2014年9月30日火曜日

チャガで3mm松果体を何とかしたい。



今までに、チャガのことをこのブログで書いたことはあったか?覚えはないけど、もし同じ事書いてたらごめんね♡でも今回のブログはあくまで書き下ろしー。

さて、私の大好きなサイト「本山よろず屋本舗」に、以前「体にいい」「松果体の成長を助ける」みたいな感じ(←うろ覚え)で載ってて興味を持ったのが「チャガ」なるもの。

チャーガとも言うらしいけど、私はチャガって言ってる。これはキノコ。日本の名前だと「樺の穴茸」というらしい。白樺の樺の節に寄生するキノコ「樺の穴茸」。誤解がなければその名の通りだ。昔でいうとアガリクスみたいなもの?紅茶キノコみたいなもの?菌だし。免疫力をあげたり、癌や腫瘍にも効くらしい。

私のそのチャガのことをサイトで読み、北海道とかロシアで採れる日本ではかなり高価なものである事を知る。ん?白樺とな?

スウェーデンは、光り輝く白樺の国である。多分もっとも多い木は白樺だと思う。日本の実家にもあったが、影になると切ってしまった。ああ、北欧ほっこり好きな女子に人気のアイテム、白樺。

そのチャガなるものの写真をネットでいくつかプリントアウトし、近所の森に自転車で探しにいってみた。すると、あるある。写真と同じ感じのもの。

これはキノコといいつつ、キノコの形をしていない。白樺の節に寄生し、白樺の栄養を吸いながら成長し、寄生した白樺が死ぬと同時に自分も死ぬというキノコ。うーん。耽美ですね。(笑)見た目は完全に茶色い木のコブだけど。

このキノコは固い。まず素手ではとれない。ノミとトンカチでカンコン削り取っていく。それを乾燥させると、コルクの様に軽くなる。中は黄土色で結構キレイかも。これを細かく粉にしてもいいし、ブロックのまま茹でてそれをお茶にして飲む。

味もいい。私はなんかの薄いブレンドティーみたいだと思った。キノコ茶のイメージらしからぬ味で、くせがない。ぐいぐい飲める。麦茶感覚。これで私の3mm松果体が少しでも一般人並(8mm)に近づけるのなら安いもんよ!!

森でもさすがにあちこちにあるわけじゃない。でも、あるところにはある。探すのは散歩がてらにいい運動だ。しかし、一度採ると、このキノコは成長がめちゃくちゃ遅いので、もうその場所からは取れない。採取時は注意しないといけない。過剰な大量摂取はよくないわ!びし!!

しかし、今年から考えが変わった。前からチャガのある場所をチェックして写真と地図を保管していた。んでもって、今年日本帰国時に色んな人にあげたので、また採ろうと思ってその場所へ行くと、ない。その木自体がない。いったいどこへ?

チャガは、森林の管理会社的には「白樺の病気」と捉えられている。チャガが成長すると、白樺が枯れる。枯れ木は立ってるといつ倒れてくるか分からなくて危ないし、病気が他の木に移るのを防ぐ為に、どうやら伐採されたようなのだ。切り株だけが残ってた。

これにはまいった。大きくなるの待ってたら、全部なくなっちゃう!「切る時にお電話ください」とか電話番号を貼っとくわけにもいかないし(笑)
とにかく、これはヤバイな…と言う感じ。ただでさえ、最近スウェーデン人でも狙ってる人がいると噂に聞いて焦っていたのに!

まあそこは住宅街の近くだったので多分管理されて伐採されたのだが、森に行けば「基本は放置」なんで道をまたいで倒れた木以外は全てそのまま。なので見つけたチャガは、他の人間が採っていなければ、そこで成長し続けるというわけだ。でも見つけたら即採取に主義変更したから、ある日突然消えることはないだろう。

あとは、その森を散歩するだけのエネルギーがあればいい。いいリハビリになる。でも商売にはならないと思う。天然の物だし、菌だしね。

だから私は気に入った人や仲良くしてる人、家族にあげるだけ。説明しながらあげるから、猫に小判状態かもしれない。喉から手が出るほど欲しい人には、キロ単位で良質の(チェック済み)チャガが採れるなんて夢のようかもしれないけど。

楽しいキノコ狩りの延長として、ずっと続けたいチャガ狩り。でもこれは他の季節限定のキノコと違って一年中採る事が出来るから、ぜひ北欧にお越しの際にはノミとトンカチをお忘れなく♪ストックホルム周辺の森でも、こんな感じできっと見つかるよ。

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