「私猫アレルギーなのに、やめて!!」と、とても私の行為を嫌がっていたのかもしれない。

これは悪い事をした、とは思わないが、自分の好きな事、嫌いな事が他人にとって同じ事とは限らないということに気づいたアムステルダムだった。万一ダブルパンチで普通に嫌みな二人組だったとしても、私にとっては関係ない。私にとっては大事なことをひとつ気づかせてくれた大事なノルウェー人なのです。



明日は午前中学校に行ったあと、両親を空港まで迎えに行きます。いよいよ大変なウェディング週間の始まりです。両親にはブログはおろかYOUTUBEさえも内緒にしているので11日までは更新できませんが、ゆっくり結婚式の話も兼ねてこの旅の話でもしていきたいです。

このあと時間があったら、ミクシイに旅行の写真をアップ予定です。

2010年7月16日金曜日

スウェーデンボルグが呼んでいる。


ママンに送ってもらった本の中に「エマニュエル・スウェーデンボルグ(Emanuel Swedenborg)」の本も入れてもらいました。スウェーデン語読みだとスウェーデンボリなんですが、まボルグの方が日本では一般的らしいのでこっちを使っています。この人はいろんなことを研究したスウェーデン人で、くわしいところはウィキででも調べてもらうといいんですが、とにかく頭をフル回転に使った人です。(笑)

でもって、この人科学者ながら、貴重な心霊体験を随分と昔にしていたようでして、たくさん本を出版しています。ヘミシンク学習者にとってはとっても気になる人なんですね。本を読んで行くと、この人ストックホルムで生まれているらしく、ちょっと気になって家とか保存してないかな〜とネットで調べてみたんです。

そしたら。そしたらですね。すごいシンクロニシティが起きてまして、私ちょっとビビってしまいました。

ストックホルムには「スカンセン」という、スウェーデンのユネスコ村(笑)みたいなところがありまして。私たちは、そのスカンセンの中のバラ園で式を挙げようと決めたんです。私、キリスト教信者じゃないし、教会でできないとなると、別にどこでもいいみたいなんですが…せっかくなんで少し「ろまんちっく」なところにした〜〜い(はあとはあと)とダダをこねて、このバラ園に予約を入れたんです。んで、少し前に下見に行った時、バラ園の前に「どうみても窓付きの納屋にしかみえない」小屋が建っておりまして、「当日雨だったらこの小屋を貸してもらおう」とか言っていたのです。

この小屋。いえいえ、基、貴重な文化遺産。実はエマニュエル・スウェーデンボルグの家だったんですう〜〜。もちろんオリジナルの場所ではなく、スカンセンというでっかい野外博物館に移動展示されているようなものなんですけどね。これを知ったとき、マジメに17分は放心状態でした。(笑)いや笑い話でなく、本当に。写真はスカンセンのサイトから失敬しました。

私はしきりに「なぜスウェーデンに流れてきたのか」という疑問に対するカインドオブディスティニーな答えを欲しがっていたので、「こっちか?こっちなの?スウェーデンボルグなの?」と大変驚きました。さらに最近接触し始めた自分のガイド(この話はまた改めてじっくりとするつもり)が「まずはスウェーデン語をお勉強なさい」と言うのですよ。まだまだ見えない私の人生の全体像ではありますが、手探りながら、このスウェーデンという国で「なんのために生きる」という単純且つ深くて無意味な疑問を解明していきたいと思っております。ウクレレ弾きながらね。(笑)


さて。

今週ちょっとウクレレ弾きました。久しぶりで楽しかったです。さて、私とダーリンは明日からダーリンと車(セダン)でイギリスのウクレレフェスティバルに向かいます。ベルギーまでひいこら車を運転し(ダーリンが)、その後車ごとフェリーで海を渡ってイギリスへ向かいます。帰りも同じフェリーを使って。距離でいうと、約1800キロですかね。
今調べてみましたら、鹿児島から青森までの距離と同じくらいでした。
私たちは約2週間かけて、車で鹿児島から青森を往復するわけです。いや〜ん、どんだけ〜〜〜〜〜!!!

ちなみにスウェーデンボルグはイギリスで亡くなり、お墓はロンドンのスウェーデン教会にあるとのこと。今回ロンドンを通る予定はないのですが(キャスケッドソン買いたかった!!)予定はあくまで未定です。浮かれたことばっかり期待しないで今をしっかり生きようね、AYAさん。

嫉妬と賞賛、どちらに貼るか。


山内雄喜さんの新しいウクレレ本を先日アマゾンで購入しました。「ハワイアン・スタイル・ウクレレをかるーく弾こう!」です。写真はアマゾンからかっぱらってきました。買ったんだからそのくらい使わせろ。

8月の頭にこちらにやってくるママンに持って来てもらう予定です。でもね…私すっかり忘れていたのですが、もう「ローリングココナッツ」を手に入れる事が出来ないんですよね…。

せっかく創刊号から集めたのに。こっそり余分に集めてくれる方を募集しています。年4回+広告増刊号(夏期)をどっかの楽器屋で。私は今年発行分はすでに手に入れていません。日本に帰った時、おみやげと交換しませんか?(汗)

さて、まだ本は読んでないけど、DVD付きでしかもウクレレの歴史も解説しています。しかも、私が初めてマスターしたソロ曲「Namakelua's 'Uke」が入っているらしいではありませんか!これは驚きました。山内さん、私のやりたかったことを本にしてくれたようです。あーさすが山内さん。これで私も肩の荷が降りたというか…。本当に感謝感謝です。こういう本、こういう情報を求めていたんですよ。

所変わって、ジェームスヒル。
ダーリンがウクレレコスモスあたりから拾って来たようです。

これが論議の元になるわけでして。
ジェームスヒルはいったい何をしておるか?(笑)

えっと、これはループを使って弾いているのか、同時にメロディとコードを弾いておるのか、ということでして。最初にこのビデオを見た時、その曲の素敵さよりも「どうやって弾いてるのか」に焦点が当たりっぱなしな私がおりまして。恥ずかしい話、未だにウクレレプレーヤーには素直になれない性分でして。何かとライバル視してしまうのであります。本当に悪い癖です。

でも山内さんに対してはそういう見方をしていない。これは私が山内さんを「越えた存在」と見ているのか。先生だし。ハワイアン音楽の第一人者だし、と。自己分析はつきませんね。

昔夢中になった「いいことシール」(いいことをした時に自分でシールを貼るという子供だましのようなグッズ)を応用して、「嫉妬している自分に気づいた時に賞賛するように気持ちを切り替え、それができたらシールをゲト!」みたいなことでもしようか。

子供だましとはいえ、回数が明確になると同時に、嫉妬する気持ちを意識することができて結構いいと思うんですけど。ぺたっとシール貼って、またまたイケナイ気分をアセンショ〜ン!

できるか否か?

2010年7月10日土曜日

ハワイアンなストックホルム。


先日、ハワイアンバンドの演奏をストックホルムの原宿、ソルダーマルムに言ってきました。
ダーリンの友達がハワイアンバンドでウクレレを演奏しており、ブランチライブをやるというのです。しかもバイキング方式のブランチがついてお一人189クロノール、約2,460円です。

あまり期待してなかったのに、お店についてびっくり!
そこは私が密かにダーリンと行きたいと思っていた、眺めのいい素敵なオープンエアーのカフェ。しかも食事は盛りだくさんでおいしいし、天気もよくてまさにハワイアン日和!!

バンド形成もウッドベース、ウクレレ、ギター、スチールギターと完璧。肝心の曲も、ちょっと懐かしい感じのコテコテハワイアンでして、それが本当に心地よい。たまにキャラバンとかジャズもやるんですけどね。基本インストなバンドですが、時々若い女の子のボーカルが入るのですが、それがまたメロウな感じでいいんですよー。ともするとここが北欧だと忘れてしまいそうなムードで。

ちょっと浮いちゃうかも…と不安になりながら、ロングスカートにアロハシャツ、髪に大きなお花のアクセで行った私としては
うっとりどっぶりハワイの雰囲気に浸れる貴重な時間でした。本当に素敵だった。ダーリンはアホTシャツでしたが、そこがまた観光でハワイに来た外人っぽくて、またまたハワイの雰囲気作りに一役買ってたりして。

海っぽい湖はありますが、ヤシの木がないので完璧ではないのですが…。
これを機に、本気で部屋にイミテーションでいいからヤシの木を置きたくなったAYAです。
ヤシの木って、何かプラシーボ効果がある特殊な植物だとつくづく感じます。

そして、久しぶりにいい音楽に触れた気がしました。

でも、やっぱりハワイって特別なところなんだな〜と思いました。
幽体離脱したら、最初にハワイに行ける様にがんばってイメトレしておかなくちゃ。(笑)

孤立の必要性。


今はたいていこういう場所でお勉強しています。時々泳ぎながら。(笑)

さて。こちらではテレビで「ソプラノ」というアメリカドラマを連日放送している。
アメリカンマフィアの話で、会話の約25%にFワードが入っている。
私はそれがとっても嫌。でもダーリンが見ているので、むやみにチャンネルを変えられない。
こういうのを見ていると、自然と会話にFワードが増える。
ちょっと電車に遅れただけで「Fワード」。もーいや。ダーリン、品を疑いますよ!!

人間は日常から影響をたくさん受ける。
ハグハグが日常的な国にいると、ハグハグも違和感なくできるようになる。
沢山食べる人と一緒に住んでいると、自分も沢山食べたくなる。

最近始めた「あっちの世界探索」関連で、ママンに送ってもらった数冊の本を読破した。
しかし、なんともしっくりこない。その本は「普通のサラリーマンがこんなすごいことできた!」ということを強調しているのだが、
「普通のサラリーマン」ってどんな人のことを言うのかしらん。多分出版社の意向だろう。
でもその中身も私には少し違和感を感じるのだ。

具体的には表現できないのだが、「〜です、でした」という何かを説明したあと、必ず「〜ですがね」と否定文が入るのだ。
「〜を体験しました」と、日常では体験できないあっちの話をしたあと、必ず「〜でしたがね」と現実的な感想のオチがつく。
これが私にはどうも違和感を感じて、私にはとても読みにくい本だった。

オチを付けることで自分はあくまで常識人だということを証明しているのか、はたまた無意識に自分でそれを確認しているのか…
それはわからないが、少なくとも「〜でしたが〜を体験しました」というように、文体を変えてほしいと思う。
でもこのオチ付き文体こそが、スピリティアル系を毛嫌いする「理系」の方々にも入りやすいトリックなのだろうか。
最後にオチた印象で人間はその文章を理解する。あくまで左脳で考えた思考に戻ってくるのが、今のスピリチュアル本の必須条件なのかもしれない。

私としては文体を変えてほしいと切に願うのだが、相手は作家ではないのでそこは多分無理でしょうなあ。出版社の意向かもしれないし。

見開き1ページの中にたいてい1回はこのイチ付き文体パターンが出てくるので、それに慣れてきたのか、
ある時同じ思考で料理のことを考えている自分に気づいた。おっそろしい!!
『〜にしようかな」と考えたあとで「まあ〜だけどね」だって。

自分と同じものに興味があるからと言って、全ての人が自分と合う人とは限らない。
ウクレレが上手に弾けるからと言って、その人がいい人とは限らない。

送ってもらった本の作者はヘミシンクで私のやりたいことができている先駆者なのだが、
その人を受け入れないと私はヘミシンクで一生何も体験できない…と錯覚しがちになる。

昔の私ならここで十分1年は悩めただろうが、年の功だがね、今ではそれとこれとは別だと理解できる。
だから影響されやすい私は、他の人の感想を聞かないことが一番なのだ。

さいわいにも、タダでさえどうあがいてもスウェーデンで孤立中の身である。
せいぜい手探り&試行錯誤で自分なりの「あっちの世界探索」をしようと思う。

「孤立してるけど、自分なりの方法がきっと見つかるよ」

ほーら、こっちの方が断然いいだろ?

