2010年4月28日水曜日

ヤーステュデーラルスベンスカイスコーランヌ。


Jag studerar svenska i skolan nu.です。英語訳は、I study Swedish in school now.です。

さっきものすごいショックというかむかついたことがありました。
でも考えてみれば、最近まったく「むかつく!」とか思わなくなったし、「いらっ」としても、何でいらっとするのか分析できてて、カンタンにするっとアセンションできてる。この久しぶりのむかむかも、分析したみたら思いあがった自分がいて、反省反省しつつカームダウン。でもちょっとの間だけ、ロゼッタストーン(スウェーデン語の学習ソフト)に当たっちゃった(はあと)でも機械だから許してくれるでしょう。こういう時機械がセンセーだと助かります。音声認識しにくいだけで済ませてくれるから。

今日までで約3週間学校に通って、13日授業を受けたんだけど、色んな意味で面白くて仕方がないです。
結局学校には日本人はひとりもいなくて、フィリピン人と日本人のハーフの女性が一人。名前は日本人姓だけど「こんにちは」くらいしか話せなくってがっかり。あとは80%くらいイラクからの亡命者でアラビア語しか話せない。女性は100%ショール。でも結構かわいいです。あとは近場のヨーロッパ人と中国人、タイ人。

まず初登校の日、説明会を受けたんだけど、まったくもってスウェーデン語がわからない。ゆっくり話してくれても、わかんないものはわかんない。(笑)やさしいやさしい先生は、このあとまったく同じ事を英語で説明してくれたので、ことなきを得たのですが、後で話を聞くと、アラビア〜ンフレンズ達は「まったくちんぷんかんぷんだったわ!!ぷんぷん!!」とアラビア〜ンスカで怒ってらっしゃいました。(笑)こういうことはなぜかわかるのよね、アラビア語でも。あとで夫婦と間違われるくらい仲良しになる同い年のペルー人マルコとお友達になるのですが、それまで3日間一人ぽつんとしてました。だって英語話す人もいなかったんだもん。

翌週から授業は始まり、私は「2Bクラス」と言われていたのにビギナーの集中コースになぜか入れられ、なぜか受けるはずのテストもなく、わかわかめなまま、最初の一週間は、全てボディランゲージだけで毎日過ごしてました。でも、先生の言ってることがだんだんわかってきます。なぜって毎日同じこと言うから。(笑)クラスの雰囲気も慣れて来て、毎朝皆と挨拶するようになったし、お昼もマルコと一緒に食べるようになって、不安な気持ちもだんだんなくなりました。

ランチはカフェテリアで持参のお弁当を食べますが、中国人とフィリピン人は、おかずを持ち寄って各自のお米でみんなして食べる…というアジア独特の食べ方をしています。すっごく美味しそうで私も参加したいんだけど、私はスウェーデン語も中国語もフィリピン語もできないので、箸くわえて見てるだけです。うう。

さて、授業はいたってカンタンで、アルファベットからやりました。そんなの…と思うと、あなどれない。発音が難しいんです。「K」は「ケー」ではなく「コー」だったり。「A」が「エー」ではなく「アー」だったり。「Y」が「ワイ」ではなく「イーユ」(にあくまで”近い”発音)だったり。さらにスウェーデン語特有の文字もあるので、毎回汗かきかきお勉強してました。

二週間目に入ると、他の生徒達のことが気になってきました。というのも、やつらは鉛筆一本で学校に来やがります。ノートくらい買いなさい!とマジでセンセーに言われてました。(笑)そんなレベル。消しゴムも鉛筆削りも辞書もノートもない。そんな方々と一緒にお勉強です。ある日センセーに「AYAはいっぱいグッズを持っているのね」と言われました。はいの通り。英-スミニ辞書一冊、日-英電子辞書一冊、日本語テキスト二冊、ノート二冊、ペンケースに人に貸すようのための鉛筆削り、ポットにコーヒー、ポストイット2種。がっつり机に広げてます。まあス-日のダイレクトな辞書がないんでしかたないんですけどね。英語も一緒に勉強してる感じで。でもセンセーは後で実感します。「AYA勉強してる!!」って。

