2013年2月28日木曜日

50歳の誕生日に、フュージョン!


月曜日、旦那の妹さんの50歳の誕生日で、誕生日パーティに行って来た。
事前に旦那から「主役じゃないから着物禁止令」が出て、ウェイトレスみたいな黒いワンピースで参加。(泣)でも面白かった。

スウェーデンだけなのかは知らないけど、こちらでは50歳の誕生日を盛大に祝う。
こちらに来た年には、旦那の友達とその奥様の合同誕生日会、というのに呼ばれて行ったことがある。何かでかいホールを借り切ってバンド呼んだりして、着席のパーティだったんだけど、私は「なんじゃこりゃ!」って腰を抜かした。

スウェーデン人、やることすげーみたいな。

でもやっぱりそれは人によるみたいなんだけど、今回の妹さんのはホームパーティで、しかもいつも通り家族だけだった。ちょっといつもと違ったのは、飾り付けで「50」とか数字の付いたヘリウムバルーンが飾られ、テーブルには「50」のマークのキラキラがちりばめられてたこと。ちょっとその破片もらって来てしまいました(笑)近所の人にそのバルーンをみられ、花束が贈られてきたという…

今回私が何に驚いたかっていうと、皆からのプレゼントに「これ」があったからだ。

それは「Georg Jensen」のフュージョンという指輪。
Georg Jensenというえば、デンマークの有名なジュエリーとか時計のブランド。スウェーデン人に限らず、北欧大好きな人の人気ブランドだ。

私は今までポカーンとしてて何も考えた事なかったけど、スウェーデン人ってスウェーデンとか北欧デザイン大好きなのね。当たり前か。

食器やカーテンもそうだけど、地産地消的な意気込みを感じる。まあ、日本でもノリタケとか欲しい人はいっぱいいるけどね。(笑)

そこでフュージョンリングですよ。こんなの変わったデザインが好きなアメリカ人ぐらいにしか受けないと思ってたけど、そんな事ないっす。地元で大人気っす。

というか一種のステータス扱いされてて驚いた。
というのも、妹さんの旦那のパパの再婚相手も偶然その日同じフュージョンリングをしてたのだ。

でもって私が冗談に「じゃあ私の50歳の誕生日にもプレゼントしてもらおうかな」って言ったら。
旦那が「いやいや別に誕生日プレゼントでなくても明日にでも買ってあげるけど?」的な金持ち発言をしたので、どん引きした(笑)何かのろけブログになってしまって本意が伝わらないのだけれど。(笑)

全く持ってジョークだったので逆に安心しましたが。

でもって、その義理ママも「50歳になったら。あやにも買ってあげなさい」とか旦那に言ってて、トリプルびっくり。
そうなんですか。この指輪って、そういう位置づけで買うもんなんですか。

昔はやったカルティエのリングの北欧版みたいなんですかね。
このリング、組み合わせをいろいろ変えられるみたいなんで、かぶらないのもいいらしい。

何か最近スウェーデンの下の方ばっか見てた自分ですが、ちょっとハイソで敗訴な(笑)世界を垣間みれました。

2013年2月24日日曜日

フィンランド語とリンゴの木。


土曜日は、旦那の親戚のパーティがあったので、着物で行ってみた。
旦那はスウェーデン人だけど、もとはフィンランド人なのである。
多くの親戚が旦那の両親のようにスウェーデンによい仕事を求めて移住したのだが、
フィンランドに残った親戚もいるわけで、そのフィンランドに残った親戚とその子供達がスウェーデンに来るというのでいっちょパーティでもすっか!となるのである。

前にも書いたかもしれないが、私の旦那の親戚に限っては、集まるとスウェーデン語ではなくてフィンランド語が飛び交う。ぴっぴぴっぴとかピーターパイバーとか言っている(ように聞こえる)。私はフィンランド語は「こんにちは」と「乾杯」と「興味深いです」、の3語しか知らないのでお手上げになる。

フィンランド人は、割とスウェーデン語を話せる人が多い。フィンランドには標識もスウェーデン語のものがあるし、一部の国土にはスウェーデン語が公語のところもある。(かなりなまってて聞き取りにくいですが)だからパーティではスウェーデン語で十分済むのだが、まえからずっと、フィンランド語はなせたらいいな~とも思っている。結局、結婚して変わった名字がフィンランド人の名前なんで、まあよく聞かれるわけなんですー。

