2011年11月19日土曜日

沖縄へ梅もどき干しを。


先日、沖縄料理のデモストレーションと試食会があるというので「やすらぎ」という日本風の高級リゾートホテルに行って来た。

泊まりで普通に一人3万円とかするところで、ちょっと無理をしても無理できない金額(泣)
それでも面白そうなイベントだったので、タダで料理が食べられる、というところだけを期待して行って来た。

沖縄の宮廷料理っていうのかな?の先生で、やまもとあやかセンセって方が弟子を従えてフランスドイツ(うろ覚え)をまわってこのスウェーデンに沖縄料理を広めにやって来た。

センセはほとんどの作業を「手」を使ってらして興味深かった。もちろんゆでてるときとかは菜箸を使うけど、塩を入れたりとか調味料も目分量だし、いかにも「プロ」でかっこ良かった。

テキストとして分量も書かれていたけど、お弟子さんが苦労して量ったとのこと。いや〜ご苦労様です。その苦労がうかがえました。

んで、そのあやかせんせに、こともあろうに、私が今年の秋に作った「梅もどき干し」をあげちゃった!

暇があったら書くけど、今年の夏(笑)、義母の庭で取れた梅だかプラムだか杏だか知れないもので梅干しならぬ梅もどき干しを作ったのだった。だって義母は今年引越をするのでもうあの梅もどきはタダでは手に入らない。梅干しもこっちで買うとすごい高いし、せっかくなら作ってみようか、と思いついたもの。

ネットでもヨーロッパ在住の女性が作り方をブログに書いていて、やる気が起きた。実際は南高梅干しくらい大きくて、柔らかく、しっかりすっぱくしょっぱくできました!!わけですよ。

だから、「海外に暮らしてる日本人はこうやってない知恵絞って日本食に接してる」ってことを伝えたかった。実際は持って行く時に箱に入れなかったせいでちょっとってか、かなり潰れてしまったんだけど、味はなかなかだったと思う。沖縄の人もスッパイマンとかあるから梅干しは食べるかもしれないと思って、お裾分けしてみました♡料理の大先生に自分の作ったものをあげちゃうなんて、なかなか海外じゃないとできません!(笑)

気に入ってくれるといいな〜ベランダで干した、ストックホルムの梅もどき干し。

そうして、それが功をそうしたのかわからんが、最後のお土産抽選で素敵な日本グッズ「風呂敷」が当たっちゃった!!わ〜い!!でも私は何枚も風呂敷は持ってるし見た目が素敵に包装されていたので、家族の「クリスマスプレゼント交換会」時にこっそり持って行く予定。(笑)風呂敷はまったくスウェーデン人に理解されてなくて、使い方も分からないから結局プレゼントしても使ってもらえないんだけど、あれなら「飾り」として飾ってくれそうだ。いや〜よかったよかった。

梅もどき干しは、近所の日本人奥様にも劇的に褒められた逸品でございます。ぜひこちらにお越しの際はご試食くださいませ。

2011年11月12日土曜日

マイティウクレレ!!


日本より一ヶ月先にストックホルムにやってきた「マイティウクレレ」の映画。いや~一度こっそり見てたけど、やっぱり気持ちが「上がり」ますな!!

TシャツとDVD買って、気持ち半分ドネーション。こういうお金は絶対めぐりめぐって必ず戻ってくるのがウクレレなんだよなあ。

映画を見ると、あれあれ、結構日本での撮影部分が省かれてます。やっぱね。英語圏の世界のお話…というのはいなめない。DVDにはたくさん省かれたシーンがあるらしいので、日本の出演者達を拝めるそっちを楽しみにします。リージョンフリーじゃなかったらどうしよう。ガクブル。

もとい。
もともとスウェーデンには日本の14分の1の人数しかいないから、スウェーデン人が一人このイベントに来たとすると、日本では14人が来た事になる。そう考えると、結構な人数がたった一夜の上映会のためによく集まったなあと感激。30人くらいかなあ。

映画のあとはこちらでウクレレ弾いてる三バンドが軽くウクレレを演奏。一人はその夜スウェーデン語で書かれたウクレレ本を売ってたおじさん。もちろん買いました。サインしてもらう時「AYA」ってだけの単語が上手く伝わらなくて名前なしのサインになったけど。どこがわからなかったのか、問いつめたかった。「アーイィーアー」って何度も言ったのに!!!プンプン!!