2010年7月2日金曜日

愛されたいと思う心が愛に飢える根源。


写真は水曜日にガムラスタンという観光地に行ったときのもの。歌が素敵でした。
で、ウクレレを弾かなくなったことを最近考えてみた。
…といいつつ革新的に別方向から迫って行く変化球なAYAさん。

今日、夏休み前の最後の授業だったですが、授業のあと見にパーティがあった。
私はそんなこと全然知らなかったけど、以前からこちらの学校に通っている生徒達は
自国の料理を持ち込みしていた。

そのなんとも美味しいことよ!!
久しぶりに「他人が作った」餃子を食べたし(中国人ですよ!)アラビアンスクな食べ物も美味しかったし、
スウェーデンのスポンジケーキも誰かの手作りのようだった。

美味しい美味しい…と舌では思いつつ、やっぱり感じるのは「寂しさ」。
まだこちらの学校に来てから2週間なのと、今回のパーティは学校全体のパーティなので知らない人ばかりだったのと、
今日のことを知ってか知らずか、私のクラスの人はほとんど今日学校に来なかった。

そう。私は皆が楽しげにしているパーティの中、一人ぽつんと「美味しいな〜」と食べ物に集中している振りをずっと続けてた。
頑張ってみれば、知らない人の所に言って話に加わる事も出来たかもしれないけど、
こういう場合集まるのは皆同じ国の出身の友達に決まってる。
いくらちょっとオリエンテーションで一緒に(無理矢理させてもらった)なったからといって、
仲良しロシア人のロシア語会話の間に分け入る勇気もないし、かといって
先生と話すのはずっとスウェーデン語を話さなくてはいけないので非常に疲れる。
中国人のかわいい子が「どこから来たの?」と声をかけてくれたが、それはあくまで「私が中国人か否か」を確かめる為の質問だった。

正直、ここにきて友達のいない寂しさに見舞われている。
だから「ガイドと交流が出来る」ヘミシンクに最近お熱なのかもしれない。
自分のガイドと脳内で話せれば寂しくないかも、なんて。

友達が欲しい、もっと自分と交流してほしいというのは比較的温度が低めの感情だと思う。
愛されたいという思いの代替感情として。
もっと高めなものだと「有名になりたい。自分に注目してほしい」あたりか。
これも元を正せば、愛されたいという根源に行き当たるのではないか。

好きで始めたウクレレが義務になった時、底知れぬ恐怖を感じた。愛されたいと思う気持ちは一生満足できないと思うからだ。これはがんばって自力で抜け出さないと、一生辛いままだと気づく。

私も何度か前のブログではっきり「ウクレレで有名になりたい。」って言ったことがある。
今そのブログは面倒くさくて読み返す気がないが、結局私は愛されたいが為にウクレレを弾いていた時期があったということだ。
どういう理由でウクレレを弾こうが個人の勝手だし、少なくともよかれ悪かれ私がウクレレを弾く事で誰かに何かしかの影響を与えたことも自覚している。
しかし、今、ウクレレを弾く気がまったく起きない。楽器としてのウクレレに興味を持つ事もなんだか面倒くさいことのように感じる。
しかしこれは、ひとえにダーリンのおかげだとつくづく思うのだ。

どっちが先かは知らぬが、少なくとも私はダーリンを愛している。それで何か知らぬが十分なのだ。
「愛されたいと思わなく」なった。ええと、でも実際に愛されていることは認めますよ。(笑)

愛されたいと思う心が枯渇の根源。愛せよ乙女。攻撃は最大の防御なり。(笑)
愛する気持ちが自分の心までも満たしてくれる。「愛」と一見手あかのついた言葉に見えるが、今の日本語でこの言葉以外に最も近い表現をしてるのは「愛」しかないのでとりあえず使ってますが。

でも。もう一段落したら、多分もう一度ウクレレを弾き始めるだろう。今年もイギリスのウクレレフェスティバルに行く予定だし。でも今度は、自分の楽しみの為に。今までの私の演奏を評価してくれた人の落胆を恐れることなく。けして他人から愛される為ではなく。

ああ、結局図書館から無断貸し出しですよ。(汗)

2010年7月1日木曜日

カウンター付けと近況報告。


写真は、スウェーデンでは一番有名な「ミッドソンマル」という名の夏至のお祭り。大したことはしないんですが、なんとなくみんな集まって踊ってる人をみながらお茶してます。このあと、いろんなスウェーデン特有の料理をダーリンのご両親にごちそうになしました。


さらにこのブログ、記念すべき7月初め(まだスウェーデンでは1日です)にカウンターをつけることができました。今まで「何でブロガーにはカウンター機能がないの??」って不思議でしたが、こういうのは自分で付け加えるもんなんですね。勉強になりました。これからはカウンターの数字をはげみにしていこうかな。


さて、最近のAYAさんは。

学校が変わって2週間。結構がんばっていますよ。クラスが変わると進行方針も変わり、どちらかというと文法よりも単に単語などを覚えることが多いです。しかし、これこそ私が望んでいたもの。頑張って勉強します。

まず学校が変わって驚いたことは、夏休みが1ヶ月になったことです。前のクラスはなにせ「インテンシブ」なので、さっさと進行しなくてはならず、休みも2週間しかありませんでした。でも今のクラスは通常の進行クラスなので、1ヶ月。うふ。

さらに結婚式の準備がだんだん整ってきました。
実は今までブログに書いた事なかったけど、身内だけで式をあげることにしました。両親が8月にこっちにくるので、それにあわせてやろうか…という話から始まって、今のところ

「ウエディングドレスを買う」

ぐらいまで進みました。Aラインのホルターネックのドレスです。わお。すっげー普通。

あと、最近ウクレレ仲間が集まるオープンマイク「ウクレレキャバレー」というイベントに参加しました。一階目は弾いたけど、二回目は見てるだけ。

ここ2週間ですっかり生活が変わってしまい、それに合わせるのに精一杯で、カウンター付けなかったらまた当分ブログ更新も延期だったかも。午後から学校に行くスタイルが、朝6時半に起きて8時の授業に出、12時に終わると直帰だったりお買い物(バーゲン時期なんで)したり。毎日小テストがあるので、ダラダラせずに午後も勉強しています。ヘミシンクのあとで。

??なんですかそれ。

そーなんです。最近諦めていたその「ヘミシンク」とやらを最近また始めたんですよ。実はママンからの荷物が届いたのが約2週間前で、その荷物の中に、アマゾンで買っておいたヘミシンク系の本を入れてもらっていたんです。で、もちろん読み終わってモチベーションがあがり、再開です。

このヘミシンクというもの、まったくウクレレ関係者には『??」のものですが、一言で言うと、スピリチュアル系のツールですね。ああ、そうです。そっち系です。そろそろこのブログにもこのヘミシンクという言葉がチラチラ出てくると思いますが、そのうちタイトルが「AYAのヘミシンク日記」になったら、いよいよウクレレ関係者、諦めてください。最近ウクレレ弾いてないしな。

このヘミシンク、以前はまったく無意味だったのに、再開し始めてからちょっとずつ変化が現れてきました。本のおかげです。詳しい事はまた日にちを改めて書きたいと思います。

とりあえず、今日はここで一旦終わり。一見面倒くさがりやが久しぶりに書いたブログに見えて、その行間の間に驚くべき内容を垣間みた…みたいな内容になってることを祈りつつ。(笑)

2010年6月13日日曜日

チープトリックinスウェーデン!!


学校の事はさておき、ちょっと気になる事を書き留めておきたい。

スウェーデンの通貨はユーロではなくスウェーデンクローネである。
クローネとは言いながら、本当は単数はクローナと呼び、複数ではクロノールと語尾が変化する。実際は20クロノールなどと使う。これが私のイライラのもとであるが、そこはとりあえずスルーしておく。クローナとはスウェーデン語で王冠のことである。さらにクローネの下にはオーレという単位があり、100オーレが1クローネである。オーレはなぜか単数複数ともにオーレと呼ぶ。

しかし、1王冠、20王冠ズなどと使うのは何となく粋を感じるのは私だけであろうか。日本円の円は、ちょっと調べたところによると、指でマルを作ってお金を表現したところから来たそうな。何とも実用的。

で、このクローネ、最近やけにひっかかかる。
例えばスーパーなどでは、表示が「20,90」などとなっている。この場合20クロノールと90オーレとなるわけだが、ここで??となる。

実は、オーレのコインは現在50オーレコインしかないのだ。どうやって払うんだ、20クロノール90オーレを??正解は、21クロノール払い、おつりなし。でした。
そう、現金で払う場合、端数は払えないので繰り上げ値上げとなるのだ。どーよ、この安っぽいトリック。スウェーデンではカード払い&デビッドカード払いが支流なので、その分にはきちんと90オーレ払えるので問題はないのだが、現金だと非常に困る。特に低所得者は現金使いが支流なのに。
しかし、25オーレまでだと繰り下げ値下げとなる。(多分。ここは未確定情報っす)でもさー。単品でランチボックスとか買う場合、よく「あれ?」ってなるわけですよ。49,90とかなってると、50クロノール札出せば終わっちゃうのね〜と。

どうもこの制度が気に入らん。1クローナ=約13円だから50オーレとなると7〜8円の話だが、結構でかいよね?毎日のこととなると。しかも私の何となーくの印象であるが、スウェーデン人はコインは金と思ってない節がある。50オーレ、1クローナ、5クロノール、10クロノール。これはなんだ。

スウェーデンはトイレに入る際、お金が必要だ。デパートでも10クロノール払わないと入れない。マクドナルドでも5クロノールは払わないとトイレに入れない。たまに入ったカフェでさえ「キレイにしてるんだから5クロノールよこせ」とくる。さらに駅にはトイレ自体がない!!スウェーデン人にとって、コインはトイレに入るチップ扱いかよ。

わたしゃびっくりですよ。コインがないとトイレにもいけないんです。どうやら悪い奴らとかチーンエイジャーのたまり場にされるのを防止する役目もあるようですが。でも換金トイレのドアは続けて入ると実質タダなので、よく一人が入ると列を作っていらっしゃいます。やっぱお金使いたくないよねえ、トイレに。

さらに、スウェーデンではペットボトルにデポジットがかかっており、500ミリのペットだと50オーレ、1.5~2リットルだと1クローナ余計にレジで払う。350ミリ缶だと50オーレ。皆さん気をつけてくださいね。で、この飲み終わった空きペットや缶をまたスーパーに戻してお金を受け取るのだが、公園などではよくゴミ箱に捨ててあるのが目につく。

ダーリンに言わせると「一種の募金」だそうで、拾い集める人の為に目立つ様に捨てるのがコツなんだそうだ。マジかよ、スウェーデン人!!要するに、細かいお金は気にしない風潮があるみたいで…。

私は更に驚きます。今年の9月にはとうとうこの「50オーレ」コイン、なくなってしまうんだそうです!!製造中止どころか、使えなくなるそうです。マジかよ!!どうすんだよ!!どうやって払うんだよ50オーレを!!私が持ってる50オーレはどうやって使うんだ!!たまに小さいコンビニだとコイン払いは断られるぞ!!

この約13円の違いを気にしないスウェーデン人の懐の大きさにびっくりいたしました。私も早く銀行の口座作らないと。それにしても、思い切りがいいですね、スウェーデン。日本は最小単位を10円にできるかしら?いやできる。今までの歴史は100銭まで使っていたのだからな。

この「はした金切り捨て制度」何かうっすら臭いますが、これはIMFの仕業ではなさそうです。いいや、どうせ墓場に金は持って行けないしな。

スウェーデンのチープトリックは、「永遠の金の炎」にはならず。ぺんぺん。

2010年6月10日木曜日

キュリアスアンヤ、最初の別れ。


フィンランドの笑い話をダーリンから聞いた。奥さんが旦那に「なんで愛してるっていってくれないの!」と怒ると、旦那は逆切れして「愛してるなんて、30年前にちゃんと言ったじゃないか!もし気が変わったらその時はお前に言ってるはずだ!!」とな。

ダーリンは笑いながら話してくれるのだが、わ、笑えない…。
フィンランド人もスウェーデン人も、かなりシャイというか、あけっぴろげに気持ちを許すということがあまりないらしい。こういうシャイさをわかってないと、ラテンの国から来た人々は「なんでそんなにみんな冷たいの??」となる。しいては日本人からさえも「なんで褒めてくれないの??」と言われてしまうのだ。

実は先日、とうとう学校の授業に耐えられなくなってクラス変更を願い出た。その時「褒めてくれない」センセーと話し合ったのだが、そのときはこっちがびっくりするほど私の勉強ぶりを評価してくれた。積極的に勉強する感動的な生徒だそうである。ううむ。またうっかりセンシチブになってしまい、泣きそうになっちゃったよ…。しかしずいぶんと極端だなあとは思うが、それほどセンセーは内に秘めてアンヤを評価してくれていたのだ。

だからこそ、ちゃんと勉強していても私がクラスのレベルについて行けないこと、テストに合格して卒業するのが目的で勉強しているのではないこと、もっとゆっくりコツコツ階段方式で勉強していきたいということを今わかってもらえたのだ。さらに「アンヤはキュリアス(好奇心旺盛)だと気づいてたよ。」とも。キュリアスジョージかいワシは。でも間違ってないのがくやしい。(笑)

しかもここで私に関する初期評価がちょっと間違っていたことに気づく。私は一応短大出なのだが、中学校卒業レベルの教育しか受けてない人の「レベル2」にされていた。うっかりインタビュアーの口車に乗せられて、「レベル2」の人が行くクラスを選ぶよう誘導されたのだ。ううむ。私が通っている建物は、レベル2+私の通っているCクラス(ここだけレベル3)しかないので、レベル3のノーマルなCクラスに移るというと、学校を変えないと行けない。私が通っている学校機関はストックホルムに3つ学校を持っているのだが、私はその中で他の学校に転校しなくてはいけないのだ。クラスを変わるだけではなく、通う場所ごと変わってしまうのだ!!今度はかなり遠いところのようで、心配と期待が交互に昇開してるところです。あ、ちなみに写真は学校近くの昇開橋を学校の反対から撮ったところ。1時間ごとに橋が上がって、長いポールのボートが行き来してます。もうこの光景も当分お預けね。


明日、最後の授業になると思われるが、「褒めてくれない」センセーの授業でないのが残念。ちゃんと挨拶しにいくけどね。彼からは3回も「君がクラスを変わるなんて悲しいよ(Sad)」と言われてしまいました…。「寂しいよ(Miss)」じゃないところが異性に対して言葉を選んでる感じですかね。(笑)

私は一生懸命「自分のペースで勉強したいがためにクラスを移りたいのだ」と弁解するのですが、英語じゃ上手く伝えられない。センセーはきっと教え方が悪かったのだと自分を責めてしまっているのかもしれません。あー罪作りな女よのう。スウェーデンまで来て、男を泣かすとは。

そのセンセーは顔がドイツ人っぽくて、笑った顔のまゆげがくいっと曲がってるのね。笑い顔で怒る竹中直人の反対バージョンとでも言おうか。でもめいっぱいの「Sad」顔は、めちゃ悲しそうだった。本当に申し訳ないと思うけど、とてもじゃないけど授業についていけないし、基礎を習わずに難しいことばかりやるのは単に時間を無駄にするだけなので、これだけは曲げられない。

あースウェーデンで早くも「別れ」を経験するなんて。まだ心の準備もしてなかったけど、こうやって人間はまた成熟して行くんだなと思います。キュリアスアンヤ、明日は笑顔でさよならしてきます。

