2010年4月25日日曜日

バックパック背負ってパーティへ。

土曜日、午後に日本人会の桜イベント、夜にダーリンの友達の誕生バーティーに行きました。着物来たじょ!!

日本人会のイベントは、毎年桜の季節にいろいろな日本の文化を紹介しつつ日本食の屋台も出るお祭り。
舞台では合気道、剣道、コーラスなどを紹介するなか、着物ショーというのがありました。まさにショーで、若々しいおばさまがたが素敵な着物を披露してくださいました。ちょっと着こなし的に「?」って思う人もいたけど、まあまあ厳しくなさらずに。スウェーデンでもこんなに着物を着る人がいるんだ〜って思って本当に嬉しかった。やっぱり司会のおばさまの着物が一番素敵でした。私も参加したいな〜。着物ガールズはコーラスの仲間でもあるらしく、日本の歌を沢山披露されていました。


写真みてね。私たちは夜にパーティに行かなくては行けなかったので、途中で退散しましたが…。その後に続いた「コスプレショー」もぶっちゃけ見たかったっす。美しい美少女が萌え萌えなウサタンになってて、個人的にヤヴァかった。萌えまくりでした。あと、本気で世界に入ってるピンクの髪のお兄さんが印象的でした。あれはナルトのお兄さんだったですかね?コッチでもナルトはすごい人気で、どんなちっこい本屋でもマンガは置いてあります。ドラゴンボール、ナルト、黒執事、NANA…スウェーデン語だからわかんな〜い!!でもなんとなく日本語の表紙とか見慣れたイラストを見るとホッとするものです。

屋台はやっぱり高くって、パン屋さんの柏餅の高さにダーリンがお店の前でびっくりしてて恥ずかしかった…。その分味わって食べますね。(まだ冷蔵庫の中で寝ています)


そのイベントの後、ダーリンのウクレレ友達が50歳の誕生日を迎えるということで、奥さまと一緒に合同誕生日会を企画され、私たちは招待されました。スウェーデンでは50歳に盛大なバースデーパーティをするのがポピュラーらしいです。他の友達のも招待を受けてたりするし。せっかくの素晴らしい機会、ここで着物を着なくては女がスタル!とばかりに朝から3回も帯の着付け練習をして夜のパーティに挑みました。ああ、私はすっかり太ったな〜。幸せ太りでもヤヴァイです。もう人の事いえない。私がアンパンマンになってしまいましたよ…。

二回に分けて送った荷物のうち、高級な着物が入ってる段ボールだけまだ届いてなくて(追跡して今週届くと判明)持ち合わせの中でのセレクトだったので、かなり着付けには苦労しました。結局ママンの昔の着物を着て行きましたが、丈も短く幅も狭くて、このままだと今回でタンスの肥やしになりそうな予感。痩せたとしても丈が微妙に短いんですよね。

ともあれ、初フォーマルの場。緊張しました。パーティはレンタル会場らしいのですが、行ってみてびっくり!コンサート会場ですか?!ってなくらいでかかった。最初ロビーが会場だと思ってたくらいです。(汗)だいたい70人くらいでした。子供も含めて。それに主催のお二人に子供2人でがっつり74人。結婚式でした。完全に。

で、このあとすっごいショッキングだったのは、座る席が決まっていたのですが、座席表を見ると、なんとダーリンと別れ別れに!!ワイ?なぜ?ヴァルフォール??まったく知らん人に囲まれて、スウェーデン語も英語すらも満足にできない小市民AYAさんに着物でどうしろと!??久しぶりに脇の下に汗かきました…うう。着物なのに。

ダーリンに言わせると「そんなのスウェーデンでは当たり前だから、AYAに前もって言っておくことも考えてなかった」とケロリ。おっさん!どうしてくれますか!このカップルセパレートシステムは、本当にスウェーデン(他の国ではわかりません)では普通で、逆に日本の結婚式の様に知り合いが固まって座ることはないそうです。ちょっと知ってるか、知らなかったけど知り合いの知り合いだし、話は合うです。みたいな自然さで、新しいお友達や新しい恋人を見つけるいい機会になっているようです。

まあ結果から言うと、かなり楽しめたんですけどね…。みんな親切で英語で話してくれたし、私の着物きれいね!素敵ね!とみんな褒めてくれたし。初めて実物を見たとは主役のお友達。席の周りの方々は、私のスウェーデン語の発音いいね!とかすごい話せるじゃん!とか褒めてくれました。ここで「いやいやまだまだだね」と言う人はいないと思いますがね…。