さらに、映画にもちょっぴり写っているスウェーデンのパンクウクレレ少女。こちらでパンクな格好の若者がすっごく多いけど、結構パンクをキープするのも大変そうです。こっちでは。タトゥーしてるくらいじゃ全然パンクぽくない。だってこっちじゃほとんどの人が何かしらタトゥー彫ってますもんで。

さらに写真の「FU *K」(ちゃんと打てた!!)というウクレレのバンドのおじさんたち。何故か丘の上の王子様と同じスカート履いてました。(笑)でもスウェーデン人です。詳しく聞かなかったので、今度ゆっくり問いつめてみます。一人ボーカルで飛び入り参加のおじさんは、いつもは二人で弾いているので、この日は大勢をバックに嬉しそうに歌ってました。

お手伝いもしっかりして、最後は2〜3曲皆でウクレレ弾いたんだけど、映画監督のトニーさんが「スウェーデンの音楽はコードが多くて大変だね!私なんか2コードでしかウクレレ弾かないよ!」とか言ってました。でも大合唱。(笑)スウェーデン人は多分私が考えてるよりずっと歌が好きだと思います。しかも、一人づつが歌うカラオケじゃなくて、皆で合唱する感じ。もちろん知らない曲だったけど楽しかった。

来月は渋谷にも行くとか。ただイギリスと同日上映なので、トニーさんが日本に行けるかはわからないとのこと。映画にも映ってる「私吉村さんの友達です」って言ったら、「OH〜Yoshimura-san!」って喜んでた。私のダーリンが吉村さんのことを知ってたことを知らなかったのでちょっとびっくりしたんだけど、すでに超有名人ですよ、電飾ウクレレ吉村さん!!(笑)

ともあれ、これから買ったソングブックで、スウェーデンの歌と有名な曲のスウェーデン語訳、ってのをウクレレで練習していきたい。やっぱり本格的にスウェーデン人と仲良くなるには、あの大合唱に参加することが必須なのだ!!

2011年11月8日火曜日

耳にスウェーデンのおばあちゃんを。


ひとまず一回目の課題提出終了。

何か、本当に「提出分の課題」しかやってなくて不安。本当は一通りお勉強のガイドに沿って課題をこなし、その中で提出する課題をセンセに送るんだけど。そんなことやってたら、本当に22週間ないとできません。あとで飛ばしたところを数十年かけて埋めていくんだろうな…。

さて、先日読んだ課題の本。本のリストはほとんどが有名なスウェーデン人作家の有名な本だから、日本語訳もあるんです。で、めっちゃズルして、国際図書館からまずリストにある本の訳本をさがし、それを読書課題本にしました。めちゃずるがしこいAYAさん!!

で、最初にスウェーデン語版を20ページくらい読んで、そのあと日本語訳で読んだのですが、のめり込んでしまいました。ついね。結局日本語訳を一気読みしてしまい、ラストに大衝撃。も〜嫌だこの作家。悲しさが、なんか胸がきゅーってなる悲しさなのね。切ない。

というわけで、CDも借りて来た。お話を聞くってのは課題にはなかったけど。(笑)このLjudböckerまたはHörböckerといういわゆるオーディブックはスウェーデンですごくはやってて、ダーリンもよく図書館にいってはサスペンスもののLjudböckerを借りて来て自分のiPhoneに入れて通勤時に聞いてます。音楽じゃないのね。へ〜。

で、この私が借りて来たLjudbokenはさ、なんと作家のアストリッドリンドグレーンさん本人が録音してるんだよね!!すごいんだよね!!何か自分のおばあちゃんが話してるみたいなんだよね!つば飲んでる音とか紙をめくる音とかも入ってるんだよね!ちょっと感動した。幸い彼女にはあんまり発音になまりがないので(習ってるスウェーデン語の発音って意味で)聞きやすい。でも全部でCD5枚、約5.5時間とありますよ…全部聞けるかな(汗)

残念ながらiTunesにはなかったけど、スウェーデン語を学んでる人にはちょっといい教材かもしれない。スウェーデン人とも話が合うし。ダーリンも45年前に読んだ、とか言ってたし。(笑)手に入れられる機会があったらおすすめします。旅行でスウェーデンに行くにしても、図書館にパソコン持って行ってその場でインストールすれば借りる必要もないしね。

発音の練習のためにも聞き込む事にします。最後また泣きません様に…。(祈)

2011年11月7日月曜日

悲しいお話と魔法の液体。


アストリッド・リンドグレーンさんという作家がスウェーデンにはおりまして、彼女の作品は、それはそれは国民中から愛されていたのでした。

スウェーデンに移民してくる人々は、スウェーデンの歴史を習い、スウェーデンの風習を習い、スウェーデンの愛するものを勉強するのでした。

ある、遠い東の国から来た少し盛りをすぎた女の子(笑)がスウェーデンにやってきました。スウェーデンに昔から住む巨人(笑)と結婚するためです。そして、スウェーデンの言葉を学校で勉強しますが、いくら勉強しても先生からは卒業テストを受けることを許してもらえないのでした。