2010年5月30日日曜日

EuroVisionとRoppis

ユーロビジョンソングコンテストというものが昨日終わりました。

日本ではあんまりメジャーじゃないと思うんですが、ヨーロッパの国々が各代表の曲をエントリーし、ヨーロッパの人々が電話で投票するという結構大きなイベント。毎年この時期に開かれ「この曲嫌い」「この曲はアホだな」とか色々議論するのが楽しいらしいです。(笑)自国には投票できず、人数ではなく各国での投票結果のベスト10に選ばれた曲がポイントをもらえ、そのポイントの数を競うというものなので、各国の人口規模は関係ないのであります。一番になった曲の国は、翌年のコンテストの開催国になります。今年はちなみにノルウェーでした。

昨年もこの時期スウェーデンにいた私は、全ての曲をテレビで見る事ができたのですが、まあ、なんというか、曲の好みなんですかね?まったく予想が外れまくれる。この曲が一番だろ!と思うと全然ランキングにも入ってなかったり、昨年の優勝曲ノルウェーは、曲よりもシンガーの個性に笑っちゃってどうしようもなくて。

で、今年も腰を入れてみてたんだけど、まずスウェーデンの中で代表曲を決める審査にも納得いかないわけですよ。本当ーにその曲でいいんですか?と。結局スウェーデンは予選落ちなんですが…。でものちのち「あれ?意外といい歌詞かもしんない」と思う様になってます。英語の曲でも深い曲があるんですね。そういうのは大好きなんです。意味深な曲とか、恋愛以外のテーマの曲って。さて、今年の優勝曲は、悪くはないんですが、印象になくて投票結果を公表している間、どんな曲が思い出せなくてイライラしてたくらい。それくらいあんまり「なるほど感」を感じなくて、憤っているです。ちなみに今年の優勝はドイツ。来年はドイツで開かれるってわけですな。

私のベストソング、もうYoutubeからダウンロードしちゃったんですが、ルーマニアの曲!たまらんですなあ。美人のお姉ちゃん〜〜。



今iPodでのヘビーチューンです。そんなのどうでもいい??…失礼しました。

この投票の結果を見てると面白いんです。まず、各国の投票結果を発表するのに、英語を使わなかった国が一国あります。さてどこでしょう?それは言わずとしれた「フランス」(笑)さすがのこだわりでびっくりです。ヨーロッパ中が見てんだから、英語話してくれたっていいじゃないよ、ってのが通じない国にエクスタシーを感じます。

さらに、ダーリンは各国が投票したナンバーワンを推測してたんだけど、結構当たっててびっくりしました。それは、やっぱお国柄というか。もちろん今回はドイツがぶっちぎりダントツにポイントを取得してたのですが、(スウェーデンも一番に選んでましたよ)ヨーロッパでも東のちっこい国の方だと、近場の国の曲を選んでたりして。近場の国に親近感を覚えるのか、曲の好みが似てるのか、それはわからんですが。ちなみに私と同意見の投票をしたのはイスラエルでした。(あれ?そうだよな?)なんかそこに親近感を覚えます。ルーマニアの曲、よかったよね!!ね!ね!3位なんて結果だったけど。残念でたまんないです。でもこの曲、ちょっとコード進行が変わってるから、もしかして日本ではやるかもしんないなーと思ったりして。似た感じの曲、じぇいぽっぷにもありますもの。


さて。

土曜日と日曜日、各日違うフリマに出かけました。スウェーデン語ではロッピスと言います。もちろんスウェーデンでもフリマは盛んです。頼もしい習慣です。だいたい130円〜がほとんどで、中には3着で130円という泣かせるお店も。なかなかスウェーデン語で交渉するのは難しい上、もともとの値段が安いので今回は言い値でお買い物。でも130円、260円とかっすよ?スウェーデンは消費税が25%なんで、H&Mなんかは日本の方が安いです。IKEAのホットドッグも日本の方が安いです。体型がかなり変わってしまっているけど、おしゃれ心は別…と、色々お買い物をしました。いいお天気でお散歩だけでも楽しかった。


で、写真はダーリンが撮った私のパパラッチ写真。(爆笑)ひどい格好&ひどい顔して130円の買い物にギラギラしてます。(笑)私的に非常にウケたので公開。といいつつ、ダーリンのフェイスブックにはもう上がってますよ。そんなめんどくさいものよくやるなよなーと思いますが。結構面白いようです。当分私はブログとYoutubeでいっぱいいっぱい。

Youtubeといえば、最近学校の授業で知ったスウェーデンの音楽家の曲にとってもいいのがあったので、暇な時に練習してビデオ撮りたいと思う様になりました。昔の曲はどんな国でも素朴でいいものが多いです。あ、ルーマニアの曲もいいけどね♪

ダーリンはドイツの優勝曲を練習するんだと意気込んでいます。勝手にやってね…。

2010年5月19日水曜日

褒美とは褒美にあらず。


最後に書いた風呂具から相当テンションが落ち着いてるんで、文体も降下中。ゆるしてください。
写真は学校の教室(結構狭いです)。

さて、褒美だ大作戦。
なぜ「褒美だ」なのかは以前に出て来た「隠し砦のプリンセス。」をご参照あれ。
で、ヒメはお勉強のための褒美が欲しいんでございますが、
それを「食べ物」にしちゃった…あ〜あ。

やっぱり好奇心おう盛な人間にとって、怪しげな食品がいっぱい売っている海外で生活するのは「死」に等しいですな。もちろんメタボ死です。(笑)心の褒美と体の褒美はなぜ違うんだろう。

ここ数日は「スコーネペッパカーカ」なるものにはまっています。日本の「甘食」にフェンネルみたいな変わった味のハーブの味が加わったみたいなものです。パッケージもかわいい。炭水化物は…といいながら、がっつり食べています。だってすっごいおいしいんだもん!

朝は、クネッケという固くて薄いクラッカーをばりばりと割り、スライスしたチーズ、チューブのキャビア(塩味タラコペーストです)、トマトを乗っけて食べるのが定番。

おかげで体重計が壊れてるんじゃないかと思うほどのウェイトになっています。どうせ死ぬんだと思って-15キロダイエットした時とは天と地との差であります。でももう二度とあの気持ちにはなれないな。だって幸せなんだもん。

一瞬勉強したご褒美に「どうせ死ぬんだダイエット」をもう一度実行するという手も考えました。でも普通の人は理解できないかもしれません。苦行のご褒美が苦行なんて。ちょっぴりマゾいアンヤならではの発想?

とにかく勉強しても誰も褒めてくれないので、何とかモチベーションをあげようと努力しましたが、最終的には全部のことをやるんだから、わざわざ回転数あげなくてもいいんじゃないかと開き直っています。

というのも、一度本気で「クラスを変えたい。もらったペース配分は絶対ついて行けない。」とセンセーに相談したところ、もちろん自分のペースで勉強していいのよと言われました。それが普通なんだけどね。

私は見せられたペース配分をキープしなくちゃいけないことにストレスを感じてたので、「強制」されていると勝手に脳内に作り上げていた自分を「私って日本人だったのね〜」としごく驚きました。
日本式の勉強は、強制強制また強制と「スーパーモンキー孫悟空」みたいになってるんですが、少なくともスウェーデンの移民のための学校はそのようなものはなかったんです。

とはいえ、ペース配分が作られるというのもいちいち生徒が勉強しないので、普通の授業がすこぶる遅いというのが背景にあるわけなんですが。それにしても極端だよ。

今はちょっと落ち着いた上、ここのところの天気のよさに浮かれてバルコニーで勉強しているのでストレスフリーで楽しく勉強できています。コメントやメールで褒めてくれた人、本当にありがとう。本当に嬉しかったです。

我が家はスウェーデンでは一般的なマンション(海外で言うアパートレベル)ですが、バルコニーには今までカフェテーブルしかありませんでした。しかし私は「基地」好きなんです。バルコニーとか押し入れとか、家の中でも特殊な場所が好きで色々改造して基地っぽくしたくなるんです。

今週は勉強に加えて、ある日突然思いついた「ディナーテーブル兼勉強机」を制作中。足はこうして、ここにフックをかけて…と、何かを作るときのアイデアを英語で説明するのって本当に大変です。特に折り畳みにする足のアイデアは苦労しました。でも何とか見ぶり手ぶりにイラストも加え、今は仮のテーブルができあがっています。今日はこれからバルコニーでお勉強です。あ、もちろん「褒美だ」もね。うひ。

2010年5月10日月曜日

アンヤ、脳みそから血がにじんでるよ。

冗談じゃないぞコノヤロー。難しいじゃないかコノヤロー。なんで急にこんなにレベルがあがるんだコノヤロー。

見た事もない単語ばっかりでびっくりするじゃないか。それをこれから勉強するんだっていったって、限度ってものがあらあ。
しかも他の生徒は4年スウェーデンに住んでるって奴も一緒じゃねーか。いくら勉強しても追いつかねえじゃねえか。何よりウェブで勉強ってなんだこりゃだ!!しかも間違ってるぞグラマー!!学校が間違えてどうすんじゃ!!いったいどういうこった!!


木曜日から通い始めたニュークラスには不満がいっぱい。なにせ、新しくカリキュラムを作ったばかりのできたてホヤホヤのクラスなので、どうも先生も生徒も何がわかんないのかわかんなくて、いちいち戸惑う。

何が新しいのかというと、通常は午前中か午後だけしか授業がないのだが(一週間15時間)、このクラスはその授業に加えて「ウェブ」でのお勉強時間が組み込まれており、その時間もとって一週間30時間の授業をするという画期的なものなのだ。何がお得かというと、授業料が節約できる。あ、ちなみに生徒は無料で学校に通えます。

通常約1年で卒業するところを5ヶ月で卒業できるので「先生を雇うお金が節約できる、すばらしいクラスですよ!」とお金を出している政府に学校がアピールするためのクラスなのだ。学校もいろいろあるので、プレゼンしてより多くの生徒を獲得したいのだ。生徒は早く卒業できるというささやかなメリットがある。

でも。おいおい、そんな簡単なことじゃねえだろ。いくら生徒の学習意欲次第だって、習ってないことを自主勉強して「ああ、そこはもう分かってるのね君は」とか勘違いされてスルーされることに腹が立つ。

他の生徒さんはスペイン語、ロシア語、クルド語が母国語の方々ですが、みなさん基礎的な文章の組み立ては英語とスウェーデン語と一緒の「SVO」なんです。同じ言葉もいくつかあるらしいし、結構カンタンなんです。

でも。日本語はまったく作りが違う上、英語もばっちりじゃないのにメインのコミュニケーション言語は英語、しかも一生懸命勉強しても一向に他の生徒に追いつかない。

しかも、スウェーデン人にとって「アヤ」という発音はとっても難しいらしく「アンナ」とか真ん中に「ン」を入れてきやがるんですよ、やつらは。すでに私は「アンヤ」になってます。呼ばれても気づかねえ気づかねえ。(笑)多分先生は私の集中力がよっぽどいいのかと勘違いしてやがります。

そういえば先日、ダーリンのウクレレ友達がフェイスブックで「日本人にとってスウェーデン語を習うのはカンタンらしいな。知り合いの日本人もすっごいスウェーデン語話せるぞ」と書いたらしい。

ふざけるなコノヤロー。簡単なわけないじゃないか。そいつはな、脳みそから血がにじむくらい勉強してやっとスウェーデン語を話せるようになったんだぞ(と思う)。死にそうなほどこんがらがったグラマーの壁と、一生理解できないと思われる発音の壁を乗り越えて、今そこに立っているんだ。ああ、ダーリンのウクレレ友達を本気で(以下略)

…と、ここまで怒り狂ってわかりました。今度の先生は「褒めてくれない」んだと。いや、別に先生の褒め言葉だけがやる気の根源じゃないけど、「できて当たり前」のスルーは本気で先生を刺したくなります。違うんです。違うんです。

「いやあ、アンヤ、君はこんなにも母国語と違う難しい言語をよくぞここまで勉強したね。漢字を使う日本人がここまでできるとは驚きだ!本当にすごいよ、感心するね!!君の先生でいることが僕の自慢だよ。ここで提案なんだが、もう少しハイレベルなことを勉強してみる気はないかね?いやいや、他の生徒は皆到達できなかったけど、君にならきっとできるよ!!」

って言ってほしいんですう〜〜〜。言って言って〜〜〜もっと褒めて〜〜〜〜!!!


一生懸命予習してもそれが「予習」とみなされず、結果分かってるものと捉えられ、そこを教えてくれない。

こんなことってないですよ。全ての言語学習者にとって、こんな救われないものはないですよ。褒めてくれなきゃ全然楽しくないです。楽しくない学校なんか行きたくありません。なぜ勉強するのかというと、スウェーデンで生活し、仕事を手に入れるために必要なものだからです。ですが、楽しくなくては続けることはできません。アンヤはなんの為に勉強するの?ハイ、褒められるためでありますセンセー!!

しかもグラマー間違ってる箇所なんか発見しちゃった日は、もう信用できないですよね。「それで本当に合ってんの〜?」と。正確な答えを提示してくれない学校は学校じゃありません。


なーんてな。

わかってます。なんだっていつだってどこだって、何かやって褒めてくれる人なんてそうそういません。ダーリンも「会社じゃどんな大きな仕事しても、誰も褒めてなんかくれないよ」と。でも、だからこそそういうものが必要なのです!

