今週の水道問題は、いよいよ困った事になってた。
水曜夕方突然の断水。しかも出かけるのに!もう外は真っ暗だし、電話した工事担当のおっさんはもう家だったみたいで、後ろから子供の声がしてた。
申し訳ない…と思いつつ、翌日まで水がでないととっても困るので、なんとかしてもらいに来てもらった。スウェーデン人でも夜7時とかに働いてくれることに驚きつつ、なんとか水を使える様にしてもらってほっとした。
結局表に出しっぱなしにしてたホースの中の水が夕方になって凍ってしまってたようだ。冬に水道工事する意図がわからん。昨日も夜の9時半にまたショベルカー出動してた。他の家が断水してたのかな。
で、このとき電話に出たおっさんが最初「外に出て、どこどこをチェックしろ」というのだが、それがどこだかわからない。外にでて近くにいた、自称「シャベルカーを直すだけのために来た人」という若くてかっこいいスウェーデン人に電話を変わってもらって、いったどこをチェックすればいいのか聞いてもらった。
その時ね、その若くてかっこいいスウェーデン人の男性が「今あなた(電話の相手)と話した”Tjej”がね~」といいたもうた。
「Tjej(女の子)」ですと!初めて聞いたかもしれない、その美しい響きの代名詞を(笑)
当日はあまりの嬉しさに電車でニンマリしてた。ありがとうお兄ちゃん(はーと)人間は人間に喜びを与えてもらえるものなのだね。
着物着てたのに。若く見えたんだろうか?でも若く見られて喜ぶってこと自体おばさんの発想だなあとも思う。でも、いつまでも「女の子」でいたいですよ。着物女子でもいいな。(笑)
さて、着物といえば、今週から毎日着物を着ている。
どういう風のふきまわしか、自分でもわからない。(笑)
日本に一時帰国して何となく気持ちが変わったのと、何か意地みたいな気持ちが湧いて来た。移住して3年目、まだまだ開き直るには経験不足すぎですが。
もしスウェーデンでスウェーデン人にとけ込もうとしても無駄なのであれば、もう不毛なことはしねーぞと。どんなにスウェーデン人っぽい服装や振る舞いをしても、結局「顔がアジア人」である以上、異星人扱いされるのは仕方のないことなのだと。
じゃあ、もう堂々と「アジア人」として生きようと。着物をジロジロ見られることのストレスなんて、不毛にスウェーデン人ととけ込めないストレスなんかに比べてればなんでもない。コートを着てるから「変わったロングスカートネ」レベルだろうし。
毎日着物を着る事は、結婚したスウェーデン人の旦那に負い目があることは否めない。というのは、旦那はあまり私が着物を着て街に出る事を快く思っていないようだ。一緒に歩いて目立ちたくないらしい。その気持ちはよくわかる。
でも。
人間曲げられないこともあるのだ。それが私のアイデンティティ。たとえそれが
「スウェーデンに来てから気づかされたアイデンティティ」
だとしても。
だから私は、スウェーデンで着物を着る。スウェーデンで独学で学び、ママンやおばあちゃん、親戚のおばさんからもらった着物を自分で直し、スウェーデンで母国の民族衣装を着るのだ。
問題はクリーニング。お直しやサイズ調整は本気でやればできないことはないけど、汚れ落としは得意分野じゃないの。海外で着物を着てる人がどうしてるのか知りたいデス。
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