2013年5月20日月曜日

新しい仕事、始めます。


最近の気流の変化に驚いている。
やっぱりスウェーデンだからか。夏に向かう勢いの激しさよ!
そして冬に向かう足取りの重たさよ

新しい仕事を見つけた。
しかも、自分で探したんではなくて、人から紹介してもらった仕事。
他の国では知らんが、少なくともスウェーデンは「人とにつながりが全てを運ぶ」国である。
仕事しかり、友達しかり、住まいしかり。もちろん面接は頑張ってこなしたけれど。
でもそれは反対に、人付き合いが苦手な人には住みにくいところだとも言える。

ともあれ仕事。
日本人が一番大切にしてるものはお金と仕事で、他の国の人の家族、とか国、とかっていう回答と比べると恥ずかしい…みたいなブログかなんかを読んだが、私もそれは同意する。

しかし、仕事があるのもまた一考。人に会う事は楽しいし、外に出る事も面白いし、なにせこの年になって、まだなお新しいことに挑戦する意欲がある自分に驚いているのだよ。

詳しい仕事内容を書いちゃうと「あれこの人もしかしてあの人」的なことになっちゃうのはメンドイので割愛するが、トレーニングが必要なこと、そして家を何日も空けなくては行けない仕事である。ここがポイント。

今まで自分は何ども「何のためにスウェーデンに来たのかを考えると、旦那と過ごす時間が一番で、仕事を得る為にそれを犠牲にしたくない」と考えてきた。

しかし、私も旦那も結構なお年であり、3年もたって、一緒に居たすぎる気持ちも少し落ち着いたので(笑)刹那的な考えを少し変えてもっと前向きに未来を考えるのもいいかしら?と考えるようになった。そこでこの仕事だ。

夏の間だけの短期の仕事だし、お給料についてもこの国ではいつも不満が残るけど、それを除いたら結構楽しいかもと期待している。

何日も会えなくなったら、きっと旦那がもっと新鮮にみえるだろう。もっと優しくしたいと思う様になるだろう。もっと二人で色んなところに行きたくなるだろう。新しいことを学んでちょっと大人になった♡自分を眩しく感じるだろう…か?

多分、帰ってきたらグチの嵐だろうから、スウェーデン語でグチを言う単語を勉強しとかなくちゃ的な、現実的な今日この頃でもある。

2013年5月1日水曜日

アリゾナとニューヨークへ行った。



アリゾナとニューヨークへ行った。二週間。ブログ更新できなかったいい訳。

アリゾナは、旦那のウクレレ友達が住んでいて、そこにずっとお世話になった。グランドキャニオンに行けて、セドナにも行けて満足。

でも、多くのアメリカ人は「スピリチュアル」とか「エネルギー」とかいったたぐいの物をまったく信じない。どころか、バカにしたりする。肩身狭かった…。

一番近くの店にも歩いて行けないアメリカは、ホストの裁量しだいでどんな旅にもなり、そして大概ゲストの思い通りにはならないのだということを痛感した旅となった。

その土地に長く住んでいると、他の土地に住む人が、地元の何を見たいのか分からなくなる。
地元の見せ場を俯瞰で見れない人のところでは、特別親切にしてくれるのだが、行きたいところになぜ行きたいのか分かってもらえなくて、もどかしい場面が多々あった。疲れた。正直。その家に2匹の犬と2匹の猫が居なかったら発狂してたところだ。

しかし、アリゾナは底抜けに暑くて、サボテンニョキニョキで楽しかった。アウトレット素通りされた時は胃がキリキリしたけど…(泣)

ニューヨークは、行こうと思ったわけでなく、文字通り成り行きで行った。でも、今の私にとって、ニューヨークだろうがなんだろうが、行きたいところはブックオフとユニクロであり(笑)、韓国焼き肉であり、布地屋なのである。

アメリカは安かった。チーズの値段に大層驚いた。クリームチーズ、スウェーデンの半額だぜ。写真はニューロークチーズケーキだけど(笑)

ニューヨークは、英語を使う、世界中から人が集まってくる東京、だった。
それは、そんなに大したほど驚かなかったという意味であるが、それは一度の旅行でしかも極地しか行っていない人がいう台詞ではない。

少なくとも、スウェーデンでは当たりまえにみかけるホッカムリはほとんど見かけなかった。時期的に、場所的に、だろうか。

特にボストンテロの真っ最中で、しかも犯人は次にニューヨークを狙うはずだったとか聞いて、飛行機の乱気流より血の気が引いた。生きてるって素晴らしい。

ニューヨークでうらやましかったのは、やっぱりブックオフがあったこと。あんなに日本の本がいっぱいあって、うらやましいよー。しかも苦労して見つけたきものコーナーで「あなたを待っていたわ」的な本と運命の出会いを果たす。しかも定価の半額で、お得感たっぷり。すっげーよかったナー、ニューヨーク!(笑)

ユニクロでは、主に旦那のシャツを買った。日本のユニクロでは置いてないサイズももちろんあった。いつもならお腹のところがきつきつな(笑)旦那も、アメリカンサイズのユニクロシャツだとブカブカ。わお。これがアメリカンサイズってやつか!すっげーよかったナー、ニューヨーク!(笑)

スウェーデンに戻って来て、ひどい時差ぼけとスウェーデン語が分からなくなってて相当ビビっているが大丈夫。

速攻2足もニューヨークで買った布地で足袋を作った。でもこはぜ(ひっかけるやつ)がなくて、格好悪い。でもあるもので満足する。それがスウェーデンで生きて行く知恵。

今度行く時は、一人で行きたいな…でもそれができない所帯持ち。ああ。