そーです。AYAは勉強しています。宿題はもちろん自習も欠かさない。質問ばんばん、小テストも優秀。これでセンセーは嫌みも言わなくなりました。私の場合は、ツールが勉強へのモチベーションを高めてくれるからです。だから、ステーショナリーは「ピンク」でないといけない。先日も書いたけど、辞書は色が大事です。(笑)

写真は、自宅キッチンの壁です。ダーリンにも日本語を覚えさせるいい手だと思いついて、ポストイットに単語を書いて貼っています。一枚のポストイットを、英語、スウェーデン語、スウェーデン語の読み方(カタカナ)、日本語訳、日本語訳のひらがな、日本語訳の発音(ローマ字)の6分割。結構コミュニケーションのきっかけになったり、何気なく見ているうちに覚えたりと、か〜な〜り〜使えます。おすすめの勉強法。私はトイレと机の前、冷蔵庫や玄関にもべったり貼っています。まだダーリンが文句を言わないのが救いです。

鉛筆をハワイで卒業した私がなぜ鉛筆削り?それは、みんな持ってなくて授業中おたおたしているのを見てられないから。一度銀行のタダでくれるシャーペンをあげてみたら、なんと使い方を知らなかった!!だから鉛筆を使っているんですな。AYAさんは今、ビギナークラスでなんでも屋さんと化してます。

でも三週間目の先日、センセーに呼ばれて「またテスト?」と思ったら、なんと新しく開設されるクラスへのお誘いでした。通常ビギナークラス終了後は、午前中の4時間か午後の4時間だけしかクラスがありません。私のレベルの通常クラスは約一年かけて卒業するらしいのですが、このクラスは午前と午後両方お勉強するクラスだそうで、約5ヶ月でスピード卒業しちゃいます。どっちにしろ私はまだ仕事もないし、一日みっちり勉強して早く卒業した方が、毎日だらだら過ごさなくていいなと思ってOKしました。夏休みが2週間しかなくてダーリンと休みが合わないのが問題ですが…。マルコと一緒に誘われたのですが、マルコは仕事を見つけられそうなので行かないかも。ああ。英語での説明も100%わかったわけじゃないんでまだ当日行って驚いた!の連続だとは思いますが、日々サプライズを楽しめるクラスになったらいいなと思います。

学校で言葉は通じないなりに、楽しみなことも。最近では日本語でマルコに愚痴を言ったりしてます。マルコはスペイン語で相づちを打ってくれるので、何でもおかまいなしでいいです。(笑)ペルーでは、子供の頃にウルトラセブンを見ていたらしく、携帯の着信音がそれです。「ウルトラセブン」とカタカナで紙に書いてあげたら大層喜んでました。今でもアンヌ隊員が好きなんだそうで。(笑)
イラク人のおじいちゃんは時々お菓子をくれるのですが、めっちゃうまい!!なにこれ!!ってびっくりするほどうまいです。レーズンカステラにクミンが入った味で、後で市場でさがしても見つけられません。でもおじいちゃんは全然言葉でコミュニケーションができないので、質問もできません。今度またくれたときがチャーンス!です。(笑)

とりあえず、自分はこの学校の中の日本人代表として、伝説に残るようがんばります。後から入って来た日本人の生徒に「トヨタ、日産、ソニー、ミュッケブラー(すごくいい)!」とともに「前に居たAYAって日本人はさらにイエッテブラー!(めっちゃいい!)だった!!」と言って欲しくてさ。(笑)

2010年4月25日日曜日

バックパック背負ってパーティへ。

土曜日、午後に日本人会の桜イベント、夜にダーリンの友達の誕生バーティーに行きました。着物来たじょ!!

