2011年1月28日金曜日

ウクレレオーケストラにがっかりした夜。


先日の1月17日、ストックホルムに「ウクレレオーケストラオブグレートブリテン」がやって来ました。
2日間の公演で、日曜日の後ろの席より、月曜の真ん中へんの席…を選択。
スウェーデンに来て「人の演奏を金払って聞くの初めて」だったもんで、コーフンしてしまいました。写真には、その後の自分の落胆ぶりも知らず笑顔いっぱいのAYAさんが写っております。

さて、言わずと知れたウクレレオーケストラ!!私は今まで一度もウクレレオーケストラのコンサートに行ったことがなかったのですが、ダーリンがDVDを持っていて、それを見る限り「生で見るべきだ」と常々思っておりました。エンターテインメントの極地!こんな風に楽器を演奏するなんて面白い!曲選がしぶい!何よりやっぱり聞いていて素晴らしい!

ウクレレプレイヤー以外にも、純粋にウクレレオーケストラのファン、という方々がヨーロッパには多いらしく、当日も沢山のおじさんとおばさんファンでいっぱい(笑)黒人ゼロ、アジア人私も含めて3人、という局地的なスウェーデンを座席から満喫しつつ…演奏が始まるのを待っておりました。

ちなみにウクレレオーケストラはまだアメリカでコンサートをしたことがないというダーリンの言葉を信じるとすれば、これから上陸!!なんでしょうね。じわじわと人気が上がって来てるらしいです。25年もやってるなんて知りませんでした。

で。

演奏の前にツアーコンセプトの説明がありました。でも、私全然そんなの知らなかったんです。「ウクレレスコープ??」目の前にある白幕とか「なんだありゃ?」とか思ってました。仕舞い忘れ?ってか常設?ぐらいな感じで。しかし、何でもイギリスの古い無声映画と一緒に演奏するそうで。
…悪い予感。んでもって、それ的中。

ウクレレオーケストラは、色々繰り広げられる古いイギリスのフィルムにあわせて演奏。楽器を演奏している画面で一緒にウクレレ弾いてるのなんてのは結構面白いとは思ったんだけど…。

ぶっちゃけ、がっかりしました私。

だって、映画見るなんて聞いてなかったから眼鏡も持って来てなくて、ピントが合わず画面を見るのも一苦労。見れたとて英語の字幕と台詞がダダダと立て続けに現れて読むのに精一杯、そして何より「演奏を聞けない」状態でありました。画像に気が行って、ゆっくり聞けないんです。こんなの生演奏を聞いている気がしないじゃないか。フィルムを見ていると、演奏がただのBGMにしか聞こえません。

ウクレレオーケストラからすれば、新しい試みなのでしょう。さらにきっとウクレレオーケストラにとっては、この試みが(そして新しいことをやり続けることが)ウクレレオーケストラの個性の一部なのかもしれません。
でも…面白いパフォーマンスと音楽を期待していた私は「帰りたい」モード炸裂。フィルムとウクレレでセットのコンサートを見に来たんじゃないもの。

いくらおいしいカレーでも、ラーメンを期待して店に来たら、やっぱラーメン食べたいでしょ。そうでしょ?でしょ?坦々ラーメン気分ムンムンのままカレーうどんを無理矢理口にほおばって、泣きそうでした。
あんた流のマンネリが見たかった!36分で由美かおるのお風呂シーンが見たかった!犯人は崖上で告白してほしかった!!え〜ん、ウクレレオーケストラバージンだったのに〜!!

スウェーデンの観客は結構楽しんでいたようなので、まったくもって私の一人だけの意見だと思います。でも、一人でもがっかりしたのには変わりない。
ダーリンに聞いてみました。どうだった?「意外だったけど、これも面白いね」といいます。何だよおい。めっちゃ建前な感想。勿論他のウクレレ仲間もいたのでヘタなことは言えなかったでしょうが。私は言いましたよ、「つまんなかった」とはっきり。

コンサートが終わったあと、一緒にビールを飲んだウクレレ仲間にも聞いてみましたが、彼は「僕はウクレレも古いフィルムも大好きだからとても楽しかった」とな。「私はあんたが満足したことに満足した」ということで皆満足♪でまるく収めました。(笑)

でも何か納得いかねー。ちなみにこっそりダーリンに「もしウクレレオーケストラがこのままのスタイルでずっとコンサートして行くって言ったら、また聞きに行く?」と聞いてみました。答えは「ノ。」これが本音。