そこで彼女は、スウェーデンでお友達になった同じ国の人から、魔法の学校の事をこっそり教えてもらいました。その学校は、学校に行かずに、自分の家で勉強して、ネットと言われる網の中に宿題を入れれば寝ているうちに宿題は遠くにすむ先生に届き、宿題を見てもらえるという風なのでした。

女の子は大層喜び、自分の家で勉強し始めました。しかし、けっしてその勉強は簡単なものではありませんでした。6週間の間に、先生にみてもらう宿題と、スウェーデンの言葉で書かれた本を2冊も読まなければならないのでした。

女の子はたくさんの本の中から、アストリッド・リンドグレーンという女性の書いた子供向けの本を読み始めました。それは、とても悲しく、そして胸に残る素晴らしい物語なのでした。

そして女の子は、遠い東の国に住んでいた時に飲んでいた、白く粒から作った魔法の液体の味が忘れられず、スウェーデンでその魔法の液体を自分で作ることに密かに成功したのでした。

女の子はその魔法の液体を飲みながら、アストリッド・リンドグレーンさんの書いた「Bröderna Lejonhjärta(邦題:はるかな国の兄弟)」という本を読み始めました。

するとどうでしょう。始まりがあまりにも悲しかったのか、魔法の液体の魔法が強すぎたのか、女の子は途中で自分でも驚くほど声を出してわんわん泣き始めてしまったのでした。

これには、一緒に住んでいた巨人もびっくりしてしまいました。巨人もこの魔法の液体を飲んだのですが「美味しくない」と言ってあまり飲みませんでした。しかし、巨人はこのお話を知っていたので、女の子に「このお話は悲しくないよ、悲しいけれど、とってもよいお話だよ」と言い聞かせてくれるのでした。

女の子はその日は本を読むのをやめ、ベッドでぐっすり眠りました。次の朝目を覚ますと、巨人は四角い石でできた山へ柴刈りに行ってしまったあとで、しかも朝ではなくお昼でした。(笑)なぜか魔法の液体のせいで頭がしくしくと痛みます。しかし、女の子はよく眠れたおかげで元気になったのでした。

そして、なぜ昨日の夜、そんなにも悲しかったのか考えてみることにしました。すると、すぐに原因がわかりました。それは、アストリッド・リンドグレーンさんの言葉の魔法なのでした。彼女のお話はとても不思議なお話ですが、なぜか誰かが死んだり、行方不明になったりする時、新聞やラジオといった公共のマスメディアを使うのでした。おかげで女の子は、そのお話がアストリッドさんが作ったお話だと知っていても、お話の中に出てくる素敵なお兄さんが死んでしまうところを読むと、本当に大事な人が死んでしまったかのように感じてしまうのでした。

女の子は「恐るべしスウェーデン人作家のテクニック」と思いながら、今度は魔法の液体なしでお話を読み始めました。今度はきっと、女の子も巨人に心配させる事なく読み終えることができるでしょう。
おしまい。

2011年11月5日土曜日

怒れる大工達、セルフ構築。


今、もうすでに目が回り始めてる。
忙しくてどこから手をつければいいのか分からない状態だ。
めちゃパニクっていると、旦那が「Arga snickaren(アーガスニッカレン)だね」という。
これは、スウェーデンのテレビ番組で私も時間があるときは見ている数少ないスウェーデンの番組だが、家を自分たちで直そうとするが全く計画性がないために住めない状態になっている家を、アーガスニッカレン(怒れる大工)が怒りながらしかりながらその家を直していくという番組。
そこに出てくる家主たちは、居間、トイレ、庭、キッチン、全てを中途半端に手をつけて、どの箇所も終わらせていない。で、寒い部屋の中、怒れる大工に「冷蔵庫より寒い部屋に住んでるなんて子供の健康に悪い!」と怒られるわけだ。(笑)もっとも最後はちゃんと家を直してくれるので甘いっちゃ甘いんだけどね。写真のアンダーシュさん、すごいいい人です。

でも私は、まさにこのダメな家主と一緒。
たくさんやらなくてはいけないことがありすぎて、中途半端に手をつけて全部終わんない…。
いかん!これじゃだめだ。逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!(笑)

私には怒れる大工はいないから、見えないところで多分一所懸命旗振って応援してくれてるガイド達にその役目を演じてもらって、頑張って目の前にある課題に取り組んで行こうと再決心したのであった。ようするに脳内大工を構築するわけだ。

まあ、この脳内大工は番組みたいに勝手に仕事してくれるわけじゃないが。それやったらただの靴屋の小人だよな。う〜ん両方欲しい。これが本音(笑)

2011年11月3日木曜日

タイのイケアCM!


