2010年2月23日火曜日

スケートデビュー!!



写真が二枚投稿できることがわかった遅咲きAYAさんです。こんにちは。

さて、週末から続く雪で、ストックホルムの交通機関はだいぶ乱れております。そんなに積もってないんだけどね。地下鉄も、外に出る駅の手前の駅までで折り返し運転とのことで、私たちの家の前の道路では、赤いバスが満員の人を乗せて行ったり行ったりしています。ダーリンは隣の駅まで歩いて昨日今日と会社に行きました。さて、私は…。

スケートデビュー!!ひゃっほー!!
念願かなってスケートデビューですよ、奥さん!!何とも爽快でございますよ!!午前中に滑ったときは、雪で色んな溝に気づかず、うっかりはまって何度もひっくり返っていましたが、写真の中の…見えますか?スケートリンク除雪車を。このおかげで快適スケート日和に。月曜のこの日はたまたま天気がよくて日差しを浴びましたが、これでも気温マイナス13度ですよ。なまら溶けねえ。朝はマイナス21度だったので、ちょっぴり暖かくなって滑りやすかったかな。

除雪車が来たあとは、より滑りやすく、より溝が見えやすくなり、転ぶこともなく合計6週くらいしました。もうぐったりね。だんだん手が汗で湿ってくるんで手袋を脱ぐんだけど、そうすると手から蒸気が立ち上り、あっという間に耐えられないほど冷たくなってあわてて手袋をつける…の繰り返し。ipodを聞きながら歌ってすべるのは本気で疲れるので、聞くだけでときどき合いの手をいれるだけにして。それってそうとう体力使うのと、ドン引きされます。(笑)

ダーリンにその話をすると、たぶんスウェーデン人だけでなくって、日本人でも引くと思うよ、と言ってくれました。そんなダーリンが大好き。(はあと)

途中ベンチでスケート仲間(?)と話をし、リンク上では「がんばれ!」と応援される始末。いったいどこでそんな言葉を覚えるんでしょうかね?写真の自転車はそのおじさんのです。なかなかレトロないい自転車です。さらにおじさんは除雪車が来る前、派手に転んでエフワードクラック!!って言ってました。キタナイ言葉を使わないでちょーよ。


肝心の新品スケートシューズは、まだなれないせいか、かなり足首が痛かった。まだ重心がうまくとれない感じ。この靴はかかとが自由に動く「つま先だけジョイントタイプ」で、同じ靴でクロスカントリースキーもできる模様。もう少しバーゲンで安くなったら、スキー板もそ買おうと思っています。出費がかさみますね。でも楽しむために人は生まれてきたのよ。死んでから、たくさんの貯金がタンスから出てくるおばあちゃんにはなりたくないわさ。

まあ、とにかく疲れました。遊びつかれてぐっすり眠るなんて、本当ダーリンには申し訳ないけど贅沢なひととき。その分昨夜は「ためしてがってん」で見た絶品ハンバーグの作り方でハンバーグを作りました。自分で「デリシャス!!」と満足しつつ(笑われた)ダーリンにも喜んでもらえてよかったよかった。

この雪じゃもう少し荷物が届くのはあとになりそうだけど、それまではスケートを楽しみたいと思います。今日は除雪車来るかな~。今日も来てくれないと、全然溝が見えないんだけどな~。

2010年2月21日日曜日

初週末は、スミレ味。


今日は日曜日。ハードな雪で舌を巻いている日曜日。電車も地下鉄もバスもかなりエマージェンシーだった日曜日。あ、もちろん車の運転も。

でも、がんばって今日スポーツショップに行きました。日が照ってるときにダーリンをだまして外に連れ出し、スケートと靴を買いました。
スピードスケート用に近い、靴とスケートが離れるタイプのやつです。
明日は!明日こそは!絶対絶対スケート!!!
でも、スケートコーナーの一角には「他の人が湖に落ちたときに助けるロープ」と、「自分が湖に落ちた場合に自力で氷上に這い上がるためのスティック」が売っていました。ほんのり自己責任の香りがする怖いお助けグッズです。買わなかったけど。