変わることってとても難しいけど、変わらないでいることもやはり同じ様にとても難しいことなんだ。

はっはっはっ、今回は外れくじを引いたのだね、ヤマトの諸君。今度コンサートがあるときは、前もって「コンセプト」を確かめておこうと決めた私。でも、良かった場面も勿論ありました。それは、アンコール。だって、フィルムなしの演奏だったもの。アンコールが一番私が聞きたかったウクレレオーケストラだったもの。

あと「サンダーバード」のテーマ曲。スウェーデンとイギリスって結構近いのに「サンダーバード」はスウェーデンで放映されていないので皆知らないことに驚いた。(もちダーリンもしらん)「Dr.Who」「テレタビーズ」など、私的にツボな子供向け番組を生み出して来たイギリスの原点(に近い)番組なのに!
当然サンダーバードの曲もスウェーデン人たちは知らず、ちょっとだけ「この中でこの曲知ってて”ナイスなアレンジ!”とかわかってるくさい人って多分8人程度」という所にひたすらエクスタシーを感じてました。ああ。(笑)

2011年1月9日日曜日

ウクレレクリスマスカレンダー。


わ〜!!気がついたら一ヶ月もほっぽらかしてたブログ。

というか、特に書く事なくて…あは。
ブログを書くときはいつも「人になにか言いたい」時とか「何か考えがまとまった時」が多いんだけど、
この時期はそれがなかった。
ただひたすら、インプットと堂々巡りの毎日。

12月の頭に、スウェーデンのウクレレ仲間の人たちと「ウクレレクリスマスカレンダー」なる物を作りました。
こちらでは12月の頭から24日まで毎日日付の書いてあるトビラをあけてチョコレートが食べられる「クリスマスカレンダー」というものがあるのですが、それのウェブ版というわけです。↓

http://ukulelekommissionen.se/julkalender/

ちなみにサイトにアクセスしないと、上の写真からじゃ曲は聴けないので注意してね。
今回私はスウェーデン語で1曲オリジナル曲を作っています。12月10日のところと、ダーリンと友達のマルケスさんと3人で「サンタがママにキスをした」を演奏している23日もあります。
さらに旦那が「自国で過ごすクリスマス」をオオトリの24日に歌っています。ひまならチェックしてみてください。

オリジナルの曲は全部自分で演奏しました。途中のソロはウクレレで弾いたんだけど、ダーリンのアイデアでスラッキーギターっぽくしてくれたのでそれを採用。
何かこういうのをのんびり作って歌っていきたいんだよな〜という代表のような曲に仕上がりました。ダーリンに感謝。

さらに今回「サンタがママにキスをした」を歌うにあたって、日本語歌詞を探したのですが、何かおかしなことになってました。
私の覚えてる歌詞と違う。 内田有紀も違う歌詞で歌ってる。そもそも原曲では「ワオママがサンタクロースにキスしてるぞ!パパに知らせなくっちゃ!!」ってなってるわけですが、
なぜ「ママ」が「サンタ」に、ではなく、「サンタ」が「ママ」になんでしょうかね?日本人としては、母親から積極的に異性にキスをするなんてありえない!って感じだったのでしょうか?
しかし、両方とも同じ人が訳詞してるんですよ。何かあったんでしょうかね?ヒマな時に調べたいです。

さらにこの日のコメントには(他のサイトにコメント欄があります)「もしかしてAYAは日本語でサンタはパパだってバラしてないか?オーマイガー(英語)」と。(笑)
だってしょうがないじゃーん。そういう歌詞になってんだから。
でもあんまり気に入らない歌詞は、訳詞した人に敬意を払う…よりも自分で完全訳詞して歌った方がいいのかもしれません。何か試してみようね。

こういう旬な話題はその時に公表するべきなんだけどもちろん、でも気持ちが付いて行ってないのよね。やっと今日紹介できました。おせー。
でも、今はアウトプットの時期じゃないけど、その分インプットが激しく、自分で精神状態を支えるのにせいいっぱいな感じで生きてます。もう昨日で39歳になっちゃったし。

そのインプットがどんな感じなのかは、またいつか。(笑)

今日は珍しく気温が0度になって、みるみる雪が溶けてて不思議な感じ。でも甘く見てるとこれから全然-20度とか平気でくるから気が抜けません。
これから一日、ベランダの床になぜか並べてあるピーナッツの謎をダーリンと一緒に解明して行く予定。まさか、妖精さんがピーナツくれたんじゃあるまいに??