というわけで、自分で自分を褒めることにしました。セルフエステみたいなものか?題して「褒美だ!大作戦」(笑)詳細は後日。

2010年5月2日日曜日

日本人としてロリる。


今週の金曜日はスウェーデンのイベントで、春の訪れを告げるでっかいたき火を見に行く…はずだったんだけど、一緒に行ったダーリンの妹さんの家の暖炉の火でごまかしてしまった…というしょぼい結末だったので、先週のゴスロリフリマのことを書きたい。

日本人会主催のパーティ会場にも小さいチラシがあったし、フリー新聞のイベント欄にも書かれてたゴスロリフリマ、「ゴスロリロッピス」。そんな興味もなかったんだけど、イベント会場で見かけたロリ達のかわいさにめろめろになってしまっていた私は、身の程も知らずに「ちょいロリぐらいは日本人としてトライしたい」と思う様になります。

会場はネットショップの店舗で、日本のクールなグッズをネットで売るという若者らしい小さいお店。で、スウェーデンの若きゴスロリ達が、自分の持ち物をフリマの様に売るまさにフリーマーケットだったんだけど、すごい雰囲気だった。もちろん会場が小さいので、全員が入り切らず外に並ぶわけだが、たまたま通りかかった人のパパラッチぶりは笑えた。そりゃそうだよなー。道ばたに突然ゴシックな人とロリな人とパンクな人が入り乱れて並んでいるんですもの。

なぜ日本人としてトライしたいのかというと、スウェーデンでもゴスロリはヨーロッパでもなくイギリスでもなく「日本」からやってきた立派なカルチャーと認知されつつあるからであります。恐るべし日本。今や日本は寿司の国でも侍の国でもなく、ナルトとゴスロリの国なんであります。すごいよね。

ってなわけで、携帯で「AYAに付き合わせられてゴスロリロッピスに並んでマース」とフェイスブックに愚痴っているダーリンを尻目にきょろきょろと美少女を物色。

ああ。こちらは根っからの金髪ですからね。中には横に大きいロリもいましたが、パーフェクトなロリータもおりました。少ないおこづかいの中からこうやってかわいい物を私みたいに集めているのね…と思うと感無量。ここに同志がおりましたよ!!随分年が離れてるけどね。

結局ロリータ服など買える勇気もサイズもなく、アクセをちょろっと買って終わってしまったんだけど、いい勉強になった。最初は「ホイップアクセでも作ってスウェーデンで売りまくろう!」とか思ったんだけど、ロッピスには同じようなホイップアクセ、いっぱいありました。中にはどう見てもダイソーグッズなものが500円くらいで売られてましたけどね。何を送るにもコストかかるからしかたないんだけど、狭いシェアで商売するのはウクレレでもう懲りてるので(笑)諦めます。

で、これからスウェーデンでなにをするかまだ考えてないけど、ゴスロリメイドカフェでも経営すっかな。毎日萌え萌えで私が一番貢ぎそうだが。(笑)

ちなみにダーリンのフェイスブックのアンサーに「君がどんなゴスロリ服買ったのか見せてくれ」とか書かれてるそうです。ダーリンロリータ化計画も私的には悪くない。(笑)

2010年4月28日水曜日

ヤーステュデーラルスベンスカイスコーランヌ。


Jag studerar svenska i skolan nu.です。英語訳は、I study Swedish in school now.です。

さっきものすごいショックというかむかついたことがありました。
でも考えてみれば、最近まったく「むかつく!」とか思わなくなったし、「いらっ」としても、何でいらっとするのか分析できてて、カンタンにするっとアセンションできてる。この久しぶりのむかむかも、分析したみたら思いあがった自分がいて、反省反省しつつカームダウン。でもちょっとの間だけ、ロゼッタストーン(スウェーデン語の学習ソフト)に当たっちゃった(はあと)でも機械だから許してくれるでしょう。こういう時機械がセンセーだと助かります。音声認識しにくいだけで済ませてくれるから。

今日までで約3週間学校に通って、13日授業を受けたんだけど、色んな意味で面白くて仕方がないです。
結局学校には日本人はひとりもいなくて、フィリピン人と日本人のハーフの女性が一人。名前は日本人姓だけど「こんにちは」くらいしか話せなくってがっかり。あとは80%くらいイラクからの亡命者でアラビア語しか話せない。女性は100%ショール。でも結構かわいいです。あとは近場のヨーロッパ人と中国人、タイ人。

まず初登校の日、説明会を受けたんだけど、まったくもってスウェーデン語がわからない。ゆっくり話してくれても、わかんないものはわかんない。(笑)やさしいやさしい先生は、このあとまったく同じ事を英語で説明してくれたので、ことなきを得たのですが、後で話を聞くと、アラビア〜ンフレンズ達は「まったくちんぷんかんぷんだったわ!!ぷんぷん!!」とアラビア〜ンスカで怒ってらっしゃいました。(笑)こういうことはなぜかわかるのよね、アラビア語でも。あとで夫婦と間違われるくらい仲良しになる同い年のペルー人マルコとお友達になるのですが、それまで3日間一人ぽつんとしてました。だって英語話す人もいなかったんだもん。

翌週から授業は始まり、私は「2Bクラス」と言われていたのにビギナーの集中コースになぜか入れられ、なぜか受けるはずのテストもなく、わかわかめなまま、最初の一週間は、全てボディランゲージだけで毎日過ごしてました。でも、先生の言ってることがだんだんわかってきます。なぜって毎日同じこと言うから。(笑)クラスの雰囲気も慣れて来て、毎朝皆と挨拶するようになったし、お昼もマルコと一緒に食べるようになって、不安な気持ちもだんだんなくなりました。

ランチはカフェテリアで持参のお弁当を食べますが、中国人とフィリピン人は、おかずを持ち寄って各自のお米でみんなして食べる…というアジア独特の食べ方をしています。すっごく美味しそうで私も参加したいんだけど、私はスウェーデン語も中国語もフィリピン語もできないので、箸くわえて見てるだけです。うう。

さて、授業はいたってカンタンで、アルファベットからやりました。そんなの…と思うと、あなどれない。発音が難しいんです。「K」は「ケー」ではなく「コー」だったり。「A」が「エー」ではなく「アー」だったり。「Y」が「ワイ」ではなく「イーユ」(にあくまで”近い”発音)だったり。さらにスウェーデン語特有の文字もあるので、毎回汗かきかきお勉強してました。

二週間目に入ると、他の生徒達のことが気になってきました。というのも、やつらは鉛筆一本で学校に来やがります。ノートくらい買いなさい!とマジでセンセーに言われてました。(笑)そんなレベル。消しゴムも鉛筆削りも辞書もノートもない。そんな方々と一緒にお勉強です。ある日センセーに「AYAはいっぱいグッズを持っているのね」と言われました。はいの通り。英-スミニ辞書一冊、日-英電子辞書一冊、日本語テキスト二冊、ノート二冊、ペンケースに人に貸すようのための鉛筆削り、ポットにコーヒー、ポストイット2種。がっつり机に広げてます。まあス-日のダイレクトな辞書がないんでしかたないんですけどね。英語も一緒に勉強してる感じで。でもセンセーは後で実感します。「AYA勉強してる!!」って。

そーです。AYAは勉強しています。宿題はもちろん自習も欠かさない。質問ばんばん、小テストも優秀。これでセンセーは嫌みも言わなくなりました。私の場合は、ツールが勉強へのモチベーションを高めてくれるからです。だから、ステーショナリーは「ピンク」でないといけない。先日も書いたけど、辞書は色が大事です。(笑)

写真は、自宅キッチンの壁です。ダーリンにも日本語を覚えさせるいい手だと思いついて、ポストイットに単語を書いて貼っています。一枚のポストイットを、英語、スウェーデン語、スウェーデン語の読み方(カタカナ)、日本語訳、日本語訳のひらがな、日本語訳の発音(ローマ字)の6分割。結構コミュニケーションのきっかけになったり、何気なく見ているうちに覚えたりと、か〜な〜り〜使えます。おすすめの勉強法。私はトイレと机の前、冷蔵庫や玄関にもべったり貼っています。まだダーリンが文句を言わないのが救いです。

鉛筆をハワイで卒業した私がなぜ鉛筆削り?それは、みんな持ってなくて授業中おたおたしているのを見てられないから。一度銀行のタダでくれるシャーペンをあげてみたら、なんと使い方を知らなかった!!だから鉛筆を使っているんですな。AYAさんは今、ビギナークラスでなんでも屋さんと化してます。

でも三週間目の先日、センセーに呼ばれて「またテスト?」と思ったら、なんと新しく開設されるクラスへのお誘いでした。通常ビギナークラス終了後は、午前中の4時間か午後の4時間だけしかクラスがありません。私のレベルの通常クラスは約一年かけて卒業するらしいのですが、このクラスは午前と午後両方お勉強するクラスだそうで、約5ヶ月でスピード卒業しちゃいます。どっちにしろ私はまだ仕事もないし、一日みっちり勉強して早く卒業した方が、毎日だらだら過ごさなくていいなと思ってOKしました。夏休みが2週間しかなくてダーリンと休みが合わないのが問題ですが…。マルコと一緒に誘われたのですが、マルコは仕事を見つけられそうなので行かないかも。ああ。英語での説明も100%わかったわけじゃないんでまだ当日行って驚いた!の連続だとは思いますが、日々サプライズを楽しめるクラスになったらいいなと思います。

学校で言葉は通じないなりに、楽しみなことも。最近では日本語でマルコに愚痴を言ったりしてます。マルコはスペイン語で相づちを打ってくれるので、何でもおかまいなしでいいです。(笑)ペルーでは、子供の頃にウルトラセブンを見ていたらしく、携帯の着信音がそれです。「ウルトラセブン」とカタカナで紙に書いてあげたら大層喜んでました。今でもアンヌ隊員が好きなんだそうで。(笑)
イラク人のおじいちゃんは時々お菓子をくれるのですが、めっちゃうまい!!なにこれ!!ってびっくりするほどうまいです。レーズンカステラにクミンが入った味で、後で市場でさがしても見つけられません。でもおじいちゃんは全然言葉でコミュニケーションができないので、質問もできません。今度またくれたときがチャーンス!です。(笑)

とりあえず、自分はこの学校の中の日本人代表として、伝説に残るようがんばります。後から入って来た日本人の生徒に「トヨタ、日産、ソニー、ミュッケブラー(すごくいい)!」とともに「前に居たAYAって日本人はさらにイエッテブラー!(めっちゃいい!)だった!!」と言って欲しくてさ。(笑)

2010年4月25日日曜日

バックパック背負ってパーティへ。

土曜日、午後に日本人会の桜イベント、夜にダーリンの友達の誕生バーティーに行きました。着物来たじょ!!

日本人会のイベントは、毎年桜の季節にいろいろな日本の文化を紹介しつつ日本食の屋台も出るお祭り。
舞台では合気道、剣道、コーラスなどを紹介するなか、着物ショーというのがありました。まさにショーで、若々しいおばさまがたが素敵な着物を披露してくださいました。ちょっと着こなし的に「?」って思う人もいたけど、まあまあ厳しくなさらずに。スウェーデンでもこんなに着物を着る人がいるんだ〜って思って本当に嬉しかった。やっぱり司会のおばさまの着物が一番素敵でした。私も参加したいな〜。着物ガールズはコーラスの仲間でもあるらしく、日本の歌を沢山披露されていました。


写真みてね。私たちは夜にパーティに行かなくては行けなかったので、途中で退散しましたが…。その後に続いた「コスプレショー」もぶっちゃけ見たかったっす。美しい美少女が萌え萌えなウサタンになってて、個人的にヤヴァかった。萌えまくりでした。あと、本気で世界に入ってるピンクの髪のお兄さんが印象的でした。あれはナルトのお兄さんだったですかね?コッチでもナルトはすごい人気で、どんなちっこい本屋でもマンガは置いてあります。ドラゴンボール、ナルト、黒執事、NANA…スウェーデン語だからわかんな〜い!!でもなんとなく日本語の表紙とか見慣れたイラストを見るとホッとするものです。

屋台はやっぱり高くって、パン屋さんの柏餅の高さにダーリンがお店の前でびっくりしてて恥ずかしかった…。その分味わって食べますね。(まだ冷蔵庫の中で寝ています)


そのイベントの後、ダーリンのウクレレ友達が50歳の誕生日を迎えるということで、奥さまと一緒に合同誕生日会を企画され、私たちは招待されました。スウェーデンでは50歳に盛大なバースデーパーティをするのがポピュラーらしいです。他の友達のも招待を受けてたりするし。せっかくの素晴らしい機会、ここで着物を着なくては女がスタル!とばかりに朝から3回も帯の着付け練習をして夜のパーティに挑みました。ああ、私はすっかり太ったな〜。幸せ太りでもヤヴァイです。もう人の事いえない。私がアンパンマンになってしまいましたよ…。

二回に分けて送った荷物のうち、高級な着物が入ってる段ボールだけまだ届いてなくて(追跡して今週届くと判明)持ち合わせの中でのセレクトだったので、かなり着付けには苦労しました。結局ママンの昔の着物を着て行きましたが、丈も短く幅も狭くて、このままだと今回でタンスの肥やしになりそうな予感。痩せたとしても丈が微妙に短いんですよね。

ともあれ、初フォーマルの場。緊張しました。パーティはレンタル会場らしいのですが、行ってみてびっくり!コンサート会場ですか?!ってなくらいでかかった。最初ロビーが会場だと思ってたくらいです。(汗)だいたい70人くらいでした。子供も含めて。それに主催のお二人に子供2人でがっつり74人。結婚式でした。完全に。

で、このあとすっごいショッキングだったのは、座る席が決まっていたのですが、座席表を見ると、なんとダーリンと別れ別れに!!ワイ?なぜ?ヴァルフォール??まったく知らん人に囲まれて、スウェーデン語も英語すらも満足にできない小市民AYAさんに着物でどうしろと!??久しぶりに脇の下に汗かきました…うう。着物なのに。

ダーリンに言わせると「そんなのスウェーデンでは当たり前だから、AYAに前もって言っておくことも考えてなかった」とケロリ。おっさん!どうしてくれますか!このカップルセパレートシステムは、本当にスウェーデン(他の国ではわかりません)では普通で、逆に日本の結婚式の様に知り合いが固まって座ることはないそうです。ちょっと知ってるか、知らなかったけど知り合いの知り合いだし、話は合うです。みたいな自然さで、新しいお友達や新しい恋人を見つけるいい機会になっているようです。