さてさて、スウェーデンに帰って(?)きて、何より楽しみだったのは、スウェーデンの食べ物。
特に、私はこのスミレ味のアイスクリームが大好き。
私はスミレの花を食べたことがないんだけど、このアイスクリームはスミレ味。こういう場合、何を持ってスミレ味と認識するんでしょうか?人間は。例えばどんな味でもにおいが似ていれば、それと認識してしまうんでしょーか?人間は。においと味の違い、よくわかりません。ただ感じるだけです。だっておいしいんだもん。

…ともあれ、一生懸命ダーリンをさらに太らすのに夢中(はあと)
本当は結構ハードはダイエットを二人でしたいんだけど、仕事してる人にはちょいと難しいかなあ…。

もとい。今日はさらにチリチョコレートというアイスクリームも試しました。
チョコレートアイスクリームなのに、なぜか辛い。うーん。どういう感覚なんだろうか、こやつらは?と思っていたら、
結構チリチョコレートってのはポピュラーで、ダーリンは「アイスクリームは初めて」とのことでした。人間なんぼでも初めてが体験できるもんよ。気持ちさえあればよぅ。

さて、To-Do-List。ネットですでに在留届は提出。アーランダ空港で書くはずだった別送品の申告カードはことごとくわけわかめのまま自宅へ来てしまったので仕方なく無視。(ダーリンと一緒に探したが、カウンターも紙も何も見つけられなかった)あと数日でスウェーデンのパーソナルナンバーを手に入れたあと、日本人会への参加申し込み、スウェーデン語の学校の申し込み、さらにたぶんSAL便(1~2週間で届く)で愛しのマックちゃんとお土産と冬の洋服が届き、ダーリンの両親とも会いと、ちょっとは忙しくなるかな。

それまでは、もうちょっとだけ雪のストックホルムを楽しもうと思います。ビバ!ゴートゥースケートっ!!!

2010年2月17日水曜日

着。


とりあえず無事です。いっちょ前に、まったりコーヒーなどを飲んでおります。

写真は近くの大きい湖。湖面上から撮っております。結構厳しい暗さですが、気分的にはるんるんでございます。


乾燥のきつい飛行機を何とか耐え、無事にアーランダ空港に着きました。別送品で送った荷物に何か書類を提出すべきだった気がしたのですが、空港内では税関カウンターも発見できず、結局人に聞いても分からず、何もせず家に帰ってしまいました。なんかネットで見た情報と違うなーなどと戸惑いつつ。


まだ時差ぼけは直らないが仕方ない。このままこのまま。何かしたって結局なるようにしかならないものね。


で、スケート。スケートですよ。私の第二の目的は!!スケートがしたくてたまらなかった。家の近くには小さい湖もあって、そこはブルドーザーが来て湖の氷を平らにしてくれてるのだ。そこは平日はほとんど誰もいないので、貸切状態!!リンクもたぶん東京ドーム分くらいはあると思う。そこをさささーと滑りたいわけですよ!!それだけをとりあえずの楽しみに、寒いスウェーデンに行くモチベーションを高めていたわけです。


早速昨日スポーツ用品店に行ったけど、なんとなく中途半端な品揃えと、めんどうくさいサイズ表示。うまく説明できないけど、私はどこの国に行っても常識以外のものを求めたがるのね。と感じたです…。


いまだフィギュアスケート靴にするか、スピードスケート靴にするのか決めてないし、品揃えもよくわかんないし、結局週末、本気探しする予定。早くしないと氷がとけちゃうもん!!まだ来ないで春!!


そういえば、スウェーデンの新聞に浅田真央ちゃんを見かけました。調べて見ると、フィギュアの話じゃなくって、どうも彼女の飼っている犬の名前がマスタードとケチャップに決まったみたいなことが彼女の氷上の写真入で紹介されてて、ちょび驚いた。どうでもいいことを知りたがるコーナーなのですが、「ユニーク」のレベルが若干低いような…。まおいいや。なんてな。


外は雪。家はぽかぽか。五輪花盛り。そう、私はまだ暖炉で燃やすだけの悲しみは持ち合わせていない。

2010年2月11日木曜日

イライラ気分もスルッとアセンション(はあと)


荷物の整理がまだつかなくて、困惑気味。どれが2〜3ヶ月先に着いてもOKか、どれなら2週間は我慢できるか、どれこそ一緒に持っていくべきか。頭の中がもじゃもじゃあじゃ。