日本人会のイベントは、毎年桜の季節にいろいろな日本の文化を紹介しつつ日本食の屋台も出るお祭り。
舞台では合気道、剣道、コーラスなどを紹介するなか、着物ショーというのがありました。まさにショーで、若々しいおばさまがたが素敵な着物を披露してくださいました。ちょっと着こなし的に「?」って思う人もいたけど、まあまあ厳しくなさらずに。スウェーデンでもこんなに着物を着る人がいるんだ〜って思って本当に嬉しかった。やっぱり司会のおばさまの着物が一番素敵でした。私も参加したいな〜。着物ガールズはコーラスの仲間でもあるらしく、日本の歌を沢山披露されていました。


写真みてね。私たちは夜にパーティに行かなくては行けなかったので、途中で退散しましたが…。その後に続いた「コスプレショー」もぶっちゃけ見たかったっす。美しい美少女が萌え萌えなウサタンになってて、個人的にヤヴァかった。萌えまくりでした。あと、本気で世界に入ってるピンクの髪のお兄さんが印象的でした。あれはナルトのお兄さんだったですかね?コッチでもナルトはすごい人気で、どんなちっこい本屋でもマンガは置いてあります。ドラゴンボール、ナルト、黒執事、NANA…スウェーデン語だからわかんな〜い!!でもなんとなく日本語の表紙とか見慣れたイラストを見るとホッとするものです。

屋台はやっぱり高くって、パン屋さんの柏餅の高さにダーリンがお店の前でびっくりしてて恥ずかしかった…。その分味わって食べますね。(まだ冷蔵庫の中で寝ています)


そのイベントの後、ダーリンのウクレレ友達が50歳の誕生日を迎えるということで、奥さまと一緒に合同誕生日会を企画され、私たちは招待されました。スウェーデンでは50歳に盛大なバースデーパーティをするのがポピュラーらしいです。他の友達のも招待を受けてたりするし。せっかくの素晴らしい機会、ここで着物を着なくては女がスタル!とばかりに朝から3回も帯の着付け練習をして夜のパーティに挑みました。ああ、私はすっかり太ったな〜。幸せ太りでもヤヴァイです。もう人の事いえない。私がアンパンマンになってしまいましたよ…。

二回に分けて送った荷物のうち、高級な着物が入ってる段ボールだけまだ届いてなくて(追跡して今週届くと判明)持ち合わせの中でのセレクトだったので、かなり着付けには苦労しました。結局ママンの昔の着物を着て行きましたが、丈も短く幅も狭くて、このままだと今回でタンスの肥やしになりそうな予感。痩せたとしても丈が微妙に短いんですよね。

ともあれ、初フォーマルの場。緊張しました。パーティはレンタル会場らしいのですが、行ってみてびっくり!コンサート会場ですか?!ってなくらいでかかった。最初ロビーが会場だと思ってたくらいです。(汗)だいたい70人くらいでした。子供も含めて。それに主催のお二人に子供2人でがっつり74人。結婚式でした。完全に。

で、このあとすっごいショッキングだったのは、座る席が決まっていたのですが、座席表を見ると、なんとダーリンと別れ別れに!!ワイ?なぜ?ヴァルフォール??まったく知らん人に囲まれて、スウェーデン語も英語すらも満足にできない小市民AYAさんに着物でどうしろと!??久しぶりに脇の下に汗かきました…うう。着物なのに。

ダーリンに言わせると「そんなのスウェーデンでは当たり前だから、AYAに前もって言っておくことも考えてなかった」とケロリ。おっさん!どうしてくれますか!このカップルセパレートシステムは、本当にスウェーデン(他の国ではわかりません)では普通で、逆に日本の結婚式の様に知り合いが固まって座ることはないそうです。ちょっと知ってるか、知らなかったけど知り合いの知り合いだし、話は合うです。みたいな自然さで、新しいお友達や新しい恋人を見つけるいい機会になっているようです。