まあ結果から言うと、かなり楽しめたんですけどね…。みんな親切で英語で話してくれたし、私の着物きれいね!素敵ね!とみんな褒めてくれたし。初めて実物を見たとは主役のお友達。席の周りの方々は、私のスウェーデン語の発音いいね!とかすごい話せるじゃん!とか褒めてくれました。ここで「いやいやまだまだだね」と言う人はいないと思いますがね…。

さらに隣の人はアメリカ人でした。久しぶりのアメリカ英語です。しかも私の英語の発音もいいねえ。アメリカ英語だね、と言ってくれました。スウェーデンはヨーロッパなんで、英語と言えばグレートブリテンです、基本。でも日本人はアメリカ英語を習うし、私もハワイで英語を勉強したので、発音はどうやらアメリカ英語のようです。自分で気がつかなかったので、ほほう、と。さらにうふふ…(はあと)と。嬉しかったっす。

ちなみにアメリカ英語はちゃんと「アメリカーンスカ」という名前がついてます。英語の辞書も「エンゲルスカ(イギリス英語)」と「アメリカーンスカ(アメリカ英語」の二種類があります。私は迷ったあげく、「ピンク色」の表紙が決め手でアメリカーンスカを購入。ダーリンに「辞書で一番大切なのは表紙の色だよね、やっぱ!!」と嫌みを言われてしまいました。悪かったね。(笑)

で、パーティ。
ちょっとした余興があって(もちろんスウェーデン語だからわかんないけど)、ダーリンもウクレレを他のウクレレ友達とともに弾きました。もうすぐユーツーブにアップされるでしょう。ダーリンは主役の友達に「ウクレレ弾いて」とリクエストされたのに「ごめ〜ん、練習する時間ないからできないな〜。でもウクレレだけは持って行くよ、一応ね」と軽く嘘をつき、4度のハード練習後にサプライズ本番に挑みました。かわいそうな主役のお友達。サプライズは最初ちょっぴり切ないですな。でも最後は一緒にウクレレ弾いてて、大層楽しかったようです。よかったね、ダーリン。

私は…というと、実は向かいの席の人が私のユーツーブビデオを見ていたらしく「なぜウクレレ弾かないの〜?」と何度も言われました。えー、着物だしい、飲んでるしい、ウクレレのチューニング違うしい。といいわけばかり。ウクレレ弾きます、と言っている以上、弾かないのは失礼に当たる気がしました。だって、社交辞令じゃなくて、本気でリクエストされてるんだもん…反省反省。今度は飲んでも振り袖があっても弾ける曲を用意しておきます。

最後はダンスパーティで、バンドの方が大音量でロケンロールを弾く中、ディスコチックにダンスダンス。お友達のお友達は50歳前後なので、申し訳ないけどちょっと踊り方がみんなかわいかった。特にダーリン。(笑)初めてダーリンがロケンロールで踊ってるところを見たんだけど、かわいかった!!あまりのかわいさに惚れ直したくらいです。(笑)
でも、私も着物でロケンロールだったので、自分で「いじわるばあさんみたいだな」とセルフつっこみをしながら踊りまくりました。大層楽しかったです。

でも、最後に帰る時が実は一番印象深かった。お向かいだった人が見送ってくれたのですが、その時に「いやね、今さっきAYAの着物についてディスカスしてたんだ」と。ディスカス?!何を論議していたのですか?

どうやらお太鼓(帯の後ろの結び目のところです)が大層不思議だったらしく

「そのバックパックはなんのためにあるの?」と。

バックパック!!バックパック!!!今でも思い出すとウケる。お太鼓のことを、何か入れておくパックと思ったようです。そのベルト(帯の事と思われ)はなんという名前なのかとか、赤ちゃんを背負う為とかなにか意味ががあるのか?と聞くので、適当に答えて置きましたが(私もお太鼓の歴史はわからんかったし)、びっくりしました。所変われば常識も変わる。わたしにとってお太鼓がなんのためにあるのかなんて今まで考えた事なかった。本当に面白い発見です。

というわけで、長いブログは今日はとりあえずここまで。時間があったら、日曜日に行った「ゴスロリフリマ」について書きたいところです。

2010年4月18日日曜日

宮﨑アニメ、スウェーデンで盛り上がってる模様。


え、ご心配の皆様、とりあえずアイスランド噴火の影響は日常生活ではまったくありません。天気いいですし。格段ほこりっぽくもないし。以上業務連絡。

で、宮﨑アニメ。ダーリンが料理をする時たまにキッチンで聞いているラジオ。特に気にも留めなかったのですが、突然日本語が耳に飛び込んで来てびっくり!よく聞くと、どうやら宮﨑アニメの話をしているようです。しかもトトロ。日高のり子の声がスウェーデンのラジオにこだましました。私はてっきり「タッチ」の南ちゃんかと(笑)

私はダーリンを時々「トトロ」と呼んでいるので、急いで居間にいたダーリンを呼んでラジオを聞いてもらいました。どうやら来年ストックホルムで日本アニメフェスティバルみたいなのが開かれると言っているようです。何とも興味深い!デーエーイントレッサーント!であります。なんせ宮﨑駿に情操教育を受けた世代です。カルピス劇場で育ったと自負しているわたくしとしては、宮崎アニメがスウェーデンで認知されるなんてこんなに嬉しいことはないのです。

いつかダーリンの友達の家に行った時に、「鼻の穴に沿って丸く鼻くそを付けた、天使のようにかわいい」美少女推定5歳が、スタジオジブリのDVDボックスセットを見せびらかしてくれた事がありました。そのことを思い出し「いつかはダーリンにナウシカを見せんとなあ」と思っていた私はいそいそとボックスセットをおすすめ。どうやらラジオでべた褒めだったらしく「宮崎アニメは大人も楽しめる」と聞いた模様。よしよし。

結果、2ボックスもネットで買ってくれることに!!ちょっと安かったのが幸いでした。1ボックスは多分大人向けの「紅の豚」「ラピタ」「ナウシカ」「耳をすませば」です。特に「耳をすませば」は、「火垂るの墓」と間違えてたので手にした時ショックだったわあ。どっちにしろ多分見れないだろうけど…嗚咽が止まらなくて。

大人向けボックスセットだけで十分だったんだけど、なにせダーリンは「トトロ」が見たいのですよ。どんなものかが知りたいのです。2ボックスは子供向けの「トトロ」「魔女の宅急便」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」。なぜ「となりの山田君」が入ってないのかといぶかるところではないですよ。(笑)特に魔女の宅急便はストックホルムの街をロケハンした時の背景を使っているらしいので、「ここはあそこだ」とか見つけながら見るのもいいかも…ということでこちらも購入。さらに私はハウルを見た事がなかったので嬉しいことこの上なし。キムタクは少々心配なところだけど。

で、昨日届いたのがこれ。一緒に最近食べてるお菓子なんかも写してみました。あああ、見るのが楽しみです!!なにせ最近の日本語娯楽はユーツーブの「パタリロ!」とiPodの「戦隊ものOPシリーズ」くらいしかなかったもので。学校の帰りは特に「電子戦隊デンジマン」がおすすめです。デンジマンもユーツーブでチェックできます。ああ、いつか私のiPodのヘビーチューンを紹介したい。ストックホルム在住、38歳無職女性のリアルチューン。(笑)

2010年4月11日日曜日

いざ、スウェーデン語学校へ。


ああ、しばらく忙しくしているうちにすっかりブログを忘れてしまいました。ここ2週間のうちに色々ブログに書きたい事があったのですが、根っからのめんどうくさがりで。うふ。

でも学校のことはちょっと書きたい。今日は学校の話。先日スウェーデン語の学校に行くためのテストを受けてきた。スウェーデンのパーソナルナンバーを持つ移民なら無料で受けられる「SFI」というアダルトスクール。
しかし、テストといっても、ペーパーテストじゃなかった。とにかく勝手がわからないし、このままだと多分一時間は何も進まないまま受付に座ってるだけになりそうだと思ったので、即受付のおばちゃんにどうすればいいのか聞いてみた。するとその場で登録後、1分もしないうちに名前を呼ばれた。行動あるべし。案内された個室に入ったら、違うおばちゃんが「べろべお?」「ゔぁーろべろべ?」とかとか「ぱしょーんべろべろ?」とか矢継ぎ早にいってきて、全然分からずちゃんと答えた。(笑)特に数字はがんばってスウェーデン語で答えてみた。答えは一応合ってたらしい。でもスウェーデン語分からないって英語で訴えたら、おもむろに英語の絵本を取り出し、読めと。さらにスウェーデン語の綴りを読んでみろだの、英語でスウェーデンについて書けといきなりノートを渡され、意識喪失。

この作文、今思えばハワイの学校でちょっとやった、論文の書き方で書かなくてはいけなかったのだとわかる。最初に言いたい事を書き、なぜそうなのかを説明していくパターン。しかし、実際に私が書いた文章は支離滅裂で、しかも英語で考えて書いてしまったので、構成もぐちゃぐちゃ、まさに「私はとりあえず英語でこのくらいのグラマーは分かります」的なアピールになってしまい、非常に恥ずかしかった。しかも、それを目の前で赤字を入れられ「英語で文章を書くのに慣れてないのね」と同情されてしまう。日本での職業を聞かれたから「コピーライターです」って答えたから、なおさらだったかもしれないが…。

「先生の話すスピードが遅い下のクラスから初めてもいいし、早めのクラスに入ってもいいけどどうする?」と聞かれて、下のクラスから始めることにした。あとで調べてみると、他に同じ様に日本人でSFIに通っている方々はもっと上のクラスから始めているようだ。でもそんなの比べても落ち込むだけだし、他人と比べる為にスウェーデンに来たんじゃないから気にしない。でも、一番気になったのは、自分の文章力、構成力だった。英語じゃなかったら?いきなりじゃなかったら?自分の文章力ってそもそも?

全然書けなかった文章に文字通り「ショック」を受けて、オフィスを出た。テストのあと、ブラブラとウインドーショッピングをするつもりだったが、早々と引き揚げて家にこもる。スウェーデン語を学ぶにあたって、一番大事なのは「英語ができること」だと泣く泣く認識する。これははっきり言えた。

さらに郵送された案内書には6月4日からね。と書いてあるのだが、私は口頭で4月と聞いた。しかもそのスウェーデン人のおばちゃんは「6/4」とメモに書いている。この場合、6月4日ではなく4月6日なのである。スウェーデン人は4月6日のことをこう書く。ここですごく戸惑う。英語圏で4,Aprilと書く理由を嫌というほど理解する。とにかく。「エープリル」と言ってたし、このあと2ヶ月も待ってられないので問い合わせると、やはり間違っていた。しかしこんなことでめげない、慌てない。海外では間違ってて当たり前。間違えてない方が間違っている。

さらにこの後初登校となるのだが、学校を見つけるまでに一苦労、教室にたどりつくまでに一苦労、オリエンテーションはスウェーデン語と英語。疲れまくる。

英語を聞いて何とか内容はわかったが、同じクラスになるアラビア語圏の人に「何言ってるんだか全然わかんなくてまいったわ〜」とぐちを言われる。アラビア語で言っているのでまったくわけが分からない。しかし、眼鏡がないと何も見えない人でも女性の裸だけははっきり見えるのと同じ効果で、ぐちとかはだいたい意味がわかるのが不思議。で、すっかり仲良くなる。

実際の授業は1週間後の4/12から(これを書いている時点で明日)だが、どうなることやら楽しみだ。何より新しい人たちと会話が出来るのがうれしい。

さて、作った着物の話や今日出かけたアンティークマーケットの話、初のウクレレイベント「Stora Ukulelefesten」参加、ヨーグルトの話など、またまた次回に。
写真は、3/21のものです。今はもう氷も溶け、日中は10度前後、日没はすでに20時。そろそろガーデニングの季節です。

2010年3月27日土曜日

隠し砦のプリンセス。

ひっさしぶりにウクレレ動画を作りました。本当に久しぶりで自分でびっくりしちゃった。(笑)



この曲はウクレレコスモスという投稿サイトの3月の課題曲でした。
何となく気に入ったので、頑張ってみることに。しかし、英語はやっぱりヤヴァイですな…。
最初なんか口に飴でも入れてるかのような歌いっぷりです。しかも、断っておきますが最初に録音してからすっかり満足してたダーリンをねじふせて(笑)、フェイクビデオをYOUTUBE向けに作っています。ウクレレ合ってません。口パクも合ってません。

しかも久しぶりにiMOVE(マックのビデオソフト)触ったから、全然わかりゃしねいし。最終的にはシンクロできましたけどね…。忘れたくないものは時々やってないといけません。なにごともね。

最終OKを出した音源さえ、もともとテンポが合ってないんです。英語最悪、ウクレレもソロなんてありません。でもいいんです。楽しかった!!すごく楽しかった。これだけで寿分。これをきっかけに、「楽しんで」ウクレレを弾く日々に戻れるなら。

途中写っている窓は今日の窓です。気温+8度、ストックホルムでは久しぶりの温かさです。一日録音と練習で外には出なかったけど。さらに写っているアパートメントは、基本うちと同じ作りです。あと、見えますかね?雪がまだ地面に残っています。基本の地面は「岩」なんで、なかなか雪は溶けにくく、さらに溶けた雪は湖に流れ込みます。こうして春になるんですねー。

私は花粉症なのですが、今のところ全くその気配すら感じません。ビバ・スウェーデン!!もうかなり花粉がきつい時期だと思うのですが、皆さんどうしておられるでしょうか?


