2010年3月14日日曜日

海外で着物、考。


ここのところ、ダーリンが寝込んで会社を休んでいるので、一日中軟禁状態で二人してウクレレとかネットとかを楽しんでいます。

で、とうとうスウェーデン語のブログを作りました。グーグルのブログスポットドットコムは、同じメアドで違うブログを作れるのがいいです。いまだにカウンターつけられないけど…。いいお勉強になります。いいお友達作りの材料にもなればいいなと思います。スウェーデン語を読むのは難しいと思いますが(私も…)AYAさんが苦労しているスウェーデン語ってのはこんな感じなのかってのを体験してみてください。

AYA-Japanska i Sverige
http://ayajapanska.blogspot.com/

それより着物です。着物には、私にとって最大の課題の「サイズ問題」があります。着物はサイズがないと思っているあなた!!今の人の体型は昔の人のサイズとはだいぶ違うので、アンティークやリサイクルで古着の着物を買たり、親戚などからおさがりをもらう場合、着物が小さすぎて死活問題なんです。

つんつるてんになりやすいので、袖は何とか直すとして(とはいいつつ出せるだけの布があるかどうかとか、裏地もあるし本当にお直しは大変です)、問題は「おはしょり」です。(意味はぐぐってね)

どうもこのおはしょり、なしでもOKか、はたまたやっぱりぱりないと変に見えるのか。…私には変に見えてしまうんだな。悲しい日本人のさがかしら。でもおはしょりは、着崩れを防ぐ効果もあり、ただの飾りじゃないんですって。

着物オタクのオランダ人がアムステルダムにいると雑誌で読んだのですが、彼女はほとんどの着物をおはしょりなしで着ていました。でも彼女はブロンドだし、私の体型とは全然違うものな。でも彼女にはいつか会いたいです。ダーリンの妹さんがベルギーに住んでいるので、アムステルダムはそう遠くないらしく。(その距離感がよくわからん)いつか彼女に会いに行ってみたいです。あ、ちなみにおはしょりなしの着物は対丈(ついたけ)と呼ぶようです。日本語もまだまだ難しいですな。

で、私の場合、もらった着物はほとんどがぎりぎりおはしょりができるかできないかの瀬戸際なので、とっても悩んでおります。おはしょりをあまり気にせず着るか。おはしょりが作れるように着方を工夫するか。織り込んでいる布を出してリメイクor布を新たに足して胴継ぎするか。それとも布を足さずにおはしょりごと縫ってしまうか(5分で着られるように出来上がりの形に縫ってしまうらしい)。

海外ということで、かなり色々なことが制限されてくるから、最悪二つにちょんぎってしまって簡単に着られるようにしても文句は言われなさそうだけど、それじゃあ自分的に満足できないしぃ。着物もかわいそう。

ダーリンが何をそんなに悩んでいるんだと心配そうに聞くので「着物が小さいので縫わないといけないの」と言ったら

「何で大きくするのに“縫う”の?」

「普通縫ったら小さくなるでしょうが。」と。確かに。そこが着物のトリックなんだなー。

未来の義母にいただいた着物は、結局心苦しくも裁断し、脇からとった布を縫い合わせて「胴継ぎ」をし、無事手術完了しました。写真の着物です。まさに“縫った”だけという、とっても男らしい仕上がりです。(笑)

長襦袢が間に合わなかったので、タートルネックで。さらにどさんこ風のニットの羽織は、ママンのおさがり。まあ、着物デビューした話は、また後日。さらにスウェーデンで買った布で帯を作った話もまた後日。

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