ここへ来て、偶然私がハワイに行く時にパパンにもらった置き手紙が出て来ちゃった。


それがねえ。何かねえ。


忙しさにかまけて、感傷に浸る時間もなかったので不意打ちだった。今回のことで、初めての涙。もちろん、ちょびっとだけだかんね!!ささ、もうこの話はおしまい。


で、アセンション。

今日はおでかけしました。その前にかねてから欲しかった「柴咲コウの前髪」を作りに、1000円カットの店にいったのさ。

私、最近の美容室価格を知らなくて驚いた。前髪ごときに5,000円も払いたくないなと思ったので、近所の1,000円カットの店に入ったが、そこがなぜか1,000円カットのお店なのにパンクな店で、どうも店員もぱっとしない。

「てっぺんから持ってくる前髪を重めに作ってください」と言っただけだったのが悪かったのか、出来上がりはどう見てもトムキャット。自分を見て懐かしくなるってどうよ。ここでちゃんと言わないとあとあと後悔すると思ったので、後に3人も待っているのに「もう少し…」とリクエストしたが、結果にはどうしても満足できなかった。


ぷりぷりして1000円もったいなかったと思いつつ電車にのったが、改札の前には自動改札が苦手そうなおばさまが。そのおばさまを「ち」と言いつつ避けて隣の改札に入ったお姉ちゃんも、ピンコンと改札を塞がれ前に進めない。そのお姉ちゃんを「もー」と思いながら避けつつさらにその隣の改札にさっと入ろうとした私は、後ろから来たおじさんの道を塞いでしまう。しかもその時瞬間私の傘の先が当たったような。そうでもないような。


見事な負の連鎖で、ハッと冷静になってしまいました。ここで、私の機嫌が普通だったら、おばさまやお姉ちゃんを避けたりせずに待っていただろうに。前髪がトムキャットだったために、誰かにイラッとした人にイラッとさせられ、さらに誰かをイラッとさせてしまった。なんということだ。


冷静になれば、そもそも1,000円で柴咲コウになろうなんて調子よすぎるし、店の特色もパンクなんだから、トムキャットになっても十分不思議ではないわけで。そこに腹をたてても、自分の店の選択が間違っていただけで、もともとは自分のせいなわけだ。それなのに人からもらったイライラの連鎖を止められず、新たにイラッとした人を作ってしまったわけだ。ううむ。


車内で一生懸命考えた。一瞬にしてイラッとしてしまうのは仕方がない。そもそも私は午前中は人間以下のイライラ獣で、前の会社の上司でさえ私には午前中に声をかけないと豪語されたほどである。仕方ないの。人間だもの。人間以下から人間になる時間が必要なの、人間には。この場合は時間とコーヒーが解決してくれたが、一瞬にしてイラッとしてしまった場合、それをまた同じ様に一瞬にしてスキッとしてしまう方法はないものかと考えた。


もし一瞬にしてスキッとしてしまえば、負の連鎖を自分のとこで止められるのよ。小学校の時ハヤった不幸の手紙みたいに。あれは全部私のところで止めてた。めんどくって、不幸丸かぶり(笑)


はて、今マイブームの「迷ってないで〜!」なキャンディはどうか?でも物に頼るとそれがなかった場合にもっとイラッとしてしまうので却下。道具も要らず、気持ちの切り替えだけでスキッとできないものか。例えばちょっと変なポーズとか。宇宙刑事ギャバンの変身スタイルで「イライラからスキッと蒸着!」なんてな。


それか、セラームーンみたいに「月に代わってイライラにお仕置きよ!」なんていいかも。今は「悪いの悪いの飛んでいけ〜!」のプリキュアか。ま、そこはどうでもいいや。


こうしてみると、子供の頃テレビを見ていた時にはどうしても不必要に思えた変身シーンやポージングも、一つの気持ちの切り替えとして重要でしかもバッチリそれが有効なのだと思えてくる。なかなか悟るね〜38歳で。(笑)


というわけで、ちょっとポージングを考えてみます。できれば気功っぽいのを取り入れて、足元か頭の上からスポーンとイライラが抜けるような感じがいいですな。台詞も欲しいところです。「イライラ気分もスルッとアセンション(はあと)」こんな感じでどうですか。ああ、だめですか。そうですか。


とにもかくにも、今度試してみます。うまく行けば、タカラトミーからソフビ人形か海洋堂からフィギュア出るかも。トムキャット戦士・ウクレレAYAさん(笑)マクロスのリンミンメイと違い、あまりのウクレレのヘタさに戦意喪失ってのが得意技っス。


…ああ、こんなブログがさりげなく日本最後の日ですよ。相変わらず写真と内容が一致していませんが、次回からはタイトルも変わります。(都市名だけね)私がスウェーデン行っても、何とかついて来てくださいね…。では行ってきま〜す!