さて、全然関係ないけど、最近日本特集で何本か日本のことをテーマにした番組を見ています。とは言っても、全部日本オタクなフランス制作のものなんですがね。フランス語ナレーション、スウェーデン語字幕でも何となく言ってることはわかります。で、その内にすっかり私たちの間で馴染みになったのが「黒澤映画」。今年は生誕100年記念らしいので、なおさらかもしれません。

三船敏郎マジかっこいいっすね。「赤ひげ」「七人の侍」「隠し砦の三悪人」と続けてスウェーデンのテレビで見ていますが、「隠し砦」で初めて「ヒメ」が出てきました。雪姫でございます。

「私を今からヒメとお呼び」とダーリンに言いましたら、翌日から「ヒメ、ヒメ」と呼んでくれるではありませんか!白いタイツは履いてないけど、王子様がウクレレに乗ってやってきてくれます。あと、「ホウビダ!」が最近のお気に入りワードらしいです。さらに「ヨシ!」も。(笑)ミフネワードでございます。ダーリンが言うと結構面白いのでそのままにしていますが。古い言葉ばっかり覚えて、あとで変な時に言ったりしないかしら?とドキドキものです。

はて、「私がヒメならば、そなたはなんぞや?」と聞きましたら「なななな なななな なななな なななな バッドマーン!!」ですと。効果音付きですよ。(笑)
かくしてヒメとバッドマンは今日もスウェーデンの隠し砦でウクレレを弾いているのでございました。終。

2010年3月23日火曜日

勢い余って、帯作り。


ミシンでががっと。もちろん中にいれる帯芯がないので、適当に固さのある生地(ディーパックに使うような生地)を入れています。アイロンかけても溶けなかったので(笑)よしとしましょう。リバーシブルです。しかもつけ帯も!

生地はスウェーデンで調達。街の個人でやってる小さな生地屋さん(ジンケンスタン近く)でも、そこかしこにスウェーデンの有名なファブリック会社のおされな生地が山になって売られています。コーフンするよね。
だいたい金額は1メートル100クローネ〜300クローネ。ですが、こちらの生地は基本の幅が140センチあるので、何となくお得な気がします。日本だとだいたい90センチくらいですものね。

ちなみに、このお店で2回店員に間違われました。一人目は多分日本人だったと思うのですが…英語で受け答えして何か不思議。裁縫好きならお友達になりたかったなあ。また会えるかしら?もうひとりは「上着も鞄もなくメモを書いていたから、てっきり!」と、英語で。確かに鞄も上着も置きっぱで、気合い入れすぎな格好でしたね。うふ。

で、日本で買った「七緒」という着物雑誌を参考にして帯を作りましたが、正直言って寸法を間違えた。ワインを飲みながら、例によって暗い部屋の中でやったからかもしれないけど、「七緒」の半幅帯の作り方の説明は、すごく分かりにくかった!!おかげで縫い代ぶんのないまま生地を切ってしまい、どうしようもない状態に。すっごく「いらっ」としたけど、確かによく読めばちゃんと「縫い代も作ってね」って書いてあるところには書いてあるし、私も帯の幅を最初から知っていれば「え?小さくない?」って疑問に思う事もできたので、仕方ない。イライラは、するっとアセンションして(やり方覚えてる?)、できる限りのことをして帯に仕上げました。

でも、また生地を買い直すのはすごくもったいなかったので(139クローネ(1,800円!!)無職には高すぎっ!)なくなくお太鼓部分の継ぎ目を許しました。でも出来上がり幅17センチと2センチも広げたし、模様をちゃんと継いだからあんまり目立たないし、他の場所は全部隠れるところで継いだし、これなら「木綿」の格付けで着られるところには着ていけそうです。気にしない、気にしない。
なにより、スウェーデンらしいトナカイの柄がすっごく気に入ってます!!裏側はリサイクルショップで買ったカーテン。(笑)カーテンは2枚セットで50クローネ(650円くらい)ちょっぴり60年代風の温かなサイケ柄。


ここへきて、カーテン生地は着物にいろいろ使えると気づきます。
家のカーテンのデザインがとっても気に入っていて、ずっとこのカーテン生地の余りをテーブルクロスとしても使っています。しかし…

着物になりそうなスウェーデンのおされなファブリックはないもんかとネットで検索していたら。テーブルにひいてガンガンに日に当てているこの写真のカーテンこそ、スウェーデンで有名なテキスタイルの会社「ブロース(Boras)」社(よくボラスと書いてあるがスウェーデン語読みはブロースです)の生地でした。日本での販売金額はメーター4,515円…。こっちでは消費税が高いのでもっと値段は高いです。今まで使った中で一番高いテーブルカバーかもしれない。うう。

私が高校生のときの先生はよく貧乏話をしていたのですが、大学の卒業式に着て行くドレスをカーテンで縫って、しかもまたカーテンに戻したと言っていました。そのときは「カーテンでドレスを作るとは、ごわごわするではないかのう?」と思っていたのですが…。20年後、まさかそれをここスウェーデンでやろうとしているとは、まさか自分でも想像できなかったのう。

もう少し「素材」の知識を得て、リネンとかリネンコットンとかで、一度単衣の着物を作ってみようと思っています。もちろんブロースのカーテンはダーリンに怒られるからそのままで、ね…。

2010年3月21日日曜日

初のウクレレ練習とガット弦の作り方。

永い事かかっておりましたが、今日本当に久しぶりにウクレレ練習いたしました。
ウクレレコスモスという大きなウクレレの掲示板には、毎月お題の曲というのがあるそうで、ダーリンが他の人の弾いているのを聞いていたら結構いい曲だったのでトライしてみました。

まだ仕上がっていないけど、3月のお題曲なんで、3月までに投稿しないと…うう。

ダーリンを含むスウェーデンの方々は、Dチューニング(ダーリンは言っている)という、私のチューニングより2フレット分高いチューニングにしているので合わせるのが大変です。ここはどのコードで弾こうか?なんて言っても一苦労です。いつもわがままいてごめんね〜!でも二人で同じ様に弾いてもどこか音が違ってて面白い。時々あわないこともあるけど、そこがまた面白い発見です。

私は特にウクレレコスモスに参加していませんが、ダーリンが見ているのをたまに横で覗き見すると面白いです。今日はこんなの見ました。


イタリアのミンモさんという方らしいのですが、すっごい急いで巻きにいってるところがおもしろいです。ウクレレやらない人でも、弦楽器の弦がこうやってできるんだ〜って楽しめるかと。

今日は一日ハードな雪景色。+2度です。昨日は温かく+10度。「日本の冬のコート」でおでかけしたのに。当分は雪と雨とぐちゃぐちゃな道をハネハネしながら歩かなくては。

あ、そうそう、やっとパーソナルナンバーというものが届きました。遅かったなー。4週間目でやっと。実は先週ダーリンに電話してもらったんです。どうなっての?と。そしたらば、まず担当者が「ホリデーで休んでたの、2週間。」と。(笑)電話した日に出社したんだそうで。でもその方いわく、私が渡した書類の翻訳が戻って来たのが2週間前だったという言ってたらしいから、ちょうど1週間遅れただけで。しかも電話の翌日「前の旦那の生年月日ちゃんと書いてないから教えろ」と電話が。そんなの覚えてねーよ…。でもがんばって思い出して、無事先週の金曜日に書類が届きました。気学で確か六白金星だったな…そこから割り出しました。(笑)

まあ、書類の遅れとかそういったたぐいのものは遅れるのが当たり前だし、こんなの序の口でしょうから全然気にしません。タイミングなんですよね、きっと。これからきっと良いことがおこるいいタイミングに、運命が合わせてくれてるんです。と思うと何も怒る筋合いもなく。素晴らしい友達や先生と同じクラスになれるタイミング、出かける先で出会う楽しいハプニングのタイミング。一ヶ月のんべんだらりと主婦業を楽しませてもらって感謝感謝です。あー楽しかった。

明日早速学校に行ってテストを受けてきます。テストといっても、スウェーデン語がどのくらいのレベルなのかを知るためのテストなので、緊張もしないし、特別勉強もして行きません。リアルな私のスウェーデン語レベルを見せてきます。こんなに落ち着いて受けるテストは生まれて初めてです。

2010年3月14日日曜日

海外で着物、考。


ここのところ、ダーリンが寝込んで会社を休んでいるので、一日中軟禁状態で二人してウクレレとかネットとかを楽しんでいます。

で、とうとうスウェーデン語のブログを作りました。グーグルのブログスポットドットコムは、同じメアドで違うブログを作れるのがいいです。いまだにカウンターつけられないけど…。いいお勉強になります。いいお友達作りの材料にもなればいいなと思います。スウェーデン語を読むのは難しいと思いますが(私も…)AYAさんが苦労しているスウェーデン語ってのはこんな感じなのかってのを体験してみてください。

AYA-Japanska i Sverige
http://ayajapanska.blogspot.com/

それより着物です。着物には、私にとって最大の課題の「サイズ問題」があります。着物はサイズがないと思っているあなた!!今の人の体型は昔の人のサイズとはだいぶ違うので、アンティークやリサイクルで古着の着物を買たり、親戚などからおさがりをもらう場合、着物が小さすぎて死活問題なんです。

つんつるてんになりやすいので、袖は何とか直すとして(とはいいつつ出せるだけの布があるかどうかとか、裏地もあるし本当にお直しは大変です)、問題は「おはしょり」です。(意味はぐぐってね)

どうもこのおはしょり、なしでもOKか、はたまたやっぱりぱりないと変に見えるのか。…私には変に見えてしまうんだな。悲しい日本人のさがかしら。でもおはしょりは、着崩れを防ぐ効果もあり、ただの飾りじゃないんですって。

着物オタクのオランダ人がアムステルダムにいると雑誌で読んだのですが、彼女はほとんどの着物をおはしょりなしで着ていました。でも彼女はブロンドだし、私の体型とは全然違うものな。でも彼女にはいつか会いたいです。ダーリンの妹さんがベルギーに住んでいるので、アムステルダムはそう遠くないらしく。(その距離感がよくわからん)いつか彼女に会いに行ってみたいです。あ、ちなみにおはしょりなしの着物は対丈(ついたけ)と呼ぶようです。日本語もまだまだ難しいですな。

で、私の場合、もらった着物はほとんどがぎりぎりおはしょりができるかできないかの瀬戸際なので、とっても悩んでおります。おはしょりをあまり気にせず着るか。おはしょりが作れるように着方を工夫するか。織り込んでいる布を出してリメイクor布を新たに足して胴継ぎするか。それとも布を足さずにおはしょりごと縫ってしまうか(5分で着られるように出来上がりの形に縫ってしまうらしい)。

海外ということで、かなり色々なことが制限されてくるから、最悪二つにちょんぎってしまって簡単に着られるようにしても文句は言われなさそうだけど、それじゃあ自分的に満足できないしぃ。着物もかわいそう。

ダーリンが何をそんなに悩んでいるんだと心配そうに聞くので「着物が小さいので縫わないといけないの」と言ったら

「何で大きくするのに“縫う”の?」

「普通縫ったら小さくなるでしょうが。」と。確かに。そこが着物のトリックなんだなー。

未来の義母にいただいた着物は、結局心苦しくも裁断し、脇からとった布を縫い合わせて「胴継ぎ」をし、無事手術完了しました。写真の着物です。まさに“縫った”だけという、とっても男らしい仕上がりです。(笑)

長襦袢が間に合わなかったので、タートルネックで。さらにどさんこ風のニットの羽織は、ママンのおさがり。まあ、着物デビューした話は、また後日。さらにスウェーデンで買った布で帯を作った話もまた後日。

2010年3月9日火曜日

セムラ、Semla.


何か変なコメント投稿が入ったので、今のところコメントを認証式に変えております。偉そうにしてごめんなさい。うう。ハタちゃん、まだこっちは全然寒いよー。

さて、写真は最近お店に出始めて「まずい」と気に入っているシュークリームみたいなデザート、「セムラ」。生クリームを使っているのに甘くなく、シューはパン生地でしかもカルダモンを使っているので微妙なお味。中にはマジパンと同じ素材ででもっと甘いペースト状のものが入っています。毎年どこのセムラが一番美味しいかを新聞で競うのです。これはいくつかのガイドブックにも書かれていて、ヘー気分。でも私は普通のシュークリームがいいなー。なぜかというと、なんとなく「早く」食べなくてはいけない気分になり、急いで食べてしまうからです。今回二回食べましたが、二回とも焦ってました。ぜひ焦って食べたくなる理由を教えてほしいです。

さてさて、最近スウェーデン語の勉強も自主的にしている私。もうすぐ移民者を対象にしたスウェーデン語の学校に行く予定なのですが、まだ先のことになりそうなので…。

スウェーデン語は英語と同じアルファベットにプラスアルファの文字を使います。Aの頭に○とかてんてんとかついてるあれです。ナウシカにもついてるあれです!!あれが難しい。多分私には一生正確に発音する事が出来ないでしょう。だって、何度か真剣に発音練習したけど、全部違うよってダーリンに指摘されちゃったもん…。

さらに、Go(+点々)r inte sa!(+まる)なんて、「ゴールインテソー!(やめて!)」じゃないんです。Gを使ってるのにヤール(に近い発音)なんです。覚えられない…。さらにJなんかも危険な文字。まずジェイとかって読まないです。

英語の文法に似ているので、つい英語読みしますが、全然間違っていて涙。でもね。この年になってからまた新しい言語を覚えるなんて、すごくわくわくするなーと思います。特にこのスウェーデン語はこれから一生役に立つ基本言語なわけですし、まわりは皆スウェーデン語なんで「必須」加減が違います。身近に根気よく付き合ってくれる無料の先生(ダーリン)がいますし、ロゼッタストーン(パソコンの語学ソフト)という高額な先生もいますし…。

