2013年2月24日日曜日

フィンランド語とリンゴの木。


土曜日は、旦那の親戚のパーティがあったので、着物で行ってみた。
旦那はスウェーデン人だけど、もとはフィンランド人なのである。
多くの親戚が旦那の両親のようにスウェーデンによい仕事を求めて移住したのだが、
フィンランドに残った親戚もいるわけで、そのフィンランドに残った親戚とその子供達がスウェーデンに来るというのでいっちょパーティでもすっか!となるのである。

前にも書いたかもしれないが、私の旦那の親戚に限っては、集まるとスウェーデン語ではなくてフィンランド語が飛び交う。ぴっぴぴっぴとかピーターパイバーとか言っている(ように聞こえる)。私はフィンランド語は「こんにちは」と「乾杯」と「興味深いです」、の3語しか知らないのでお手上げになる。

フィンランド人は、割とスウェーデン語を話せる人が多い。フィンランドには標識もスウェーデン語のものがあるし、一部の国土にはスウェーデン語が公語のところもある。(かなりなまってて聞き取りにくいですが)だからパーティではスウェーデン語で十分済むのだが、まえからずっと、フィンランド語はなせたらいいな~とも思っている。結局、結婚して変わった名字がフィンランド人の名前なんで、まあよく聞かれるわけなんですー。

というわけで、親戚のお宅にあった、フィンランド語で書いてある日本のアニメのムーミン(セル画の絵ってことです。そう本に書いてあるのだ)の絵本を借りて来て、旦那と一単語ごとに質問攻めをしてみた。

そうやって勉強すれば少しはわかるけど、24時間旦那の膝の上に乗ってるわけにもいかないし(笑)、なんとかならないものかしら?日本では大きな書店でフィンランド語の本探してみたけどなかったし。

やっぱり当分は膝の上学習でがんばるか(笑)



さて、日曜日は予定してた家族イベントがキャンセルになったのだが、旦那が「リンゴの木をどげんかせんといかん」と言い始めたので、しかたなく手伝う事に。しかも、立派な「しばかり」またの名を枝拾い。しかも2日連続です。まだ雪深いなー。

庭にあるたった一本のリンゴの木。この木、一本の木から4種類の違うリンゴがなるんですよ、奥さん!!
まあ、前に住んでいた主が4股に分かれた枝に4種類の違うリンゴの枝を添え木した訳なんですが。
元の幹がリンゴの木じゃないのは、ちょっとでもリンゴの木を知っている人なら常識なんですってねー。知らんかった。

よく見ると、一枝ごとに葉っぱの色も枝の節の感じも違う。
勿論無農薬ってか何も手入れしていない。
こうやって冬の間に枝を剪定しておくだけ。(夏にもやるらしいが)
するとどうでしょう。なんとも立派な「からすのおやつ」がたわわに実るのでございます。

というのは、からすがひと突きでもしたリンゴは、衛生上良くないとのことで食べられない。くっそ殺したろかからすどもー!

先日日本から買って帰った本の中に「奇跡のリンゴ」の木村さんを書いた本があって(まあリンゴの木を持っていたからこそ興味がわいたのだが)嗚咽しながら読み終えた。

たった一本、しかも人が手入れした後、しかもそれで収入を得ていないわけだから全く状況は違うけど、猫に登られ、小鳥にふんをつけられ、雪に埋まっても、それでもすっくと立ってるこのリンゴの木に敬意を持って接したくなるわけですよ。リンゴの木は偉いです。今年も実を付けてくれます様に。

今日は、切った枝に花のつぼみがあったので(旦那いわく、切るのが遅かったらしい)花瓶に生けて、花を待ってみる予定。
あれ。でもリンゴの花が咲くのはいつだっけか??

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