2010年2月9日火曜日

非戦略物資と着物。


日本にいるのもあと5日となった。ああ。


こんな時期に限って、いろんな問題が浮上してきて私を悩ませる。ストレスでまた体重が増えてきちゃったよ、まったく。


皆さん、パソコンを海外に持っていくのってすごく大変なの知ってました?

私なんかネットで調べて普通に送れるんだ〜と思って郵便局に「パソコン送るんで取りに来て」と気軽に頼みに言ったら「パソコンは送れませんYO〜」だと。なにい!!


そんなの聞いてない。どうしよう。諦める?いやいやもったいないぜ、せっかくのi Macが!なんとなくアプルのカスタマーセンターに電話してみたら、送れるが何か添付しないといけないとか言っておる。

「戦略物資 該非判定リスト」 作成依頼書とやらを書けと。これは輸出貨物(マック)の用途が大量破壊兵器等の開発等に使用されるおそれがないことを証明する紙らしい。えええ!!


マックは大量破壊兵器の開発に使えないんですか。ああ、そうですか。それはよかったです。ぎりぎりその用紙を送ってもらえそうで、出発前日にSAL便の別送品扱いにて郵送予定。この「別送品」だって、前回船便で送った3個の段ボールに「Unaccompanied Baggage」なんて書かなかったから、関税取られちゃうかも。うえーん。


知らない事が多くて、おっかなびっくり毎日を過ごしています。やり忘れた事をいつ思い出すかとドキドキして緊張している状態。精神的によくないっすね。スウェーデンに行ったあともやるべきことがたくさんあるので、この緊張感は暫くは続くでしょう。うーん。しんどい。こういう時に見る夢はヘミシンクにつながってそうな淡い期待だけが唯一の救い。


非戦略物資の他には、着物を詰めたりしています。

そーなんですよ。私、ここへきて着物にはまっちゃったんです!!やっばい!!


叔母が着物関係の仕事をしていて「せっかく海外に行くなら日本の民族衣装を!」と言って、それはそれはお高い訪問着を仕立ててくださったのです。しかもスウェーデンじゃだれも着せてくれる人はいないということで、着付けを教わっていました。浴衣なら経験もあるし一人で着られるけど、着物となると話は別。汗をかきかき着物と帯と格闘すること6回。なんとか形にはなりました。でもまだ着物着て外出してないので着崩れた時の対処とかできないなー。


で、自分でちゃんと着物が着られる様になると、がぜんもっと着物を着たくなる。んでもって親の箪笥をホジクリ返して色々見てみれば、着られないこともないのがちらほら。ほほう!…と、いまさら着物にコーフンしちゃうのは、海外で着る着物はコスプレ感覚で見てるのかなと自己分析。たぶん日本にいたら、ブームはもうちょい後だったかもしれないのう。それに着付けのきっかけも海外にいくからこそであって「もっと早くからやってれば、うんぬんかんぬん」的な話は無意味なんであってですね。


私は昔からテスト前に部屋の模様替えをしてきた女なんで、今回もそれに近いものがあるのよきっと。現実を見ないまま、スウェーデンで忘れ物をたらふく思い出すAYAさんを想像するがいいさ!!