覚えれば覚えるほど、分かることも多くて楽しみが増します。未だにスーパーにひとりでお買い物は緊張するので、特に甘い物をひとりでこっそり買う時に役に立つでしょう。うふ。スーパーなんて並ぶだけじゃん…と甘く見ていましたが、レジの店員は何かと話しかけてくるし。(必要なことを聞いてくるのだから仕方ないが)肉ひとつとっても、ただ牛肉と書いてあるだけじゃないし、想定外の色んな肉と区別しなくちゃいけないので(トナカイの肉とか)必死です。それが楽しいんだけどもね。

ある意味、スウェーデン語を習うための最高のお膳立てをされているわけで。本当に贅沢ですよね。スウェーデンが好きで、とか北欧に憧れて、という理由でここにいるわけじゃないけど、その分この贅沢な環境をフルに使って、第二外国語取得(正確に言えばドイツ語を習ったことがあるので第三外国語か)を堪能したいと思います。「与えられた」とは、まさにこのことよ。もらったなら、感謝して楽しまなくちゃね。

2010年3月3日水曜日

ダーリンのご両親に会いに。

行きました。場所は、ちょっとストックホルムから離れた、素敵な港町。夏は避暑地として、また持っているボートの停留所として親しまれている町のようです。レストランなんかも高いけど、素敵。

でそこで、なんでも「125年前のスケート遊びを再現する」というミニイベントがあるというので、時間をあわせて見に行きました。ダーリンがビデオを取ったので、ぜひ見てください。

氷上での何ともかわいいライブ!!まわりにも毛皮にロングスカート、おしゃれハットで写真に撮られまくる老淑女などがおりまして、なんか「ノーブル〜」な雰囲気を味わいました。しかも、氷上にはお馬さんも!子供達を乗せて、すべりやすい氷の上を一生懸命歩いておりました。かわいい〜。落とし物も落ちてましたが、あれは誰も片付けないと、きっと春まであのまんまでしょうなあ…氷上で。(笑)

私たちはその後、スケートを楽しみ、雨(みぞれ)が激しくなって来たのでダーリンの実家に戻り、フィンランド式のサウナで暖まりました。うーん最高の贅沢!雪の上でごろごろしたかったけど、とりあえずサウナから外までロングディスタンスだったので、出るうちに体が冷めちゃうと思ってやめましたが…あはは。

ダーリンのご両親は日本に住んでいたことがあるので、かなりの日本通。しかも、着物もらっちゃいました!ちょっとカジュアルなお花柄のウールの単衣です。丈はぎりぎりおはしょりができるか…ですし、袖の長さ(裄)もちょっと直した方がやっぱいいかな〜レベルですが、とにかく嬉しいものです。多分ゆっくり時間をかけて直せるところは直していきたいと思います。るんるんどこに着ていこうかしら〜って考えながら。

もうひとつ家族ネタ。(笑)

ダーリンの妹さんのお家に遊びに行ったら、壁の色を塗り替えたとのこと。薄ーーーいブラウン系ベージュだったんだけど、このペンキの色が「Shii-take(しいたけ)」って言うんだと、得意げに話してました。しいたけ?壁に?壁にしいたけ?想像できないセンスです。キノコびっしりの壁!!

何でしかも自慢?気持ち悪いでしょう?ってこと?それとも「日本語なんだよ〜」ってこと?それにしても、時々スウェーデン人が分からなくなるエピソードです。

2010年3月1日月曜日

ストックホルムのウクレレライブに行きました。


ダーリンが「友人がウクレレライブをやるので行こう」と誘うので「いやん、ウクレレ弾いてってリクエストされたらどうしよう〜」などと思いながら、木曜日にいそいそ出かけました。

でも雰囲気がどうも違うんですよ。随分固いというか、ビジネスライクというか…受付が。あらあらそんなすごいライブだったの?てっきり「高円寺の大陸バーでやる20人しか入らないライブ」な感じだと思ってたのに。ドリンクチケットもらったけど、後で払うシステム??

マイナス20度を体験しちゃった私にとって「♪マイナス5度は〜 もう春になったと同じ事〜〜」と歌って、うっかりピンクのタイツにショートパンツ履いて行っちゃった。そしたら、その固い雰囲気の訳は、けしてスウェーデンの特性ではなくて本当にビジネスの場だったですよ!!

私てっきり、身内のウクレレライブだと思ってた。が、どうやらスウェーデンの企業がちっこいカンファレンスをやるが、そのときの余興でダーリンの友達がウクレレを弾いた、という訳だったらしいです。どーりで一人2杯のビールもタダなわけだ。ポップコーンもタダなわけだ。うい。

みなさんカジュアルながらスーツで歓談しております。ピンクタイツ&ショートパンツ女のまわりで。いやーん、そういう微妙な事情をどうして話してくれないのかしらダーリンは?せめて「気合い入れて着物でも」なんて一瞬でも考えた私が恐ろしい。多分、男性と女性、一人ずつ日本人らしき方がいたと思われ。ああ。ごめんなさい。皆にドン引きされたのは私です。ピンクでなのか、ショートパンツでなのか、それとも両方でなのかは分かりかねますが…。

その企業は「Papyrus」という紙の会社らしいです。で、ポップコーンは取引先の印刷会社「Elanders」の差し入れ。まあ王子製紙のパーティに大日本から差し入れが…みたいな話??で、そのポップコーンの入れ物の紙がPapyrusの紙らしい。それが、すっごく素敵なデザインで、持って帰ってきて、ポストカードにしちゃいました!!そのくらい素敵なの。やっぱかっこいいやね、スウェーデンのデザインは。



で、さんざんなライブですが、肝心の友人はバロンさんです。男爵です。ユニットの名前は「Heavy Baron」っす。カンファレンスの雰囲気を壊す事なく、有名な曲をベースとのユニット二人で次々と歌い上げておりました。ちょっとごっつい感じのウクレレ弾き。「KIWAYA」ウクレレをドイツからネットで買ったらしいです。うふ。…結局知ってるウクレレ仲間は誰も来なかったようで残念でしたが、また会う機会もあるでしょう。

逆に、そろそろウクレレに触ってみたくなる頃でしょうかね?満を持してって感じで。

2010年2月28日日曜日

Elektricitetについてのエトセトラ。


毎回タイトルと関係ない写真シリーズでどうも。
少しずつ部屋を片付けていますが、キッチンからこんなにいっぱい「Plast kasse」(レジ袋)が出てきました。コッチのスーパーは完全有料です。でもそんなにゴミ捨てに使わないでしょーよ!!

…で、マックが無事届き、無事動き、無事つなげられました。(笑)

ニポンで買ったiMACは果たして電源コードのさきっぽをつけ加えるだけでちゃんと使えるのか?

ニポンの友達に聞いたり、ネットで検索したりしましたが、何があってると何がOKなのかまったくわからず、
マックのことを知らないダーリンにも手伝ってもらって、いろいろ検索しました。

ダーリンは何が私のマックの仕様名なのかわからず、箱と大格闘。
私はヘルツ数ってなんか関係あるの?と大格闘。

結局コンセントの形が違うので、さきっぽだけを足せば普通に使えました。
マックのサイトにも私のiMACは240Vでも使える事がわかりました。
そして、それがわかれば普通に使えることが分かる、ということなんだってわかりました。

自分が知りたい&わからないことが、一般的じゃないってことがあんまりよくわかんなかったの。

例えば、私のiMACは他の一般電気機器と同じで100V-240Vだったんだけど、それを調べたりすることはあんまり一般的じゃないから、マックの本体にも表示してないし、箱にも表示してなかった。ネットで調べてもあんまり書いてないし。

特にネットでの調べ物は、そのものが割と一般的な疑問じゃないとネットではわからないことが分かった。やっぱり人間がやってることなんだってしみじみ感じた。逆に一般的すぎることも、ネットではなかなか調べにくいこともわかった。誰も疑問に思わない事は、ネット上のどこにも載ってない。ははあ。当たり前だけど、新鮮な発見。

例えば「人間の鼻の穴の数」ってぐぐってみたんだけど、「どうして人間の鼻の穴は二つあるの?」と数を知った上での質問はでてくるけど、「人間の鼻の穴の数」を正確に答えてくれているサイトは見つからなかった。たぶんそれは「知ってて当たり前」だからなんだろう。知ってる?人間の鼻の穴の数は2個です。

まあ、調べ方にもコツはあるだろうけど、どこまでが一般的でどこからが一般的じゃないのかっていう境って本当に難しいし、そこをわざわざ考える必要もないんだが、そういう意味で「笑っていいとも!」で時々やってる「何人当てはまるかクイズ」みたいなのって、すごく的を得てるクイズなんだろーなと思う。

もとい。グーグルにはしつこく「現地情報共有したいよね?ね?」って言い寄られてるけど、とりあえず無視してます。どうせ広告の話なんだろうし、もうすでに十分「海外在住でもニポンの通販で物が買える!」みたいな広告いっぱい見てるし。


で、マックが落ち着いたら、今度はライト。
実は、何かよくわからないけど、ライトが暗いんです。とにかく。リビングルームに今勉強用の机を置いているので、明るくない訳は、まあわかるんですが。

日本の部屋のライトは明るすぎて、ヨーロッパのライトは暗すぎる、と聞いた事があります。あくまで主観なので審議はともかく、試しにデスク用のライトを買ってみたんだけど…。やっぱり暗いし、第一温かすぎるんですよ、色が。

実はダーリンの義理の兄はライトデザイナーで、今日会った時に聞いてみました。何か明るいの探してるんだけど、と。
英語でサイエンス的なお勉強をするほど難しいものはないんだけど、机フェチにとって、ライトは非常ーに重要なポイント。真剣に聞きました。義兄も、いきなりそんな専門的な質問でちょっと面食らったみたいだけど、たまにはこういう形でのコミュニケーションもいいよね。

で、解決。光には「温度」があると。テンパラチャーって言ってたし、「クール」とか「ウォーム」とも言ってたから、間違いないと思う。勉強になるね。私は本を読んだり勉強する用に、どうしても「冷たい」色のライトが欲しかったのだとわかった。しかし、どうも暗い電球使ってるなーと思うのはやっぱりお国柄かもしれないと義兄の意見。ええ、ええ。スウェーデン人そんなライトなんて、そこに物があるかどうかが分かればいいじゃないか、ってレベルなんだって分かってます!
嘘。やっぱりヨーロッパの方々は、ムード重視なんですよね。でも勉強にムードなんていらんし、温かい色のライトの方が目が疲れると思うんですけど…。

それでも日本でいうパルックみたいな電球型の蛍光灯は売っているそうなので、それを明日買ってくる予定です。あまりの色の違いに、ダーリンは違和感を感じないかしら?

次回は、余裕があればダーリンの友人のウクレレライブの話。

2010年2月25日木曜日

つららの美味しい季節です。


写真はスウェーデンの一般的な家屋につららのオプション。いえい。

さて、そろそろスウェーデン語でちょっとずつ、1行でも日記を始めるのいいなと思って「スウェーデン ブログ」でぐぐっちゃった。(笑)でもその結果、実に多くの日本人がスウェーデンに住み、同時にブログを発信していることがわかる。福祉国家で有名なスウェーデン、さらに研究先進国のスウェーデンは、頭のいい方々がたくさん勉強しに、研究しに、そして社会に貢献しにスウェーデンにやってくる。
なにせ私のブログのタイトルが「ウクレレ日記」だし、ましてや最近はウクレレの話はまったくしていない。どうなってんの?やる気あんの?生きる気あんの?同じスウェーデンに住んでて恥ずかしくないの?

グローバルなテーマを見据えて人生を謳歌するのは素晴らしい。でも、足元を見て毎日を楽しいと思い感謝しながら生きるのも悪くはない。今日、世界中ではどんなことが起こっているのか。カナダでは大金をかけてスポーツに狂乱する人々がいる。ハイチでは家族の死をかなしみ、自分の未来を悲観する人々がいる。未だ戦争の終わらない地域があり、そしてどこの店のケーキがおいしいかが一番の関心ごとの国もある。皆それぞれ、人それぞれ。だから何も非難できるものなどないし、誰も人の生き方をジャッジするべきではない。

無職で在住地言語が話せない自分の言い訳?…言い訳だと言ったら、言い訳になる。ポリシーだと言ったらポリシーになる。全ては自分次第だ。

かつて私は一番自分が嫌いだった。私のことを好きになる人の趣味が嫌いだった。でも今は違う。
自分のどんなミステイクもどんなスペシャルも愛したい。どこかで私を見ている人が、その人にとって少しでも何かの励みになることが…しいて言うならの私のプラスアルファな存在意義だ。でも誰もいなくても大丈夫。今は自分で自分を愛せるから。

はい、固いの終わり。
あとはのんきに食いもんの話がやっぱいいやね。

最近「ニーポン反っ歯」いやいや「ニーポンソッパ」なるものに、ずぽんとはまっています。
ニーポンとは、バラの一種の実のことで、そこいら中になっている赤い実であります。それをソッパ(ソッパはスウェーデン語でスープです)にするんだけど、スープといいつつ、とってもフルーティで砂糖も入ってるから、本当に甘いフルーツジュースみたい。とろみがあって、かなり好きな味。しかし、種はカユカユの元らしく、そこからとろみもくる模様。

私が味わったのは、ただ粉をお湯で溶くだけのインスタントだったけど、本物も作れるよ、というので目下、ニーポン捕獲作戦遂行中。
でもね。でもね。

何でか、たまにダーリンは心配するんですよ、私のこと。「AYAは自分のこと大切にしてない」っていうの。何で?「AYAは時々道端に生えてる木の実とか平気で食べてみようとするけど、毒かもしれないじゃないか!!」と言うですよ。私は東京の田舎育ちで基本卑しい人間であり、そこいらに生えている木の実が「食えれば」こんなにいいことはないじゃないですか主義。現にスウェーデンでは、野ブルーベリーがいっぱい生えとるし、野いちごも生えとる。何で食わない?何でわざわざスーパーでお金出して買うかな?という考え方なんです。野生児なんです。そこいらに生えてるニーポンだって、食えるとあれば摘み取るのが人間ってもんじゃないですか。ええ?