まあ結果から言うと、かなり楽しめたんですけどね…。みんな親切で英語で話してくれたし、私の着物きれいね!素敵ね!とみんな褒めてくれたし。初めて実物を見たとは主役のお友達。席の周りの方々は、私のスウェーデン語の発音いいね!とかすごい話せるじゃん!とか褒めてくれました。ここで「いやいやまだまだだね」と言う人はいないと思いますがね…。

さらに隣の人はアメリカ人でした。久しぶりのアメリカ英語です。しかも私の英語の発音もいいねえ。アメリカ英語だね、と言ってくれました。スウェーデンはヨーロッパなんで、英語と言えばグレートブリテンです、基本。でも日本人はアメリカ英語を習うし、私もハワイで英語を勉強したので、発音はどうやらアメリカ英語のようです。自分で気がつかなかったので、ほほう、と。さらにうふふ…(はあと)と。嬉しかったっす。

ちなみにアメリカ英語はちゃんと「アメリカーンスカ」という名前がついてます。英語の辞書も「エンゲルスカ(イギリス英語)」と「アメリカーンスカ(アメリカ英語」の二種類があります。私は迷ったあげく、「ピンク色」の表紙が決め手でアメリカーンスカを購入。ダーリンに「辞書で一番大切なのは表紙の色だよね、やっぱ!!」と嫌みを言われてしまいました。悪かったね。(笑)

で、パーティ。
ちょっとした余興があって(もちろんスウェーデン語だからわかんないけど)、ダーリンもウクレレを他のウクレレ友達とともに弾きました。もうすぐユーツーブにアップされるでしょう。ダーリンは主役の友達に「ウクレレ弾いて」とリクエストされたのに「ごめ〜ん、練習する時間ないからできないな〜。でもウクレレだけは持って行くよ、一応ね」と軽く嘘をつき、4度のハード練習後にサプライズ本番に挑みました。かわいそうな主役のお友達。サプライズは最初ちょっぴり切ないですな。でも最後は一緒にウクレレ弾いてて、大層楽しかったようです。よかったね、ダーリン。

私は…というと、実は向かいの席の人が私のユーツーブビデオを見ていたらしく「なぜウクレレ弾かないの〜?」と何度も言われました。えー、着物だしい、飲んでるしい、ウクレレのチューニング違うしい。といいわけばかり。ウクレレ弾きます、と言っている以上、弾かないのは失礼に当たる気がしました。だって、社交辞令じゃなくて、本気でリクエストされてるんだもん…反省反省。今度は飲んでも振り袖があっても弾ける曲を用意しておきます。

最後はダンスパーティで、バンドの方が大音量でロケンロールを弾く中、ディスコチックにダンスダンス。お友達のお友達は50歳前後なので、申し訳ないけどちょっと踊り方がみんなかわいかった。特にダーリン。(笑)初めてダーリンがロケンロールで踊ってるところを見たんだけど、かわいかった!!あまりのかわいさに惚れ直したくらいです。(笑)
でも、私も着物でロケンロールだったので、自分で「いじわるばあさんみたいだな」とセルフつっこみをしながら踊りまくりました。大層楽しかったです。

でも、最後に帰る時が実は一番印象深かった。お向かいだった人が見送ってくれたのですが、その時に「いやね、今さっきAYAの着物についてディスカスしてたんだ」と。ディスカス?!何を論議していたのですか?

どうやらお太鼓(帯の後ろの結び目のところです)が大層不思議だったらしく

「そのバックパックはなんのためにあるの?」と。

バックパック!!バックパック!!!今でも思い出すとウケる。お太鼓のことを、何か入れておくパックと思ったようです。そのベルト(帯の事と思われ)はなんという名前なのかとか、赤ちゃんを背負う為とかなにか意味ががあるのか?と聞くので、適当に答えて置きましたが(私もお太鼓の歴史はわからんかったし)、びっくりしました。所変われば常識も変わる。わたしにとってお太鼓がなんのためにあるのかなんて今まで考えた事なかった。本当に面白い発見です。

