2010年3月23日火曜日

勢い余って、帯作り。


ミシンでががっと。もちろん中にいれる帯芯がないので、適当に固さのある生地(ディーパックに使うような生地)を入れています。アイロンかけても溶けなかったので(笑)よしとしましょう。リバーシブルです。しかもつけ帯も!

生地はスウェーデンで調達。街の個人でやってる小さな生地屋さん(ジンケンスタン近く)でも、そこかしこにスウェーデンの有名なファブリック会社のおされな生地が山になって売られています。コーフンするよね。
だいたい金額は1メートル100クローネ〜300クローネ。ですが、こちらの生地は基本の幅が140センチあるので、何となくお得な気がします。日本だとだいたい90センチくらいですものね。

ちなみに、このお店で2回店員に間違われました。一人目は多分日本人だったと思うのですが…英語で受け答えして何か不思議。裁縫好きならお友達になりたかったなあ。また会えるかしら?もうひとりは「上着も鞄もなくメモを書いていたから、てっきり!」と、英語で。確かに鞄も上着も置きっぱで、気合い入れすぎな格好でしたね。うふ。

で、日本で買った「七緒」という着物雑誌を参考にして帯を作りましたが、正直言って寸法を間違えた。ワインを飲みながら、例によって暗い部屋の中でやったからかもしれないけど、「七緒」の半幅帯の作り方の説明は、すごく分かりにくかった!!おかげで縫い代ぶんのないまま生地を切ってしまい、どうしようもない状態に。すっごく「いらっ」としたけど、確かによく読めばちゃんと「縫い代も作ってね」って書いてあるところには書いてあるし、私も帯の幅を最初から知っていれば「え?小さくない?」って疑問に思う事もできたので、仕方ない。イライラは、するっとアセンションして(やり方覚えてる?)、できる限りのことをして帯に仕上げました。

でも、また生地を買い直すのはすごくもったいなかったので(139クローネ(1,800円!!)無職には高すぎっ!)なくなくお太鼓部分の継ぎ目を許しました。でも出来上がり幅17センチと2センチも広げたし、模様をちゃんと継いだからあんまり目立たないし、他の場所は全部隠れるところで継いだし、これなら「木綿」の格付けで着られるところには着ていけそうです。気にしない、気にしない。
なにより、スウェーデンらしいトナカイの柄がすっごく気に入ってます!!裏側はリサイクルショップで買ったカーテン。(笑)カーテンは2枚セットで50クローネ(650円くらい)ちょっぴり60年代風の温かなサイケ柄。


ここへきて、カーテン生地は着物にいろいろ使えると気づきます。
家のカーテンのデザインがとっても気に入っていて、ずっとこのカーテン生地の余りをテーブルクロスとしても使っています。しかし…

着物になりそうなスウェーデンのおされなファブリックはないもんかとネットで検索していたら。テーブルにひいてガンガンに日に当てているこの写真のカーテンこそ、スウェーデンで有名なテキスタイルの会社「ブロース(Boras)」社(よくボラスと書いてあるがスウェーデン語読みはブロースです)の生地でした。日本での販売金額はメーター4,515円…。こっちでは消費税が高いのでもっと値段は高いです。今まで使った中で一番高いテーブルカバーかもしれない。うう。

私が高校生のときの先生はよく貧乏話をしていたのですが、大学の卒業式に着て行くドレスをカーテンで縫って、しかもまたカーテンに戻したと言っていました。そのときは「カーテンでドレスを作るとは、ごわごわするではないかのう?」と思っていたのですが…。20年後、まさかそれをここスウェーデンでやろうとしているとは、まさか自分でも想像できなかったのう。

もう少し「素材」の知識を得て、リネンとかリネンコットンとかで、一度単衣の着物を作ってみようと思っています。もちろんブロースのカーテンはダーリンに怒られるからそのままで、ね…。

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