これは個人の感覚の違いか国民性の違いかわからんけんども、とにかく私の野性味あふれる行動に時々びっくりしているダーリンがいるわけで。(笑)
私はダーリンに言いました。「わかった。今度はちゃんとダーリンに聞いてからにするよ!」

食べるなら良いものを主義のダーリンにとって、私はきっと激しく自分の思考から外れた人間なんだろうなー。(笑)それを楽しんでくれてる限り、私たちはずっとラブラブでいられると思います。

食べ物の話にするつもりがおのろけになってしまったよ!はう。

2010年2月23日火曜日

スケートデビュー!!



写真が二枚投稿できることがわかった遅咲きAYAさんです。こんにちは。

さて、週末から続く雪で、ストックホルムの交通機関はだいぶ乱れております。そんなに積もってないんだけどね。地下鉄も、外に出る駅の手前の駅までで折り返し運転とのことで、私たちの家の前の道路では、赤いバスが満員の人を乗せて行ったり行ったりしています。ダーリンは隣の駅まで歩いて昨日今日と会社に行きました。さて、私は…。

スケートデビュー!!ひゃっほー!!
念願かなってスケートデビューですよ、奥さん!!何とも爽快でございますよ!!午前中に滑ったときは、雪で色んな溝に気づかず、うっかりはまって何度もひっくり返っていましたが、写真の中の…見えますか?スケートリンク除雪車を。このおかげで快適スケート日和に。月曜のこの日はたまたま天気がよくて日差しを浴びましたが、これでも気温マイナス13度ですよ。なまら溶けねえ。朝はマイナス21度だったので、ちょっぴり暖かくなって滑りやすかったかな。

除雪車が来たあとは、より滑りやすく、より溝が見えやすくなり、転ぶこともなく合計6週くらいしました。もうぐったりね。だんだん手が汗で湿ってくるんで手袋を脱ぐんだけど、そうすると手から蒸気が立ち上り、あっという間に耐えられないほど冷たくなってあわてて手袋をつける…の繰り返し。ipodを聞きながら歌ってすべるのは本気で疲れるので、聞くだけでときどき合いの手をいれるだけにして。それってそうとう体力使うのと、ドン引きされます。(笑)

ダーリンにその話をすると、たぶんスウェーデン人だけでなくって、日本人でも引くと思うよ、と言ってくれました。そんなダーリンが大好き。(はあと)

途中ベンチでスケート仲間(?)と話をし、リンク上では「がんばれ!」と応援される始末。いったいどこでそんな言葉を覚えるんでしょうかね?写真の自転車はそのおじさんのです。なかなかレトロないい自転車です。さらにおじさんは除雪車が来る前、派手に転んでエフワードクラック!!って言ってました。キタナイ言葉を使わないでちょーよ。


肝心の新品スケートシューズは、まだなれないせいか、かなり足首が痛かった。まだ重心がうまくとれない感じ。この靴はかかとが自由に動く「つま先だけジョイントタイプ」で、同じ靴でクロスカントリースキーもできる模様。もう少しバーゲンで安くなったら、スキー板もそ買おうと思っています。出費がかさみますね。でも楽しむために人は生まれてきたのよ。死んでから、たくさんの貯金がタンスから出てくるおばあちゃんにはなりたくないわさ。

まあ、とにかく疲れました。遊びつかれてぐっすり眠るなんて、本当ダーリンには申し訳ないけど贅沢なひととき。その分昨夜は「ためしてがってん」で見た絶品ハンバーグの作り方でハンバーグを作りました。自分で「デリシャス!!」と満足しつつ(笑われた)ダーリンにも喜んでもらえてよかったよかった。

この雪じゃもう少し荷物が届くのはあとになりそうだけど、それまではスケートを楽しみたいと思います。今日は除雪車来るかな~。今日も来てくれないと、全然溝が見えないんだけどな~。

2010年2月21日日曜日

初週末は、スミレ味。


今日は日曜日。ハードな雪で舌を巻いている日曜日。電車も地下鉄もバスもかなりエマージェンシーだった日曜日。あ、もちろん車の運転も。

でも、がんばって今日スポーツショップに行きました。日が照ってるときにダーリンをだまして外に連れ出し、スケートと靴を買いました。
スピードスケート用に近い、靴とスケートが離れるタイプのやつです。
明日は!明日こそは!絶対絶対スケート!!!
でも、スケートコーナーの一角には「他の人が湖に落ちたときに助けるロープ」と、「自分が湖に落ちた場合に自力で氷上に這い上がるためのスティック」が売っていました。ほんのり自己責任の香りがする怖いお助けグッズです。買わなかったけど。

さてさて、スウェーデンに帰って(?)きて、何より楽しみだったのは、スウェーデンの食べ物。
特に、私はこのスミレ味のアイスクリームが大好き。
私はスミレの花を食べたことがないんだけど、このアイスクリームはスミレ味。こういう場合、何を持ってスミレ味と認識するんでしょうか?人間は。例えばどんな味でもにおいが似ていれば、それと認識してしまうんでしょーか?人間は。においと味の違い、よくわかりません。ただ感じるだけです。だっておいしいんだもん。

…ともあれ、一生懸命ダーリンをさらに太らすのに夢中(はあと)
本当は結構ハードはダイエットを二人でしたいんだけど、仕事してる人にはちょいと難しいかなあ…。

もとい。今日はさらにチリチョコレートというアイスクリームも試しました。
チョコレートアイスクリームなのに、なぜか辛い。うーん。どういう感覚なんだろうか、こやつらは?と思っていたら、
結構チリチョコレートってのはポピュラーで、ダーリンは「アイスクリームは初めて」とのことでした。人間なんぼでも初めてが体験できるもんよ。気持ちさえあればよぅ。

さて、To-Do-List。ネットですでに在留届は提出。アーランダ空港で書くはずだった別送品の申告カードはことごとくわけわかめのまま自宅へ来てしまったので仕方なく無視。(ダーリンと一緒に探したが、カウンターも紙も何も見つけられなかった)あと数日でスウェーデンのパーソナルナンバーを手に入れたあと、日本人会への参加申し込み、スウェーデン語の学校の申し込み、さらにたぶんSAL便(1~2週間で届く)で愛しのマックちゃんとお土産と冬の洋服が届き、ダーリンの両親とも会いと、ちょっとは忙しくなるかな。

それまでは、もうちょっとだけ雪のストックホルムを楽しもうと思います。ビバ!ゴートゥースケートっ!!!

2010年2月17日水曜日

着。


とりあえず無事です。いっちょ前に、まったりコーヒーなどを飲んでおります。

写真は近くの大きい湖。湖面上から撮っております。結構厳しい暗さですが、気分的にはるんるんでございます。


乾燥のきつい飛行機を何とか耐え、無事にアーランダ空港に着きました。別送品で送った荷物に何か書類を提出すべきだった気がしたのですが、空港内では税関カウンターも発見できず、結局人に聞いても分からず、何もせず家に帰ってしまいました。なんかネットで見た情報と違うなーなどと戸惑いつつ。


まだ時差ぼけは直らないが仕方ない。このままこのまま。何かしたって結局なるようにしかならないものね。


で、スケート。スケートですよ。私の第二の目的は!!スケートがしたくてたまらなかった。家の近くには小さい湖もあって、そこはブルドーザーが来て湖の氷を平らにしてくれてるのだ。そこは平日はほとんど誰もいないので、貸切状態!!リンクもたぶん東京ドーム分くらいはあると思う。そこをさささーと滑りたいわけですよ!!それだけをとりあえずの楽しみに、寒いスウェーデンに行くモチベーションを高めていたわけです。


早速昨日スポーツ用品店に行ったけど、なんとなく中途半端な品揃えと、めんどうくさいサイズ表示。うまく説明できないけど、私はどこの国に行っても常識以外のものを求めたがるのね。と感じたです…。


いまだフィギュアスケート靴にするか、スピードスケート靴にするのか決めてないし、品揃えもよくわかんないし、結局週末、本気探しする予定。早くしないと氷がとけちゃうもん!!まだ来ないで春!!


そういえば、スウェーデンの新聞に浅田真央ちゃんを見かけました。調べて見ると、フィギュアの話じゃなくって、どうも彼女の飼っている犬の名前がマスタードとケチャップに決まったみたいなことが彼女の氷上の写真入で紹介されてて、ちょび驚いた。どうでもいいことを知りたがるコーナーなのですが、「ユニーク」のレベルが若干低いような…。まおいいや。なんてな。


外は雪。家はぽかぽか。五輪花盛り。そう、私はまだ暖炉で燃やすだけの悲しみは持ち合わせていない。

2010年2月11日木曜日

イライラ気分もスルッとアセンション(はあと)


荷物の整理がまだつかなくて、困惑気味。どれが2〜3ヶ月先に着いてもOKか、どれなら2週間は我慢できるか、どれこそ一緒に持っていくべきか。頭の中がもじゃもじゃあじゃ。


ここへ来て、偶然私がハワイに行く時にパパンにもらった置き手紙が出て来ちゃった。


それがねえ。何かねえ。


忙しさにかまけて、感傷に浸る時間もなかったので不意打ちだった。今回のことで、初めての涙。もちろん、ちょびっとだけだかんね!!ささ、もうこの話はおしまい。


で、アセンション。

今日はおでかけしました。その前にかねてから欲しかった「柴咲コウの前髪」を作りに、1000円カットの店にいったのさ。

私、最近の美容室価格を知らなくて驚いた。前髪ごときに5,000円も払いたくないなと思ったので、近所の1,000円カットの店に入ったが、そこがなぜか1,000円カットのお店なのにパンクな店で、どうも店員もぱっとしない。

「てっぺんから持ってくる前髪を重めに作ってください」と言っただけだったのが悪かったのか、出来上がりはどう見てもトムキャット。自分を見て懐かしくなるってどうよ。ここでちゃんと言わないとあとあと後悔すると思ったので、後に3人も待っているのに「もう少し…」とリクエストしたが、結果にはどうしても満足できなかった。


ぷりぷりして1000円もったいなかったと思いつつ電車にのったが、改札の前には自動改札が苦手そうなおばさまが。そのおばさまを「ち」と言いつつ避けて隣の改札に入ったお姉ちゃんも、ピンコンと改札を塞がれ前に進めない。そのお姉ちゃんを「もー」と思いながら避けつつさらにその隣の改札にさっと入ろうとした私は、後ろから来たおじさんの道を塞いでしまう。しかもその時瞬間私の傘の先が当たったような。そうでもないような。


見事な負の連鎖で、ハッと冷静になってしまいました。ここで、私の機嫌が普通だったら、おばさまやお姉ちゃんを避けたりせずに待っていただろうに。前髪がトムキャットだったために、誰かにイラッとした人にイラッとさせられ、さらに誰かをイラッとさせてしまった。なんということだ。


冷静になれば、そもそも1,000円で柴咲コウになろうなんて調子よすぎるし、店の特色もパンクなんだから、トムキャットになっても十分不思議ではないわけで。そこに腹をたてても、自分の店の選択が間違っていただけで、もともとは自分のせいなわけだ。それなのに人からもらったイライラの連鎖を止められず、新たにイラッとした人を作ってしまったわけだ。ううむ。


車内で一生懸命考えた。一瞬にしてイラッとしてしまうのは仕方がない。そもそも私は午前中は人間以下のイライラ獣で、前の会社の上司でさえ私には午前中に声をかけないと豪語されたほどである。仕方ないの。人間だもの。人間以下から人間になる時間が必要なの、人間には。この場合は時間とコーヒーが解決してくれたが、一瞬にしてイラッとしてしまった場合、それをまた同じ様に一瞬にしてスキッとしてしまう方法はないものかと考えた。


もし一瞬にしてスキッとしてしまえば、負の連鎖を自分のとこで止められるのよ。小学校の時ハヤった不幸の手紙みたいに。あれは全部私のところで止めてた。めんどくって、不幸丸かぶり(笑)


はて、今マイブームの「迷ってないで〜!」なキャンディはどうか?でも物に頼るとそれがなかった場合にもっとイラッとしてしまうので却下。道具も要らず、気持ちの切り替えだけでスキッとできないものか。例えばちょっと変なポーズとか。宇宙刑事ギャバンの変身スタイルで「イライラからスキッと蒸着!」なんてな。


それか、セラームーンみたいに「月に代わってイライラにお仕置きよ!」なんていいかも。今は「悪いの悪いの飛んでいけ〜!」のプリキュアか。ま、そこはどうでもいいや。


こうしてみると、子供の頃テレビを見ていた時にはどうしても不必要に思えた変身シーンやポージングも、一つの気持ちの切り替えとして重要でしかもバッチリそれが有効なのだと思えてくる。なかなか悟るね〜38歳で。(笑)


というわけで、ちょっとポージングを考えてみます。できれば気功っぽいのを取り入れて、足元か頭の上からスポーンとイライラが抜けるような感じがいいですな。台詞も欲しいところです。「イライラ気分もスルッとアセンション(はあと)」こんな感じでどうですか。ああ、だめですか。そうですか。


とにもかくにも、今度試してみます。うまく行けば、タカラトミーからソフビ人形か海洋堂からフィギュア出るかも。トムキャット戦士・ウクレレAYAさん(笑)マクロスのリンミンメイと違い、あまりのウクレレのヘタさに戦意喪失ってのが得意技っス。


…ああ、こんなブログがさりげなく日本最後の日ですよ。相変わらず写真と内容が一致していませんが、次回からはタイトルも変わります。(都市名だけね)私がスウェーデン行っても、何とかついて来てくださいね…。では行ってきま〜す!