2013年3月11日月曜日

貧乏臭い犯罪。


先日、友人に誘われてあるシアターを見た。
その話は別に普通に感動したって話なので割愛するが、そのあとにバーで一杯ビールを飲んだ。カウンターでビールを買って、その場で支払ったのだが、350mlにしては高いなと思っていた。

私はただこのビールとしか言わなかったので自動的に出て来たビールのサイズを気にしていなかったし、旦那以外の人とバーに行く事も今までなかったので、言われるがママにお金を払い、350mlのビールを楽しんだ。だが。

朝、どうしても納得いかなくてレシートを見たら、案の定、大と書いてある。
やられた。代金をごまかされたのだ。間違えたのではない。なぜなら二人とも同じ金額を払ったし、そのウェイターも金額をちゃんと口にしたのだ。ビールを私に渡しながら。
なんとも貧乏臭いごまかし方であった。


スウェーデンに住んでいる人でも、よくスリや置き引きにあうと言う。
私は今まで、どこでも物を盗まれる経験をしたことがないのだが、話を聞くと納得する。

みんなやけに自分のバッグや財布に神経を使わない。
バッグに財布をひもで結んでいたり、必ずジッパーの付いているバッグを使ったり、リュックを使う時は大きな固い素材のバッグを入れて、その袋をまたリュックの中に安全ピンでとめておく…といったことをしていないようだ。

だから、私は「自分の犯罪対策は間違ってない」とたかをくくっていたのだが、甘かった。

人間は人間しか騙さない。人間しかお金を持っていないから。
あのとき女二人で店に入ったので、バカにされたのだろう。そっちの手口には警戒が薄かった…。
Globenにあるギリシャレストランは気をつけた方がいい。

しかも、その店でタクシーを呼んでくれと頼んだのだが、「友達のタクシーを呼んだ」という。おいおい電車で帰るより危ないじゃねーか!!でもこっそりのぞいたらちゃんと正規の「ストックホルムタクシー」だったし、女性の運転手だったと聞いてとりあえず安心。でも気が抜けない。

暗い道を一人で歩かない。
危ない地域は昼でも行かない。
チャック付きショルダーバッグは前に持ち、財布や貴重品はひもでバッグに結んでおく。
椅子に座ったら、バッグを腕に回すかお尻に敷くか(背中ではだめ)、椅子の背に持って行かれない様にカラビナでくくりつけておく。
勿論席取りのために貴重品を置きっぱなしにしない。
ベビーカーに貴重品を置かない。

レシートは必ず見る(払い終えてからゆっくりでいい)。
タクシーは電話で呼ぶ、道を走っているのを拾わない。

それでも新しい手口は「騙された方が悪い」がごとく出てくるのであろう。
いったい神様とやらの道徳心はどうなっているのか一度聞いてみたい。

さらに一度でいいから、「騙された!警察を呼ぶぞ!」とさんざん暴れて、謝罪の代わりにビールをタダにしてもらってみたい。めんどくさい人になるのがポイントだ。絶対着物じゃ無理なんだけど(笑)

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