というわけで、親戚のお宅にあった、フィンランド語で書いてある日本のアニメのムーミン(セル画の絵ってことです。そう本に書いてあるのだ)の絵本を借りて来て、旦那と一単語ごとに質問攻めをしてみた。

そうやって勉強すれば少しはわかるけど、24時間旦那の膝の上に乗ってるわけにもいかないし(笑)、なんとかならないものかしら?日本では大きな書店でフィンランド語の本探してみたけどなかったし。

やっぱり当分は膝の上学習でがんばるか(笑)



さて、日曜日は予定してた家族イベントがキャンセルになったのだが、旦那が「リンゴの木をどげんかせんといかん」と言い始めたので、しかたなく手伝う事に。しかも、立派な「しばかり」またの名を枝拾い。しかも2日連続です。まだ雪深いなー。

庭にあるたった一本のリンゴの木。この木、一本の木から4種類の違うリンゴがなるんですよ、奥さん!!
まあ、前に住んでいた主が4股に分かれた枝に4種類の違うリンゴの枝を添え木した訳なんですが。
元の幹がリンゴの木じゃないのは、ちょっとでもリンゴの木を知っている人なら常識なんですってねー。知らんかった。

よく見ると、一枝ごとに葉っぱの色も枝の節の感じも違う。
勿論無農薬ってか何も手入れしていない。
こうやって冬の間に枝を剪定しておくだけ。(夏にもやるらしいが)
するとどうでしょう。なんとも立派な「からすのおやつ」がたわわに実るのでございます。

というのは、からすがひと突きでもしたリンゴは、衛生上良くないとのことで食べられない。くっそ殺したろかからすどもー!

先日日本から買って帰った本の中に「奇跡のリンゴ」の木村さんを書いた本があって(まあリンゴの木を持っていたからこそ興味がわいたのだが)嗚咽しながら読み終えた。

たった一本、しかも人が手入れした後、しかもそれで収入を得ていないわけだから全く状況は違うけど、猫に登られ、小鳥にふんをつけられ、雪に埋まっても、それでもすっくと立ってるこのリンゴの木に敬意を持って接したくなるわけですよ。リンゴの木は偉いです。今年も実を付けてくれます様に。

今日は、切った枝に花のつぼみがあったので(旦那いわく、切るのが遅かったらしい)花瓶に生けて、花を待ってみる予定。
あれ。でもリンゴの花が咲くのはいつだっけか??

2013年2月23日土曜日

「Tjej」発言に踊る着物女子。



今週の水道問題は、いよいよ困った事になってた。
水曜夕方突然の断水。しかも出かけるのに!もう外は真っ暗だし、電話した工事担当のおっさんはもう家だったみたいで、後ろから子供の声がしてた。

申し訳ない…と思いつつ、翌日まで水がでないととっても困るので、なんとかしてもらいに来てもらった。スウェーデン人でも夜7時とかに働いてくれることに驚きつつ、なんとか水を使える様にしてもらってほっとした。

結局表に出しっぱなしにしてたホースの中の水が夕方になって凍ってしまってたようだ。冬に水道工事する意図がわからん。昨日も夜の9時半にまたショベルカー出動してた。他の家が断水してたのかな。

で、このとき電話に出たおっさんが最初「外に出て、どこどこをチェックしろ」というのだが、それがどこだかわからない。外にでて近くにいた、自称「シャベルカーを直すだけのために来た人」という若くてかっこいいスウェーデン人に電話を変わってもらって、いったどこをチェックすればいいのか聞いてもらった。

その時ね、その若くてかっこいいスウェーデン人の男性が「今あなた(電話の相手)と話した”Tjej”がね~」といいたもうた。

「Tjej(女の子)」ですと!初めて聞いたかもしれない、その美しい響きの代名詞を(笑)
当日はあまりの嬉しさに電車でニンマリしてた。ありがとうお兄ちゃん(はーと)人間は人間に喜びを与えてもらえるものなのだね。

着物着てたのに。若く見えたんだろうか?でも若く見られて喜ぶってこと自体おばさんの発想だなあとも思う。でも、いつまでも「女の子」でいたいですよ。着物女子でもいいな。(笑)


さて、着物といえば、今週から毎日着物を着ている。
どういう風のふきまわしか、自分でもわからない。(笑)