2010年1月28日木曜日

いいものを見つけました。

FOTO: MIKAEL LÖF, VÄRMDÖ, STOCKHOLM


スウェーデンに行ったら、スカイプしか有効な通信手段はないと思ってましたが、これは使えそうです。


http://www.geteazy.com/mltel/index.html


TOHO無料国際電話。つながる間に流れるCMもなく、電話料金は、国内電話料金だけだそうです。

アクセスポイントがいくつかあるのと、日本のケータイからも電話できるとのこと。

数少ない利用可能国にスウェーデンが入ってました。きゃぴ。

スウェーデンの携帯へはまだかけることはできないみたいですが、自宅の固定電話ならOKです。

自宅の電話番号を知りたい方は、知り合いならば教えますよ。


気軽に電話できるっていいですね。

本当は、今は国際電話もとっても安くなっていて、1分40〜90円くらいのようです。

契約電話会社しだいでは、アクセスポイントにかける方が高かったりする場合もあるかも。

でも、これは「気持ち」の問題で、少なくとも年取った親や親戚が「東京に電話する金額と同じならかけやすいな〜」と気軽に電話してくれることの方が大事なわけで。


スカイプできない人でも、これは使えそうです。

ただこれ、スウェーデンから日本に無料電話…はできないそうで。あ〜あ。


今日は、初めて郵便屋さんに集荷にきてもらい、船便で3箱荷物を送りました。20キロ未満がマックスでしたが、3箱とも19.93キロ前後で、まあよくがんばって詰めたわな、という感じです。スウェーデンで待ち受ける彼は「玄関まで持って来てくれるのかな〜」と不安そうですが、そこを不安がるとは、お国が違えばサービスも違うということを気づかされます。大丈夫。玄関まで届けてくれるとのことでした。


しめて3万750円。うう。あと2〜3箱は送りたいので、あと約3万円はかかります。

でも引越と思えばそんなに高くはないかもな〜と自分を説得して、がんばって荷物ツメツメしますよ。


出発まであと17日間。日本の温かい冬を楽しみます。

写真は、スウェーデンのお天気サイトから録ったストックホルムの雪景色。

いいね〜。例え-11度でも。

2010年1月19日火曜日

燃えかすのような広告家魂。

あけましておめでとうございます。

ながながと弁解させていただくと、ひとつ、彼の来日中は忙しくてメールチェックどころかパソコンも触れなかったこと。さらに親戚の死去で彼に初めてのおつかいならぬ初めてのお葬式を体験させたこと。実家にしばらく滞在しなければならなかったこと。帰って来たあと、インフルエンザにかかったこと。はい、おわり。


筋肉痛はお引越の準備の疲れじゃなかっただな。どこからもらってきたのやら。ここでかなりブログ継続が危ぶまれたのですが、このインフルエンザで寝込んでた最中、とっても気になるCMが目につき始めた。


「どんな野菜もへっちゃらさ!ママがおいしくしてあげる〜クリームシチューで、好きな野菜が増えますように~」


どこのCMとは言わぬが、このCMを見て私は違和感を感じた。通常CMとは15秒、30秒なりとも大金をかけて作っている以上、ひとつひとつの動作、ことば、全てに意味付けがなされている。


昔はタバコのCMも放映されていたが、ある女性向けメンソールのCMで、タバコを吸っているシーンは一瞬たりとも出てこぬが(あまりにダイレクトなので)、女性が細長いペンを口元にあてて何か考え込んでいるシーンというのがあった。これはまぎれもなく「タバコ」を連想させるものであり、効果があるかないかは解らぬが少しでもサブリミナル効果的なものを狙っているものと思われる。


これほどまでにも神経を使って作っているCMだからこそ、あのシチューのCMが不思議に見えて仕方がない。何とはない、男の子がママの持つスーパーの買い物かごからほうれんそうを出し「どんな野菜もへっちゃらさ!」という。するとママは「ママがおいしくしてあげる」といいつつ、そのほうれん草をかごに戻す。さらに「クリームシチューで、好きな野菜が増えますように~」と続き、二人でおいしいシチューを食べているというありきたりな絵ではあるが…。


まず、なぜ「どんな野菜もへっちゃらさ!」といいつつママの買い物かごからほうれん草を出すのか。設定では男の子はほうれん草がちょっぴり苦手と思われる。たとえそういう設定ならば、彼はママを手伝って売り場に積まれたほうれん草から一束をママのかごに入れながらそのセリフを言うべきではないのか。


さらにママが怪しい。西田ひかるはあんな怪しいキャラクターだったか。設定では優しいママ風であると想像できるが、なにせ歌が怖い。キーも怖い。さらに食卓設定は特に激しい意見交換がなされたと思われるが、一人っ子の男の子とママだけである。パパの気配がない。特に「寒い季節の定番メニュー、シチューは家族そろって食べよう」的な啓蒙CMも兼ねたいという意向があってもおかしくないのだが、なにせ画面も暗い。私にはこのCMは「執拗に息子を可愛がり、夫・彼氏代わりにしているアダルトチルドレンのシングルママ」にしか見えない。