というわけで、長いブログは今日はとりあえずここまで。時間があったら、日曜日に行った「ゴスロリフリマ」について書きたいところです。

2010年4月18日日曜日

宮﨑アニメ、スウェーデンで盛り上がってる模様。


え、ご心配の皆様、とりあえずアイスランド噴火の影響は日常生活ではまったくありません。天気いいですし。格段ほこりっぽくもないし。以上業務連絡。

で、宮﨑アニメ。ダーリンが料理をする時たまにキッチンで聞いているラジオ。特に気にも留めなかったのですが、突然日本語が耳に飛び込んで来てびっくり!よく聞くと、どうやら宮﨑アニメの話をしているようです。しかもトトロ。日高のり子の声がスウェーデンのラジオにこだましました。私はてっきり「タッチ」の南ちゃんかと(笑)

私はダーリンを時々「トトロ」と呼んでいるので、急いで居間にいたダーリンを呼んでラジオを聞いてもらいました。どうやら来年ストックホルムで日本アニメフェスティバルみたいなのが開かれると言っているようです。何とも興味深い!デーエーイントレッサーント!であります。なんせ宮﨑駿に情操教育を受けた世代です。カルピス劇場で育ったと自負しているわたくしとしては、宮崎アニメがスウェーデンで認知されるなんてこんなに嬉しいことはないのです。

いつかダーリンの友達の家に行った時に、「鼻の穴に沿って丸く鼻くそを付けた、天使のようにかわいい」美少女推定5歳が、スタジオジブリのDVDボックスセットを見せびらかしてくれた事がありました。そのことを思い出し「いつかはダーリンにナウシカを見せんとなあ」と思っていた私はいそいそとボックスセットをおすすめ。どうやらラジオでべた褒めだったらしく「宮崎アニメは大人も楽しめる」と聞いた模様。よしよし。

結果、2ボックスもネットで買ってくれることに!!ちょっと安かったのが幸いでした。1ボックスは多分大人向けの「紅の豚」「ラピタ」「ナウシカ」「耳をすませば」です。特に「耳をすませば」は、「火垂るの墓」と間違えてたので手にした時ショックだったわあ。どっちにしろ多分見れないだろうけど…嗚咽が止まらなくて。

大人向けボックスセットだけで十分だったんだけど、なにせダーリンは「トトロ」が見たいのですよ。どんなものかが知りたいのです。2ボックスは子供向けの「トトロ」「魔女の宅急便」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」。なぜ「となりの山田君」が入ってないのかといぶかるところではないですよ。(笑)特に魔女の宅急便はストックホルムの街をロケハンした時の背景を使っているらしいので、「ここはあそこだ」とか見つけながら見るのもいいかも…ということでこちらも購入。さらに私はハウルを見た事がなかったので嬉しいことこの上なし。キムタクは少々心配なところだけど。

で、昨日届いたのがこれ。一緒に最近食べてるお菓子なんかも写してみました。あああ、見るのが楽しみです!!なにせ最近の日本語娯楽はユーツーブの「パタリロ!」とiPodの「戦隊ものOPシリーズ」くらいしかなかったもので。学校の帰りは特に「電子戦隊デンジマン」がおすすめです。デンジマンもユーツーブでチェックできます。ああ、いつか私のiPodのヘビーチューンを紹介したい。ストックホルム在住、38歳無職女性のリアルチューン。(笑)

2010年4月11日日曜日

いざ、スウェーデン語学校へ。


ああ、しばらく忙しくしているうちにすっかりブログを忘れてしまいました。ここ2週間のうちに色々ブログに書きたい事があったのですが、根っからのめんどうくさがりで。うふ。