日本に一時帰国して何となく気持ちが変わったのと、何か意地みたいな気持ちが湧いて来た。移住して3年目、まだまだ開き直るには経験不足すぎですが。

もしスウェーデンでスウェーデン人にとけ込もうとしても無駄なのであれば、もう不毛なことはしねーぞと。どんなにスウェーデン人っぽい服装や振る舞いをしても、結局「顔がアジア人」である以上、異星人扱いされるのは仕方のないことなのだと。

じゃあ、もう堂々と「アジア人」として生きようと。着物をジロジロ見られることのストレスなんて、不毛にスウェーデン人ととけ込めないストレスなんかに比べてればなんでもない。コートを着てるから「変わったロングスカートネ」レベルだろうし。

毎日着物を着る事は、結婚したスウェーデン人の旦那に負い目があることは否めない。というのは、旦那はあまり私が着物を着て街に出る事を快く思っていないようだ。一緒に歩いて目立ちたくないらしい。その気持ちはよくわかる。

でも。

人間曲げられないこともあるのだ。それが私のアイデンティティ。たとえそれが

「スウェーデンに来てから気づかされたアイデンティティ」

だとしても。
だから私は、スウェーデンで着物を着る。スウェーデンで独学で学び、ママンやおばあちゃん、親戚のおばさんからもらった着物を自分で直し、スウェーデンで母国の民族衣装を着るのだ。

問題はクリーニング。お直しやサイズ調整は本気でやればできないことはないけど、汚れ落としは得意分野じゃないの。海外で着物を着てる人がどうしてるのか知りたいデス。

2013年2月19日火曜日

すごく久しぶりに投稿です!!

皆さん、と話しかけられる方が果たしてまだこのブログにいるのか謎ですが、帰って来ました、ウクレレあやことAYAでございます。

最後の日付を忘れてしまいましたが、一年ぶりくらいでしょうかね。
でもこのところちょっと「気分一新キャンペーン(笑)」みたいなのがあって、自分でも色々なことをリセットして、始めたい事とかやめたい事とか整理して行こうかなと思っています。

先日、4週間ばかり日本に帰っていました。一年ぶりでした。
何ですかね、あの高揚感…。
日本にはユニクロとダイソーという素晴らしいお店があることに皆さん気づいてください!!

今回ダイソーで2万円くらい使いました…。ユニクロでも2万くらい買いましたね。全部ヒートテックだった、うん。何か、今までの飢餓感をブルドーザーに変えて、物欲をがっつりすくい取ったような。

でもおかげでまた1年は持ちそうです。特にB判系ファンシーノートとか(笑)ヨーロッパの支流はA判系なので、B6判のカワイイノートとかネットで見ててまじで喉から手が出てました。お勉強の気分をあげてくれる、良いお友達になりそうです。近所のガキにみせびらかしてやりてーなー。

さて、今日も外は雪。でも気温はゼロ度とそんなに寒くないですね。(笑)このリアルなおしゃれでもなんでもないボケボケ写真にお隣さんが写ってますけど、もちろんまだまだクリスマスリースは現役です。当たり前ですよ、奥さん。これポスクまでは飾ってますよね、絶対。

最近ずっと朝の7時から家のすぐ外で水道管の工事をしています。がりがりうるさいし、家が揺れて違う意味でちょっと怖いのですが(何かが破裂したりしないかと)、さっき断水も解かれて茶色い水がトイレから出て来ました。何が茶色かったんだろう。ドキドキ。

断水中に一度水を流せたのは、タンクに残ってた水でしたね。それを使ってしまったあと、空になったタンクに再び水がわき上がる時の不気味な音といったら!録音したかった〜ってか録画したかった。何か絶対ホラームービー風に撮れたと思う。(笑)

というわけで、今日はさらりとウォーミングアップということで。
いつまで続くかわからないですが、とりあえずもう少しこまめにブログ書いていこうと思います!

現在の私の状況。
41歳、子供なし、ストックホルム在住。フィンランド系スウェーデン人(54歳)と結婚してストックホルムに引っ越して丁度3年。
こちらでプチ起業し、現在ネットショップ作成中。スウェーデンで着物を扱う仕事を構築中。よしなに。

ウクレレは全く弾いてない…といいつつ、こちらの日本人友達にウクレレ教えてます。あはは。初センセーですよ。