さらに隣の人はアメリカ人でした。久しぶりのアメリカ英語です。しかも私の英語の発音もいいねえ。アメリカ英語だね、と言ってくれました。スウェーデンはヨーロッパなんで、英語と言えばグレートブリテンです、基本。でも日本人はアメリカ英語を習うし、私もハワイで英語を勉強したので、発音はどうやらアメリカ英語のようです。自分で気がつかなかったので、ほほう、と。さらにうふふ…(はあと)と。嬉しかったっす。

ちなみにアメリカ英語はちゃんと「アメリカーンスカ」という名前がついてます。英語の辞書も「エンゲルスカ(イギリス英語)」と「アメリカーンスカ(アメリカ英語」の二種類があります。私は迷ったあげく、「ピンク色」の表紙が決め手でアメリカーンスカを購入。ダーリンに「辞書で一番大切なのは表紙の色だよね、やっぱ!!」と嫌みを言われてしまいました。悪かったね。(笑)

で、パーティ。
ちょっとした余興があって(もちろんスウェーデン語だからわかんないけど)、ダーリンもウクレレを他のウクレレ友達とともに弾きました。もうすぐユーツーブにアップされるでしょう。ダーリンは主役の友達に「ウクレレ弾いて」とリクエストされたのに「ごめ〜ん、練習する時間ないからできないな〜。でもウクレレだけは持って行くよ、一応ね」と軽く嘘をつき、4度のハード練習後にサプライズ本番に挑みました。かわいそうな主役のお友達。サプライズは最初ちょっぴり切ないですな。でも最後は一緒にウクレレ弾いてて、大層楽しかったようです。よかったね、ダーリン。

私は…というと、実は向かいの席の人が私のユーツーブビデオを見ていたらしく「なぜウクレレ弾かないの〜?」と何度も言われました。えー、着物だしい、飲んでるしい、ウクレレのチューニング違うしい。といいわけばかり。ウクレレ弾きます、と言っている以上、弾かないのは失礼に当たる気がしました。だって、社交辞令じゃなくて、本気でリクエストされてるんだもん…反省反省。今度は飲んでも振り袖があっても弾ける曲を用意しておきます。

最後はダンスパーティで、バンドの方が大音量でロケンロールを弾く中、ディスコチックにダンスダンス。お友達のお友達は50歳前後なので、申し訳ないけどちょっと踊り方がみんなかわいかった。特にダーリン。(笑)初めてダーリンがロケンロールで踊ってるところを見たんだけど、かわいかった!!あまりのかわいさに惚れ直したくらいです。(笑)
でも、私も着物でロケンロールだったので、自分で「いじわるばあさんみたいだな」とセルフつっこみをしながら踊りまくりました。大層楽しかったです。

でも、最後に帰る時が実は一番印象深かった。お向かいだった人が見送ってくれたのですが、その時に「いやね、今さっきAYAの着物についてディスカスしてたんだ」と。ディスカス?!何を論議していたのですか?

どうやらお太鼓(帯の後ろの結び目のところです)が大層不思議だったらしく

「そのバックパックはなんのためにあるの?」と。

バックパック!!バックパック!!!今でも思い出すとウケる。お太鼓のことを、何か入れておくパックと思ったようです。そのベルト(帯の事と思われ)はなんという名前なのかとか、赤ちゃんを背負う為とかなにか意味ががあるのか?と聞くので、適当に答えて置きましたが(私もお太鼓の歴史はわからんかったし)、びっくりしました。所変われば常識も変わる。わたしにとってお太鼓がなんのためにあるのかなんて今まで考えた事なかった。本当に面白い発見です。

というわけで、長いブログは今日はとりあえずここまで。時間があったら、日曜日に行った「ゴスロリフリマ」について書きたいところです。

2 件のコメント:

Yuko さんのコメント...

楽しく読ませていただきました。
YouTubeも拝見しました。ケーキ(!)ウクレレ素敵。

私も着物を着ていたときに、アメリカ人に、「そのバックパックは何?」と聞かれました。

Aya(UkuleleAya) さんのコメント...

Yukoさん、こんにちは。コメントありがとうございます!

バックパック発言はスウェーデン人だけじゃなかったんですね。貴重なコメントありがとうございます。

いつも長くて読みにくいですけど、これからもこのブログに遊びに来てくださいね。