うがった見方だということは十分承知しているが、うざいくらいにナンバーワンを打ち出す「のどごし生」の方がよっぽど明快である。ちなみにこの発泡酒は何から出来ているか皆さんご存知で買っているか?答えは大豆。もはや麦も使っていない。偽ビールすらない飲み物が売り上げナンバーワンなのだ。すでにアルコールの原料はいよいよ麦から大豆に変えた方がいいんじゃないかくらいな…とここで戻る。


私がシチューのCMの異様さに気づいてから少なくとも5回は見た。ほうれん草をどこから持ち上げたかもちゃんとチェックした。しかし妙である。ここで恒例の俯瞰大作戦を使って他の見方を考えてみた。このCMをパパが録っているとしたらどうだろう?


息子はパパにほうれん草も食べられる事を自慢し、妻と息子が食事しているところをビデオに録っている…まあこれはないな。もしこれを意図しているとしたら、それをまたそのCMの中で表現するからだ。例えば録画中の点滅であったり、「パパ!」とカメラに呼びかかるシーンがあったり、少なくともカメラ目線になる瞬間があるはずだ。しかしそれもない。いったいどういうことなのか。


もしかして、私が感じた「執拗に息子を可愛がり、夫・彼氏代わりにしているアダルトチルドレンのシングルママ」そのものをコンセプトとして作られたCMではないのか?少なくともこの設定の場合、「二段熟カレー」のように元気な娘ではなく、ちょいひ弱な息子でなければいけないし、最近はシングルマザーも多い上、会社の市場調査では父親と食卓を囲める家庭がよっぽど少ないため、より多くの共感を得るために、リアルな家族設定でなくてはいけなかったのかもしれない。


リアルであればあるほど、その異様さが目についてしまう…。ああ、燃えかすのような広告家魂が、このブログを書かせてしまいました。他の人はそれほどCMなんて意識してみてないと思うけど、CMはその瞬間の世相がよく映し出されますからの…。他の見方、ありますかね?もしかしてシリーズかもしれないし。


もうひとつ気になったのは、「ティカロのキシリクリスタル」のキャンディのCM。


この飴、マジうまいんすよ。実は私も知らなかったが、スウェーデン人の彼の甥っ子が「以前にもらったのだが旨かった」というので「バニラミント味のキャンディ」というのをおみやげにリクエストしてきた。そんなものはなかったので、ネットで検索してひっかかったこのティカロのキシリクリスタル「ミルクミント味」を試しに買ってみたら、すっごくうまい!!こりゃたまげた!!いつのまに飴はここまで進化したのか!!と腰を抜かすくらい。


で、結局甥っ子へのおみやげプラス彼氏自身のおみやげプラス私の分で、合計20袋くらい買ったが、それでも足りない。すっかりスウェーデン人にモテモテのキャンディなのだが、日本ではコンビニでも買えるので「私が海外に行ってた間に有名になったのかな?」などと浦島太郎ぶっていたら、先日このキャンディのCMが流れてびっくり!!


今は時の人、真矢みき嬢がスーパーのレジ係に扮して「おいしいのよ〜!!」とかなんとか叫んでいるCMなのだが、先入観なしに私が持った現物のイメージからこれほどかけ離れたCMはないなと、ついギネス申請したくなる代物だ。しかも食べたことない人が「ミントと牛乳?!B級グルメ的掛け合わせだな〜」などと敬遠しがちなイメージを補ってあげるべきところを、真矢嬢、レジ係ですべっちゃった。ああ。


しかも、このCMはちょっと前から何回か見た事があったのだが、まさかこのキャンディのCMだったとは、全く気づかなかった。あまりに商品特性とかけ離れすぎている。インパクトはあったが、それが商品と結びつかなければ、実力のある商品が逆にかわいそうだ。


最近はCMの作り方が変わったと思う。時代の流れプラス急な経済悪化もあるのだと思うが、それこそ糸井が君臨してた時代あたりからずっと広告業界にいた人なんかはどう思うんだろう?もう皆管理職で制作には関わんないか。定年ってのもあるし。


私の永遠の師匠、グレイ大広…おっと今はグレイ ワールドワイドの添田正義 師匠なぞ、なんて言いますか…。…っと、よく見たらティカロの親玉キャドバリージャパンはグレイ ワールドワイドのクライアントじゃあ〜りませんか!!


と、おあとがよろしいようで。ててんてん。