今日学校に行って最終の口頭テストを受けた。無事受かったみたいだが、事務担当の人に「今日から次のクラスに行く気ない?」と誘われ、今日から次のステップを同じく通信添削で始めることに。せっかく書き始めたブログ、とても書けそうにありません。引越もあるのに…しかも、通常22週間のクラスをなんとたった6週間で終えるんですと!約4倍!無理!でもやらないとね…。

それから、今日スウェーデンのウクレレ仲間から教えてもらったコレ。
タイのイケアCM!
誰弾いてるんだろう?そんなにタイでウクレレはやってるのかな?よく見えないけど、どのウクレレかしら?日本でコレ話題になってる??
ちょっとしたウクレレニュースでした。
奥さんの踊り方がスゲ笑えます。

スウェーデンのウクレレ友達に「あやと旦那は家ではこんな感じ?」と聞かれました(笑)
んなわけないよ!!旦那に冗談で「同じビデオ録ってもいいよ?」って言ったけど却下されました。(笑)

7日はいよいよスウェーデンにも「マイティウクレレ」が来ます!!マジ!!超ワクワク!楽しみ!待ってました!遠足前日みたいに眠れない!でも寝ます!

2011年11月2日水曜日

ちょっと待ってください。

最近になってちょっとまた見方が変わって来た。
海外に住んでる日本人のブログ、別に友達や知らない人だけが読んでるわけじゃないんだよね。家族も読んでるわけだ。私はそれに気づかなかった。だって私のブログ、一生親には内緒だもん♡
だから子供が「おいちくたべまちたね♡もぐもぐ」でも、(というブログがあるかはしらんが)読んでる相手は身悶えして喜べるわけだ。大事だね。大事な事に気がつかずに通り過ぎちゃうところだったね。


さてここへきて、もしかしてボイストレーニングを受けられるかもしれないということになって浮き足立っている。
そういえば、日本では体験だけやって、一緒について来た元旦那の異様な雰囲気(色んな意味で嫉妬)に押されて結局通わなかったボイトレ。

ジャズをメインにやっている人なので、ジャズの曲を今選んでいるところ。
引越のために一度段ボールへ押しやった譜面を奥から無理矢理出して来て整理中。スウェーデンのダンボールはちょっと横に引っ張っただけで破れる!!

開ければすぐに、こんなのもやりましたね~あんなのも挫折しましたね~となつかしモード。
譜面って日記にまさる恥ずかしさがありますな。知らんかった。まだまだ万年シロートです。

その人の歌っているところを実際に聞いてみたが、やっぱりいいね~。
しかも喉に負担をかけない歌い方らしいので、ず~~~~~っと歌っていられるとのこと。
昔よく一人カラオケに行って5時間とか歌ってた暇な時期があったが、そのときはすぐに喉を痛めたので今超期待大!!

こちらではコーラスをやっている人もいるらしいんだけど、コーラスではアニソンとかやらなそうだから(笑)、やっぱりウクレレ一本、身一つ(時々旦那のおまけ付き)で歌えたらそれでいい。

見つけた譜面に「嫌んなった2007年バージョン」というのがあって、
当時35歳の私は憂歌団ばりに人生を嘆いておりました。(笑)
こういうのは日記以上に燃やしたいコード譜ですなあ…。

YOUTUBEでただ「ジャズ」だけで検索して、元モー娘の加護ちゃんがジャズを歌ってるのを見つけた。
何かいい感じ。私は「ガラガラ」歌う女性ジャズボーカルとかあんまり好きじゃないから逆に新鮮でいいなと思った。昔はすっごいモー娘嫌いだったけど、やっぱりそれって嫉妬なんだよねえ…。これが「加護ちゃん」じゃなかったら嫉妬継続中??かはわかんないけど、同じ音楽をやってる人を嫉妬の目じゃなくてお互いがんばろう目線でいられる努力をしたい。いや、すでに自分とプロの歌手を比べてる時点でアウトだけどね。はは。とはいえ、とても山下洋輔ばりに燃えてるウクレレを弾く「Play with Fire」「ウクレレ炎上」とかもできない中途半端者です(笑)

レッスン曲は随分昔から憧れていた曲を3曲用意。多分センセーは知らないと思うけど「Chotto matte kudasai」をやってみようと思います♡ハワイっぽい、日本語の歌、それでもってスウェーデン人でもわかる内容。いいね〜。いい感じに進んでるね〜。

がんばるぞ!お!