でも学校のことはちょっと書きたい。今日は学校の話。先日スウェーデン語の学校に行くためのテストを受けてきた。スウェーデンのパーソナルナンバーを持つ移民なら無料で受けられる「SFI」というアダルトスクール。
しかし、テストといっても、ペーパーテストじゃなかった。とにかく勝手がわからないし、このままだと多分一時間は何も進まないまま受付に座ってるだけになりそうだと思ったので、即受付のおばちゃんにどうすればいいのか聞いてみた。するとその場で登録後、1分もしないうちに名前を呼ばれた。行動あるべし。案内された個室に入ったら、違うおばちゃんが「べろべお?」「ゔぁーろべろべ?」とかとか「ぱしょーんべろべろ?」とか矢継ぎ早にいってきて、全然分からずちゃんと答えた。(笑)特に数字はがんばってスウェーデン語で答えてみた。答えは一応合ってたらしい。でもスウェーデン語分からないって英語で訴えたら、おもむろに英語の絵本を取り出し、読めと。さらにスウェーデン語の綴りを読んでみろだの、英語でスウェーデンについて書けといきなりノートを渡され、意識喪失。

この作文、今思えばハワイの学校でちょっとやった、論文の書き方で書かなくてはいけなかったのだとわかる。最初に言いたい事を書き、なぜそうなのかを説明していくパターン。しかし、実際に私が書いた文章は支離滅裂で、しかも英語で考えて書いてしまったので、構成もぐちゃぐちゃ、まさに「私はとりあえず英語でこのくらいのグラマーは分かります」的なアピールになってしまい、非常に恥ずかしかった。しかも、それを目の前で赤字を入れられ「英語で文章を書くのに慣れてないのね」と同情されてしまう。日本での職業を聞かれたから「コピーライターです」って答えたから、なおさらだったかもしれないが…。

「先生の話すスピードが遅い下のクラスから初めてもいいし、早めのクラスに入ってもいいけどどうする?」と聞かれて、下のクラスから始めることにした。あとで調べてみると、他に同じ様に日本人でSFIに通っている方々はもっと上のクラスから始めているようだ。でもそんなの比べても落ち込むだけだし、他人と比べる為にスウェーデンに来たんじゃないから気にしない。でも、一番気になったのは、自分の文章力、構成力だった。英語じゃなかったら?いきなりじゃなかったら?自分の文章力ってそもそも?

全然書けなかった文章に文字通り「ショック」を受けて、オフィスを出た。テストのあと、ブラブラとウインドーショッピングをするつもりだったが、早々と引き揚げて家にこもる。スウェーデン語を学ぶにあたって、一番大事なのは「英語ができること」だと泣く泣く認識する。これははっきり言えた。

さらに郵送された案内書には6月4日からね。と書いてあるのだが、私は口頭で4月と聞いた。しかもそのスウェーデン人のおばちゃんは「6/4」とメモに書いている。この場合、6月4日ではなく4月6日なのである。スウェーデン人は4月6日のことをこう書く。ここですごく戸惑う。英語圏で4,Aprilと書く理由を嫌というほど理解する。とにかく。「エープリル」と言ってたし、このあと2ヶ月も待ってられないので問い合わせると、やはり間違っていた。しかしこんなことでめげない、慌てない。海外では間違ってて当たり前。間違えてない方が間違っている。

さらにこの後初登校となるのだが、学校を見つけるまでに一苦労、教室にたどりつくまでに一苦労、オリエンテーションはスウェーデン語と英語。疲れまくる。

英語を聞いて何とか内容はわかったが、同じクラスになるアラビア語圏の人に「何言ってるんだか全然わかんなくてまいったわ〜」とぐちを言われる。アラビア語で言っているのでまったくわけが分からない。しかし、眼鏡がないと何も見えない人でも女性の裸だけははっきり見えるのと同じ効果で、ぐちとかはだいたい意味がわかるのが不思議。で、すっかり仲良くなる。

実際の授業は1週間後の4/12から(これを書いている時点で明日)だが、どうなることやら楽しみだ。何より新しい人たちと会話が出来るのがうれしい。

さて、作った着物の話や今日出かけたアンティークマーケットの話、初のウクレレイベント「Stora Ukulelefesten」参加、ヨーグルトの話など、またまた次回に。
写真は、3/21のものです。今はもう氷も溶け、日中は10度前後、日没はすでに20時。そろそろガーデニングの季節です。